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学んでも生かせない社会


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2019-7-31(水)

おはようございます。

この記事は公開が1日遅れましたがそのまま載せます。途中の新聞記事は30日のものです。

今日は待ちに待った給料日。
振込先のゆうちょ銀行のATMから引き出し、セブンイレブンのATMで “住信SBIネット銀行” または “SBJ銀行” に預け入れるという恒例の流れです。

が、アパート近くのセブンイレブンが閉店していました。
これからは、会社からだいぶ歩いてファミリーマートに行くことになります。(ゆうちょのキャッシュカードが見つからないので、引き続き郵便局で通帳)

本題です。

以下は今日の北海道新聞朝刊,教育面の記事の一部です。
貸し付け型の奨学金 (国営学資ローン) についてのお話でした。

子どもが行きたいと言っても、就職や就職後の収入が不安定な学科に奨学金をかりて進学するのは極力避けましょう。

これは北海道新聞なりの皮肉なのでしょうね。

大学は、自分が学びたいことを学び、さらには院や博士過程で極めるためにあります。
就職のために学ぶなら、職業訓練校でもいいですよね。

まず、就職のために大学に行くのもどうかなと思います。
一般的に、理工学系やコンピューター・システム系が就職に強く、他方の文系のなかでも心理学なんかは壊滅的だといわれます。

しかし、院卒の、私の先輩 (システム系) はブラックの町工場でパワハラ被害の末に辞めましたし、東京の理系大学に行った人も現在はスーパーのパート店員です。
私自身も単純労働系の中小企業しか働き口がなく、奨学金 (という名のローン) の返済は正直こたえます。

これらは、私の周囲という限られた範囲のできごとですが、よそも同じではないでしょうか。

現在の日本では、専門分野を学んだ人や経験を積んだ職人よりも、安く従順な単純労働者への需要が多くなりました。
今後は専門技術や知識を生かす場が日本にはなくなると思います。

例えば、1980年代に世界中をブイブイ言わせ、ジャパン・バッシングの対象となった日本の家電メーカーの現在はどうなりましたか。
パナソニック (松下電器) は家電市場から撤退していますし,東芝は粉飾決算までするほど不振,シャープは工場設備やブランド・技術者ともに外国企業に買われました。

研究開発など、人間にしかまだできない仕事を院卒や博士にやってもらい、ロボット用の単純な仕事は機械がやればよいでしょう。

大学で専門分野を学んだ人たちが、今のような境遇にさらされる社会の未来は暗いとしか言えません。

こういう未来のない国では、仕事のための勉強は無駄になるのです。

たとえ稼ぎに使えなくても、大学で学んだり経験することは遊びではありません。
“産業の廃れた日本では” 役に立たないというお話であり、工業や研究,技術を大切にしている国では、むしろ引っ張りだこです。

これは企業にも問題があります。
例えば、サラリーマン社長 (名ばかり社長) や経営の掛け持ち, “めんこちゃん” な上司など、できない経営者や無能な上司に管理職が務まりましょうか。

今後、日本で働きつづけたいなら中学校までで十分、専門学校,大学以上まで行ったのなら海外一択という時代も近いかもしれません。
学ばぬが勝ちという奇妙な社会です。

閲覧ありがとうございました。

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コメント

おはようございます。

言いたいことはわかりますが、そもそもの視点を変えたほうがいいかもしれません。

例えば、大学に行くにしてもただ遊びたいからと行く人も多いです。

昔はそれこそ就職(学歴)のために行きましたが、今はそれではコストに合わなくなったという感じですかね。

そもそも大学は専門の知識を深めるところのはずでしすし、今はそのために大学に行くべき時代かと思います。

さらに言うなら大学に行くのが就職のためという考え自体が古くなっているわけですから、就職そのものを考え直す時期でもあると思うのです。

では何をするのか?それは各自で考えることですが例えば起業であったり、海外にチャンスを見出すのもその考え方の一つです。

何を言いたいのかというと、「就職することは良いことだ」という既成概念を取っ払わないといけないということです。

ここから始めなければ、今あるシステムに飲み込まれるだけで終わってしまうのではないでしょうか?

それでは人生むなしくないのかな?と私は思うのですけどね。なかなか日本人には理解できない思想ではありますが。

あと個人的には学びは必要だと思います。それをすべきと言う強制ではなくて、やはり学びはあったほうが生きやすいと思うからです。

どうしても大学に行きたいなら今はいくらでも方法はあります。例えば通信であったり夜間であったり。昼間だけが大学ではないですからね。金銭的にも通信や夜間は負担が軽いです。

Re: おはようございます。


ひまわりさま。

こんばんは。コメントをありがとうございます。

確かに、大学にはいろいろな目的の人がいますよね。
勉学・研究に精を出す正統派,進学を本気でねらっている人,就職のための学歴ほしさの人,高校卒業までにしたい仕事が思いつかず進学した人,彼氏・彼女を探しにきている人……

私は、進みたい道ではありましたが、したい,できる仕事が思いつかなかったという本音もあります。

そして、大学自体が就職率や就職先をアピールしていますよね。
逆に、フリーランス,起業や専業投資家などは分母にも含めないということも。

大学在籍の方法も確かに増えていますね。
一般的な大学を中退したあとで、やはり学びたくなり、通信制大学を検討している知人もいます。
自分の好きな環境で、好きなことを勉強するほうが身になるとも思います。

これは少し違うかもしれませんが。
私の場合、大人になって学ぶこと,学んだことの大切さに気づきました。
仕事に活かすとか、生活に必要とかではなくて、“欲しい” という感覚でしょうか。
しかも、文系理系の両方です。
例えば、文章を公開するにも、正しい日本語(や外国語)で,客観的な事実をとなると、学があればなあと思います。

日本では一般的じゃないですが、退職後、30歳以降で大学院に進学するという選択もありですよね。

またのコメントをお待ちしています。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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