ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。
ブロ友さんから「おもしろいよ」とすすめられた本、
『悩むが花(伊集院静:著)』です。
ほんとにおもしろかった!
雑誌「週刊文春」で連載されている人生相談をまとめたものです。
おもしろい人生相談(回答)を読んで、いつも思うんですが、
みんな叱られたいんやなあってこと(笑)
めっちゃ正論の平凡な回答などいらないのですよね。
叱ってくれたり、ちゃかしてもらったり。
それを喜ぶのが人生相談の楽しみかたですね♪
伊集院先生もですね、半分はふざけてたり、
もう半分は罵倒していたりと、書きたい放題(に見えます)。
けれど、終章は東日本大震災直後の人生相談が集められていまして、
それには真摯な回答がつまっています。
「買い占め騒動が腹立たしいやら情けないやら」への回答。
買い占めする人間にも、それに腹を立てる人間にも一喝。
考えている以上の覚悟と忍耐力……
人のことを責めない。
自分は同じ行為をしない。
それだけで十分で、じつは難しいってことを覚えておきたいです。
「絶望的な状況です」への回答。
励ましかたもいろいろありますが、
あえて厳しく突き放すことが、
相手にもっとも必要な言葉であることもありますね。
相談者の質問を読んだうえで、この言葉を選ばれたんだろうけれど、
こういった激励に立ち上がり、歩く力が湧くことは本当です。
「最愛の人を失った、この悲しみをどう乗り越えれば」への回答。
別の質問への回答で、
という言葉があったんです。
その言葉は震災前のものですけども、
まさに、わたしたちの生きているこの世界は、
瓦礫の上を歩いてるんだなあと思いました。
それは残酷ではあるけども、必要なこと。
だからこそ、過去を忘れてしまわないことが大切なんじゃないかと思います。
哀しみがきれいさっぱりなくなるわけじゃないし、
なくせばいいものでもなく。
「耐えてやれ」という言葉の優しさが、沁みてきます。
もうじき3・11がやってきます。
生き続けている自分は、祈ることしかできないけれど……。
悩むが花
こちらのサイトで、名答10選が読めますよ→「悩むが花」傑作10選
吉報を届けることができますように。
ブロ友さんから「おもしろいよ」とすすめられた本、
『悩むが花(伊集院静:著)』です。
ほんとにおもしろかった!
雑誌「週刊文春」で連載されている人生相談をまとめたものです。
おもしろい人生相談(回答)を読んで、いつも思うんですが、
みんな叱られたいんやなあってこと(笑)
めっちゃ正論の平凡な回答などいらないのですよね。
叱ってくれたり、ちゃかしてもらったり。
それを喜ぶのが人生相談の楽しみかたですね♪
伊集院先生もですね、半分はふざけてたり、
もう半分は罵倒していたりと、書きたい放題(に見えます)。
けれど、終章は東日本大震災直後の人生相談が集められていまして、
それには真摯な回答がつまっています。
「買い占め騒動が腹立たしいやら情けないやら」への回答。
まず奥さんだけでも買い占めをしない。それしかないだろう。
あとで自分だけ飢えたり、ひもじかったりしたらって?
なら買いなさい。
ほらね、買うでしょう?
きちんと生きるってのは奥さんが考えている以上に
覚悟と忍耐力がいるの。
それでいて誰かに、あの人は立派だなんて言われる行為じゃないの。
買い占めする人間にも、それに腹を立てる人間にも一喝。
考えている以上の覚悟と忍耐力……
人のことを責めない。
自分は同じ行為をしない。
それだけで十分で、じつは難しいってことを覚えておきたいです。
「絶望的な状況です」への回答。
絶望なんてものは、己がそう思っているだけで
この世に絶望なんてありはしないんだ。
腹に力を入れて、歯を喰いしばって、やって行け。
励ましかたもいろいろありますが、
あえて厳しく突き放すことが、
相手にもっとも必要な言葉であることもありますね。
相談者の質問を読んだうえで、この言葉を選ばれたんだろうけれど、
こういった激励に立ち上がり、歩く力が湧くことは本当です。
「最愛の人を失った、この悲しみをどう乗り越えれば」への回答。
"時間がクスリ"
しかしそれもあなたが生き続けることが大前提だから。
君は君にしか見えない沼に半身を沈めているようなものだ。
もがいたり、あがいたりすれば深みに嵌まる。
じっと耐えることだ。
(中略)
哀しみにはいつか終わりが来る。
耐えてくれ。耐えてやれ。
そうじゃなきゃ、死んだ人までが不幸になる。
別の質問への回答で、
人生は残酷という瓦礫の上を歩くもんだ
という言葉があったんです。
その言葉は震災前のものですけども、
まさに、わたしたちの生きているこの世界は、
瓦礫の上を歩いてるんだなあと思いました。
それは残酷ではあるけども、必要なこと。
だからこそ、過去を忘れてしまわないことが大切なんじゃないかと思います。
哀しみがきれいさっぱりなくなるわけじゃないし、
なくせばいいものでもなく。
「耐えてやれ」という言葉の優しさが、沁みてきます。
もうじき3・11がやってきます。
生き続けている自分は、祈ることしかできないけれど……。
悩むが花
こちらのサイトで、名答10選が読めますよ→「悩むが花」傑作10選
最終更新日 : 2021-03-09