朝ドラ『てっぱん』 第23週 伝わったかな？
パッと目にも年齢的にも、ヒロインの相手としては見てもらえそうもない社長はその扱われ方も散々でしたが、それはどうしようもなく不器用な駅伝君のために必要な存在だったんだなぁと、今日思いました。
社長さん、最後の最後に好感度アップです！
呼び鈴も押さずに突然駅伝君の部屋の前に立つ社長。（まぁ良しとしましょう）
尾道に行き交際を許してもらう話をしたことを伝えても、後ろを向いたまま感情を出そうとしない駅伝君。
社長は後ろから彼の腕を乱暴に引き寄せ、歯がゆそうに言います。
「僕は（あかりの）笑うてるあの顔が好きや。あの笑顔がしぼむような事、許されへんねん！！･･････悔しいけど僕やったらあかん」
駅伝君、ようやく自分の気持ちを打ち明けます。
「言ってどうなるんです！あいつを困らせるだけです。自分みたいに実力のない人間は福岡でもどこでも行くしかない。でもあいつには店がある。俺にとっても大事な場所」
「あいつになにか返せるとしたら、復帰後のレースに勝つことだけ」
社長の答えは
「ちゃんと考えとるやないか。･･･頼むわ、おのみっちゃんのこと。あの笑顔、思い切り咲かしてえな！」でした。
いい場面です。
お店の閉店時間にやって来た加奈ちゃん。
昨日はごめんねと謝ったあとの加奈ちゃんの打ち明け話です。
自分は誰にでも好かれるあかりが羨ましかった。いつも楽しそうで･･･自分は大学で浮いている。大学のバンドでは一人だけはずされた･･･と。
それに対しあかりは「それならうちと一緒にバンドやろ！加奈が来てくれたら社長さんも岩崎先生も皆大喜びじゃ」
加奈ちゃん「あかりに話して気が楽になった。滝沢さんはあかりのこういうところが好きなんじゃわ」とにっこり。
否定するあかりに加奈ちゃんはさらに「相手に振り向いて欲しいと思ったとき恋は始まっとる」と。
ここ、加奈ちゃんもあかりも良かったなぁ～と。
加奈ちゃんは今まで空気みたいな存在で、私にはいまひとつのキャラだったけど、今日はこの二人は本当にいい友人だな~と思いました。
加奈ちゃんがバンドに入ってくれたら、また明るさが増しそうで･･･
で、ちょっとのぞみさんを思うと、彼女はこういう関係って今のままでは絶対に誰とも持てないんじゃないかな～という気がして気の毒になります。
のぞみさん、今日はお好み焼きをあかりに教わる役（あかりがうまく駅伝君に教えられるかのチェック役？）をしていましたが、なんであそこまでポンポン言うんでしょう。
威勢がいいを通り越して、ただのきつい嫌味なキャラ。（脚本家さん、気づいてない？？）
大人じゃなく子供がわめいているみたいにしか聞こえない。
なんだかことみさんの言い方にも問題ありなんじゃ？という気さえします。
今日ひじきを初音さんに教わりながら自分で作ったあかりは駅伝君に味見を頼みますが、「忙しい」と素っ気なく断られていました。
でも最後、お店が終わって部屋に戻ってみたら駅伝君からの「ひじき、うまかった」のメモが扉の隙間に･･･
夕食後の駅伝君の答えです。
今日はいい場面が多かったと思いますが、一つだけ･･･
どこかで見かけた『ヒロインよりも民雄君のほうが大変なのに』という言葉の意味がわかった気がします。
民雄君の悩み・加奈ちゃんの悩み・駅伝君の悩みetc
もう少し他の人の内面も丁寧に書かれていたら良かったのにと思いました。
加奈ちゃんのお見合いエピなんて最悪でしたので･･･
明日から留守のため、次回は来週書かせていただきますね。
今朝は雪でした。春よ、早く来い！！
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