『カーネーション』 いつも想う(月)
このドラマ、単調にまったりと進んでいると思いきや、突然場面の展開があって…
この間の奈津の父親の死といい、意外な場面を見せられて、不意を突かれた感じです。
「戦争に行きたくない…」と弱音を吐いたために糸子に喝を入れられる勘助は、ちょっと可哀そうでした。
優しい男なんですよね。子供の頃に糸子を助けようとして川に飛び込んだこともある勘助は、いざという時にはこういう勇気を持ち合わせているのでしょう。
でも、軍隊に入ると殴られるし厳しいし…と言うのも、いかにも勘助らしい理由ですよね。
この時代、糸子が言うように兵隊に行くということは、まだそれほど悲惨でもなく名誉だと言われてたのかもしれません。
次男が先に呼ばれたということは、順番でもあったのでしょうか?
何れは泰蔵さんにも赤紙が来るのでしょうか?そしてきっと夫の太郎さんにも来ることになるのでしょう。
召集されて2か月(でしたっけ?)、勘助から来た手紙には墨で黒く塗られた部分がありました。
人の大事な手紙を勝手に塗りくさって!!
糸子は腹の虫が収まりません。この糸子の正義感がこの先何か起こしそうな予感です。
今の私達から見て、世の中が悪い方向に向かおうとしている中、糸子の店はかなり景気が良さそうです。
先週は結婚して、子供も生まれて、新しく縫い子さんも入り、そして再び二人目を妊娠中の糸子は、かなり大きくなったおなかを抱えて仕事に夢中です。
旦那さんの太郎さんも2階で紳士服を作っているのですね。
太郎さん、いま一つ魅力を感じませんでしたが、この空気のような存在感はいい感じかもと思い出しています。
なんだか今までにない独特の夫婦関係で、新鮮です。ここでも渡辺さんすごいなぁと感じます。
結局働きすぎの糸子は、めまいを起こして倒れてしまい、神戸の家に送り込まれてしまいました。
孫(優子)の面倒は善作さんの担当のようです。
孫のことになるともうあの鬼の面影はありません。メロメロもいいところでどうしようもない優しいお爺ちゃんになっていますね。
さて予告にあった「しょっ引かれるで、姉ちゃん」とはたぶん静ちゃんの言葉ですよね。いったい何が起きるのか今週も楽しみです。