ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

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コールドプレイの"YELLOW"がリリースされたとき、私は高校一年生、15歳だった。
私はこの歌のビデオが好きで、テープに録画したものを何回も観ていた。
もうすぐ夜が明ける浜辺を、一人の男の人が歩いている。
それだけのビデオなのだけれど、夜がどんどん明けてゆく感じが何ともいえず素敵で大好きだった。
歌ではなく、ビデオに恋していた。
しかし、大学進学とともに引越し、その引越しの中でどこかにビデオが紛れてしまい観れなくなってしまった。
 
時は経って25歳の時。
私はふとiTuneで"YELLOW"のビデオを買うことにした。久しぶりに観たくなったし、これならどこかに紛れることもない。
果たして私が購入したビデオは素晴らしかった。大人になっても高校生の時に感じた「好き」という気持ちは変わることがなく、いい買い物をしたと思う。
しかし、ただ一点、高校生の頃と全く違って見えた個所があった。私は結構大きなショックを受けた。
私が15歳だったころ、浜辺にいたのは確かに男の人だった。でも、その時画面の中で歩いていたのはうわついた感じの男の子だったのだ。
 
クリス・マーティン。当時23歳。
 
ほっぺたが赤くてかわいいね。
 
寂しいね。