この青空に約束を ~ようこそつぐみ寮へ~ 第02話 「沢城凛奈(後編)」
今回は前回に引き続き凛奈のエピソードの後編が描かれます。
サブタイトルからも分かるように、この作品ではメインとなるヒロインを順番に
交代させていきながら各ヒロインのエピソードを描く方式を取っています。
他の美少女ゲーム原作のアニメではアマガミやヨスガノソラなども同じですね。
つぐみ寮の寮生達が何とか凛奈と親しくなろうと声をかけたりしてあげていました。
しかしながら、凛奈の態度は冷たいままでなかなか心を通わせようとはしません。
さらに学校には遅刻するし、授業もサボるように出ていくし、まるで問題児ですわ。
こういう気難しい女の子と仲良くするのは難しそうな感じもします(汗)
そういうわけで、航達が凛奈と親しくなれるのかどうかが今回のポイントになります。
凛奈は陸上で全国大会に出場するほどの実力者なので走るのが早いです。
これなら罰としてグラウンドを走らされても苦にはしないというものなのでしょう。
あと航と凛奈が初めて出会った時には仲良く話していたというのが気になるかな。
その時の航は間違ってお酒を飲んでしまっていたために覚えてなかったのですけど、
マスターの話を聞く限りでは凛奈はそんなに捻くれた子ではないようですね。
その彼女がなぜ今ではあんなに皆の事を拒否するのかが謎でもあります。
やっぱり下着姿をモロに見られちゃったからなのかな?(^ω^)
凛奈もマスターの経営するペンションに夕食を食べに来ているので、このように
航とも出くわす場合もあるのでしょう。さっそく言い合いになっていて面白いです。
マスターが仲裁に入ろうとすると2人から怒鳴られちゃうし、少し可哀相でしたわ。
もうこの2人の様子を見ていると仲良くなるのは不可能な気もします(苦笑)
この時に航と凛奈は学校のマラソン大会で敗者が勝者の命令を聞くという勝負を
取り決めていました。もし航が負けたらつぐみ寮を出ていき、凛奈が負けた時は
寮生の皆と一緒にご飯を食べるという条件を出し合っていました。
単純に比べると航の方が厳しい条件になっている感じもするんですけどね(汗)
でも、それくらいに凛奈を仲間にする事を重要に思っているのでしょう。
航が勝負に負けるとつぐみ寮を出ていく事になるので、皆は心配してました。
特に海己がとても悲しそうな表情をしていたのが印象的です。
航と離ればなれになるかもしれないと思うと辛いのでしょうね。
それと航が他の女の子のために頑張ろうとするので複雑な気持ちもあるかな。
このシーンからも海己が航に惹かれていると思っていいかもしれません。
マラソン大会の当日がやって来ました。
しかし航は追試を徹夜で受けさせられていたみたいで、もう今にも倒れそうでした(笑)
寮を出ていく心配よりも、学校を留年する心配をした方がいいんじゃないかな?(^ω^)
あと、凛奈が航の体調を心配して勝負の延期を申し出ていたのが意外でした。
こうして見ると、ただ単に航の事を毛嫌いしているというわけではない感じがします。
とりあえずこのシーンの2人は、原作ゲームを遊んだ人を前提にしているような内容の
会話をしていたので、アニメしか知らない私には分かりにくい部分もありましたわ(汗)
劇中に描かれていない事も2人の間には色々とあるのかもしれません(^ω^;)
マラソン大会が始まると航と凛奈がトップを争う展開になっていました。
凛奈は全国レベルの陸上経験者だから走るのが速いのは当然として、航の方も
前回のマラソン大会の優勝者なので彼女と互角に渡り合えているのが凄い。
でも航の体調が万全でないので非常に疲れている様子も見受けられましたわ(汗)
そこで凛奈がペースメーカーとして走ってあげていた事からも、彼女の優しさの
一端が垣間見られた気がします。
「あいつに何かあったら私のせいだ・・・。ごめんなさい。ごめんなさい(涙)」
航は肉体的な疲労が限界になったので道路に倒れてしまったわけですけど、
その時、凛奈は航の姿が見えなくなったのを心配して涙を流していました。
もうこの時の凛奈は今までの自分の行いを悔やんでいたように見えます。
今の彼女の様子を見ると、つぐみ寮の皆の事を嫌っているわけじゃない事が
はっきりとしてきました。
あと、沙依理先生が凛奈に走り続けるように言ってあげていたのも良かったです。
この先生は普段は子供っぽい感じがするけど、いざという時は頼りになるタイプかもね。
先生は凛奈に対して、賞状を寮に飾る事、祝勝会には参加する事、皆に今までの態度を
謝る事の3つの約束させたお蔭で、これで凛奈は勝ったとしても負けたとしても寮の人達と
一緒に過ごさざるを得なくなりました。
凛奈がゴール手前50mのところまでやって来きた時に突然航が飛び出してきました。
どうやらコースを大幅にショートカットしてきたみたいですわ。
そのままドヤ顔でゴールしていましたが、当然競技は失格処分になります(苦笑)
でも彼にとっては『どんな結果になろうと先にゴールに入った方の勝ち!』という
凛奈との勝利条件を満たす事が最優先事項なのでこれでOKみたいでした。
・・・そんな詐欺みたいなルール解釈を聞かされたら凛奈が怒るのも無理はないよw
何だか一瞬だけノーゲーム・ノーライフの空と重なって見えちゃったなぁ(^ω^;)
「アンタ最初から私を騙すつもりだったのね!?私の涙を返せ!」
この後、凛奈はしっかりと航を引っ叩いておりましたわ(笑)
手が変な方向に曲がっていたけど大丈夫なのだろうか?(^ω^)
とにかく、こればかりは航は余計な事をしたようなものでしょうね。
もし、あのまま凛奈にトップでゴールさせておけば、彼女が皆と仲良くなるだけじゃなく、
航に対しても印象が高くなっていたはずなのにもったいない事をしたと思います。
でもまぁ凛奈を仲間にするという最低限の目的だけは達する事ができそうなので、
一先ず良かったと言っておこうかな。
最後は改めて凛奈の歓迎会をしてあげるシーンが描かれていました。
今度は凛奈も参加して、自己紹介と、皆に今までの謝罪をちゃんとしてました。
もうこれで彼女はつぐみ寮の本当の仲間になったと思っていいでしょうね。
これからは皆と一緒に仲良く学校と寮生活を楽しんでほしいと思います。
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