クピドの悪戯 虹玉 |都市伝説を題材にした恋愛漫画
小学館コミックスタイトル:クピドの悪戯 虹玉
出版社:小学館
著者:北崎拓(代表作:「クピドの悪戯シリーズ」「なぎさMe公認」)
ジャンル:ラブストーリー
掲載誌:週刊ヤングサンデー
全7巻。
内容:中学生の時に夢は「童貞と処女で結婚する事」と語っていた板金工・睦月智也は、夢ではなくなっているにもかかわらず、21歳になっても童貞のままであった。
得意先で事務員を務める大倉怜子とのデートの約束を取り付けた睦月は、その晩にオナニーを元同級生のOL桐生麻美に見られてしまい、紫色の不思議な玉を射精するが、この時点では大して気に止めなかった。
が実は、これは「後天性射精機会損失症候群」(通称:虹玉)の症状であり、睦月はあと6回しか射精できない事を意味していた。
約束のデートは失敗に終わり、怜子に振られたと思いこんだ傷心の睦月は、一人で居る事に耐えられず台風の中で麻美の元を訪れる。麻美は睦月と体を重ねようとするが、最後の最後で麻美の行動もまた辛い恋に傷ついての物である事に睦月が気付き、未遂に終わる。
しかしこの事件をきっかけとして麻美の心は睦月に魅かれていった。
そんな中、怜子との間に誤解があった事がわかった睦月は、怜子と交際を再開する。
しかし、睦月は虹玉について知る事となり、睦月は結婚を視野に真剣に生涯の伴侶の事を考え出し…。
感想:都市伝説の“赤玉”を題材にした男性にとっての恐怖が迫る中、真剣に恋愛をしようとする睦月に共感できるかどうかで、面白いか面白くないかが決まります。
一つ、どうしても共感できなかったのが、自分が許せないからという理由で行った虹玉について理解した上での無駄射ち行為。
これって結局、気持ちよくなってるだけじゃん。
罰行為になってないし、もっと他にするべき事あるでしょう?
とんだ悲劇のヒーローです。
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