魔法のスター マジカルエミ 第10話 「高原列車UFOはどこ!?」 - アニメとゲームと恋の楽園
2013/11/16

魔法のスター マジカルエミ 第10話 「高原列車UFOはどこ!?」

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(C)ぴえろ

旅は道連れ世は情け。舞が旅の途中で不思議な女性と出会うお話です。

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今回は君が祖母の家まで一緒に列車に乗って行くところから始まります。
もちろん祖母といってもマジカラットの団長の事ではなく、もう一人の祖母です。
舞にとってはお父さんのお母さんにあたる人になるのかな。
TV番組のUFO特集で祖母の家の近くでUFOが目撃されたという話があったので、
舞達はUFOを探しに行く事も目的の一つにしていました。子供らしいです。
そんな2人を不審な男性が追跡していたのですけど、あれはですね(笑)
小さな子供だけで遠くに行くのは心配だから舞の両親に頼まれたのでしょう。
バレないようにとはいえ、あんな姿では逆に目立ってしまいそうだよ(^ω^;)
そんな車両にちょっと派手な姿をしたお姉さんが乗って来たことにより、
今回の物語が展開されていきます。

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舞達はたまたま対面の座席に座った派手な女性と意気投合して話をしてました。
彼女の名前はビービー。電車の中でタバコを吸っていたのがちょっと珍しいです。
灰皿が設置されていましたので、この時代の電車は喫煙可能だったのでしょうね。
あと、電車の中でトポが暴れ回ってたので他の乗客から注意を受けていました。
でも騒いでいた事に対しての注意だったのでペット自体の持ち込みは良いのかな?
昔のアニメを見ているとたまにジェネレーションギャップを感じてしまいます。
とりあえず将は正体がバレそうだったので危なかったかな(^ω^)

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舞と岬とビービーは途中下車して駅のホームからUFOを探そうとしていました。
そこでビービーが自分はロキシースターという星からやって来たお姫様だと
打ち明けていたのでちょっとビックリするところです。
普通なら冗談だと思うものですが、彼女の雰囲気を見ているとどこか
ミステリアスな雰囲気があるために真実にも思えるんだよねぇ。
とにかく舞としては宇宙人と友達になれたと思って嬉しいみたいです。
「プ、ピ、ポ♪」という秘密を意味する宇宙語まで教えてもらってました。

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ビービーは話している時は明るい女性なのですけど、1人になった時にはどこか
物悲しげな表情を見せたりしていたので少し気になる部分でもありました。
今思うと、彼女にまつわる秘密を示すポイントになっていたように思います。

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舞達が電車に再び乗った時にはすでに日が暮れてしまっていました。
これでは舞の両親が心配しちゃうのも無理はないと思います。
肝心の将は舞の姿を見失ってしまっていましたし・・・(苦笑)
「夢だけは捨てたくないんだ。どんなことがあっても。」
舞が自分の夢を語る時のビービーの静かな眼差しなんかもポイントでしょうか。
少しずつビービーの明るさがワザとらしく思えてくるように感じられてきました。

そして舞達の乗っている電車が落雷により停車してしまいました。
雷に怖がっている岬くんをビービーが話しかけたりして楽しませようとしますが、
あまりにも賑やかにし過ぎたせいで他の乗客達を怒らせてしまってました。
それでもあんな乱闘騒ぎにまでなるものなのかなぁ?(苦笑)
ただこの時のビービーは今までとまるで正反対に沈み込んでいましたわ。
もうこれで彼女の心に何か鬱屈したものがあるのは確実でしょうね。

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「はーい。皆さんこんばんは。ケンカなんかやめて楽しくやりましょう♪」
列車内の騒動を収めるために舞がエミに変身してマジックを披露してました。
さすがにイライラしていた乗客達も落ち着きを取り戻していたかな。
ただ、そんな中でもビービーだけはやっぱり暗い表情のまま・・・。
エミの華やかなマジックの演技に全く興味すら示さなかったです。

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エミの魔法の影響により、たまたまビービーの心を覗いてしまう事になりました。
第5話の岬の心に入った時のように、これもエミの魔法の大きな特徴といえるでしょう。
夢の中ではビービーがスポットライトの当たるステージで歌を歌っていました。
番号札が付いているという事は彼女のオーディションの様子なのでしょうね。
しかし、明るく歌っているビービーがいるかと思えば、緊張していて全く歌えずに
突っ立ったままの彼女の姿もありました。

これが今回の彼女の秘密に迫る大きなキーポイントになっていました。

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「あのさ。私、謝んなきゃ。実はさ・・・私、宇宙人って言ってたけど・・・」
「プ、ピ、ポ♪宇宙人でも地球人でもお姉さんはお姉さん。舞、お姉さん好きよ。」
ビービーはオーディションで緊張のあまりに失敗して落ち込んでいたのでしょうね。
でも、誰にも緊張する事があるというマジカルエミの言葉を受けて、ほんの少しだけ
自信を取り戻していたような気もします。

「じゃあ、舞ちゃん。私これから東京に戻るから。」
「これからすぐ?」
「うん。急がないと夢が逃げちゃう。じゃあね!バイバーイ!」
ビービーは駅に降りると、舞とお別れしてすぐに東京にとんぼ返りしていきました。
また明るい表情に戻っていたのでもう大丈夫そうかな。
今度のオーディションでは開き直って歌えるようになるかもしれませんね。

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あとは舞が祖母の家に向かうだけなのですけど、ここに将がいるのは変ですね(笑)
まぁこれも両親が心配してくれているんだと思って感謝に思わなくちゃいけません(^ω^)
結局UFO自体は見つけられませんでしたけど、宇宙人のような不思議な魅力を持った
ビービーと出会えた事は良かったでしょうね。思い出に残る旅になったと思います。
舞もビービーも諦めずに夢を追いかけ続けていってほしいなぁ。

今回は夢を半ば諦めかけていたビービーとの出会いを描いたお話でした。
彼女が緊張のあまりに上手く歌えずに落ち込んでいる気持ちというものは、
マジックを苦手としている舞にも通じるものがあったように思います。
ビービーは舞(エミ)との出会いで立ち直るきっかけを得ていたのですけど、
舞もビービーが努力して頑張ろうとする姿に感銘を受けた感じがしました。
おそらくこの出会いは舞がマジシャンを目指すためにどう向き合っていくのかを
決定づけるために少なからず影響を与えていたようにも思えます。

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