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ブラック企業はパンドラの箱


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2020-4-18(土)

非常事態宣言の範囲が全国に拡大されました。これで、不要な仕事に駆り出される労働者が減ればいいなと思います。

もし、通勤や勤務を原因として新型コロナウィルスに感染させたなら、ズバッと労災認定しましょう。
労働者を酷使し、労働者の衛生と安全管理を怠った会社なのですから、社会的,経済的な制裁も仕方ありません。

そして、会社から感染者が出ると激マズなので、無駄な仕事が休みになります。

この記事は、私がサービス残業の疲れと眠たみの中で書いたものですので、少し独りよがりな傾向があります。人によっては、不快に感じるかもしれません。

ですが、これがブラック企業が労働者に及ぼす影響であり、日本の厳重な社会問題です。一人でも多く、ブラック企業問題 (ブラモン) に興味を持ち、実際の被害者が退職や訴訟をする契機になればうれしいです。

さて、ブラック企業は、経営者はもちろん、従業員もちょっとアレな人々の集まりです。

ただし、全員というわけではなく、アルバイト従業員を中心に大丈夫な人も相当にいます。

ブラック企業への勤務が長いほど、従業員もブラックに染まっていることが多いようです。

実際、私のいる会社には、残業代も計算できない経営者,時計が読めないのか定時の概念がない上司,他人の仕事にケチをつけるのが指導だと勘違いしている先輩,仕事中も休憩中も延々とテレビか外食かギャンブルの話をしてる迷惑な女性,休憩室でタバコを吸うあんちゃん,人のほうを向いて (せき) をするおじさんなどなど、ゆかいな仲間たちがたくさんいます。

「そんな職場にいる時点でお前も同類だろ」と遠くから聞こえますが、私は、これを指摘して、近々辞めるのでまったくの別物なのです。

もしかしたら、私の告発によって、今のブラック企業が潰れるかもしれません。

そもそも、労働者に給料を払わない会社は潰れてよいですし、労働者を食いつぶすブラック企業がひとつ無くなるのは、社会全体の利益になります。

が、一方で、ブラック企業の瓦解 (がかい) は、別の問題の原因にもなりそうです。

上記のような魑魅魍魎 (ちみもうりょう) が世に放たれるのです。

想像してみてください。
あなたの職場に、サビ残を美徳とする元経営者や四六時中くっちゃべるおばさんやエチケットのない咳魔らが混入してくる恐怖を。

案外、ブラック企業はパンドラの箱であり、魑魅魍魎を閉じ込めているのかもしれません。

(一方で、“ブラック企業は社会のガン細胞” という見かたもあり、放置による転移の可能性も示唆されている)

さて、私の残業代を踏み倒すブラック企業を許せませんが、一方で、私にも非があるのではないかと思いはじめています。

なにせ、ブラックに入ったのは私なのです。

つまり、私が進んで肥溜 (こえだ) めに入って、「臭い臭い」と文句を言っている状態なわけです。

そして、私は、ブラック企業から大切なことを学びました。

“労働者が勉強しないと、いつまでも搾取され続ける”

ブラック企業は必要悪なのかもしれません。(だとしても無くしたい)

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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