聖戦士ダンバイン 第18話 「閃光のガラリア」
バイストン・ウェルではドレイク軍とアの国との戦闘が続いていました。
ダンバインを欠いた状態なので苦戦を強いられているゼラーナ・・・。
それに、あのヘタレなフラオン王ではどうする事も出来ませんからね。
・・・てか、自らバランスを崩して転落死してたよ。なんてドジなんだ!?w
でもまぁ最後まで抵抗しようとしていたのでその点だけは褒められるかな(苦笑)
とにかくアの国のエルフ城はついに陥落してしまいました(汗)
そしてゼラーナはやむなく戦闘空域から撤退する事になります。
ニーはショウが敵前逃亡したと思って怒ってました。
ガラリアのバストールも消えたわけだし、そんなはずないのにね。
この人は、他人に当り散らす性格なのかもしれない(´・ω・`)
ショウは、防衛隊が両親を半ば人質のように扱ったために抵抗を止めました。
いくら情報が欲しいからってちょっと汚い感じがするなぁ・・・(´・ω・`)
防衛隊は、ショウが宇宙人か何かで人間の体を乗っ取っていると思っているみたい。
新宿副都心を壊滅させて30万人の犠牲者を出した相手(本当はガラリア)なので、
普通の感覚なら人間とは到底信じられないといったところなのでしょう。
これは話し合ったとしても上手くいくとは思えなさそうでした。
一方のガラリアは食べ物を強奪しながら逃亡生活を送っていました。
親子連れに剣を向けた時はまさか殺しちゃうのかなぁって焦ったよ(´・ω・`)
バイストン・ウェルの人間でもさすがにそこまで非情ではないか・・・。
「地上界は私の住む所ではないらしいな・・・。」
一先ずガラリアはこの地上に自分の居場所が無い事を感じ取っていました。
同じ地上人のショウでさえ話がもつれているのに、異世界の人間が
すんなりと地上人に受け入れられるわけないですよねぇ・・・(^ω^;)
ショウと両親が対面して話し合うのですが、なぜか口ゲンカになってました(汗)
何だかショウがバイストン・ウェルに召喚される以前から仲が悪いみたいね。
お父さんはまだ話の分かる人っぽいけど、お母さんは完全に拒絶していました。
自分の息子だと分かっていても世間体を気にして認めたくないみたいですわ。
「母さん!こんな子供が嫌なら撃ってくれていい!殺してくれていいんだ!」
ショウのお母さんが実の息子に対してピストルを撃っていました。
これはさすがにやり過ぎだなぁって思いますわ!(´・ω・`)
このお母さんって息子よりも自分の事しか考えてないのかな!?
さすがにショウは家族に絶望して地上界と決別する意思を固めました。
これで本当の家出ということになります・・・。
ショウが悔しそうに涙を流していたのがとても印象的でした。
せっかく地上に戻ってきたというのにこれでは可哀相だよ・・・。
バイストン・ウェルでは実の親子が戦ったりする事もありますが、
地上の世界でも似たようなものなのかもしれません(´・ω・`)
この作品ではバイストン・ウェルと地上の世界が描かれていますけど、
両世界の相違点というよりは類似点を描いているようにも感じられます。
よりいっそう人間のエゴとかの醜さを強調されるような感じなんです。
それが御大の監督さんの意向かどうかは分かりませんけどね。
ガラリアは防衛隊のヘリや戦闘機を相手に戦っていました。
一瞬、敵家族の絆を感じて攻撃をためらったりしてましたけどね。
ここでガラリアの子供の頃の様子が描かれていました。
彼女は親が敵前逃亡したために人々から蔑まれて生きてきたようです。
だから彼女自身は常に最前線に立って戦おうとしていたのかもしれません。
それがたまに独断専行になっていたのが玉にキズですけど・・・(苦笑)
とにかくガラリアは名誉を得るために頑張ろうとしていました!
ショウがガラリアの暴走を止めさせようとしていました。
「俺は宇宙人だ!ショウ・ザマの体を借りている宇宙人だ!」
その時にショウが親を守るために防衛隊にウソを言っていたのが泣けるぅ(>ω<)
自分を見捨てた親だけど実の親には変わりないから最後の親孝行なのかもね。
「あの子は私たちを捨ててくれたんだ。あとに残る私達の事を気遣って・・・」
お父さんはショウの気持ちに気付いてくれていましたね。
それだけでもショウの選択は正しかったと思います。
自分の事を宇宙人だと明言したためにショウも防衛隊に攻撃される事に・・・。
「ガラリア!一緒にバイストン・ウェルに帰ろう!」
こうなってしまっては地上にいてもショウは辛いだけですよね。
そういうわけでガラリアと一緒にバイストン・ウェルに帰ろうとします。
「・・・分かった。地上で死ぬのは犬死だからな。」
「あぁ地上は嫌だ。バイストン・ウェルで戦おう!ガラリア!」
ガラリアはようやくショウの呼びかけに応じてくれていました。
このシーンは見てると、何だか心に熱いものが込みあがってくる!(>ω<)
敵同士の関係を超えた戦士同士の繋がりみたいなものを感じました!
地上にやって来た時のように2人のオーラ力を増大させて急降下!
しかし、ガラリアが苦しそうな表情に・・・
「ガラリア!無理だ!」
「このまま行け!私は必ずバイストン・ウェルに帰る!
その時こそ雌雄を決するぞ!ショウ!」
オーラ・ロードが開き、バイストン・ウェルの風景が微かに見えていました。
最初に見た時は成功するものだと思っていましたよ・・・。
でもガラリアがオーラ力に耐え切れなくなって海中へと消滅していました。
バストールの機体も防衛隊のヘリにぶつかった時に傷つけられていたので、
耐久力の点ではかなり低下していたのかもね・・・。
結局、ショウとチャムだけが嫌な地上界に残される事になりました・・・。
とにかくガラリアは戦場という男性社会の中に飛び込んだ上で、女の弱さを
見せずに戦い抜こうとした点では素晴らしい戦士だったように思います。