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2021-04-01 (Thu) 05:11

『谷川俊太郎詩集 すき』新鮮な気持ちは長続きしないから……

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吉報を届けることができますように。



新しいものが身の回りにたくさんあると、
自分も新たなスタートを切れる気持ちになりますね。

『谷川俊太郎詩集 すき』を紹介します。




ひらがなだけの詩が半数以上を占めています。
児童向け、になりますが、大人が読んだってもちろんイイ。
むしろ、大人が読むべき、くらい言ってもいいかと。

この詩集に収録されている一篇を抜粋しますね。

わたしがたねをまかなければ

わたしがたねをまかなければ
 はなは ひらかない
ぼくがあしを ふみだすとき
 みちは かぎりない
(中略)
わたしがあすを あきらめたら
 あさは もうこない
ぼくがほしを みつめるとき
 そらは かぎりない



この詩は、東京にある小学校の校歌なんです。
校歌の歌詞、いいですねー。
入学式や卒業式にキリッと引き締まりますよ。

校歌って、覚えていらっしゃいますか?
わたし、小学校の校歌だけは忘れていません。
歌詞が衝撃的なので。

♪近鉄の駅 すぐ近く〜 なんですよ!

そりゃね、近鉄の駅から徒歩1分のところにありますよ、学校。
だからってね!
忘れないという意味で、この校歌はすごいですけどね。


初めての学校、初めての社会。
初めての環境に入るとき、
新しいものが自分の周りにたくさんありますね。
「新調する」ことは、気分一新してくれます。
気分が乗ってくるんですよね。

ただ、その気分のままでずっとはいられません。
新鮮さはどうしても薄れてきます。
さまざまなトゲも刺さってくるでしょう。

その時にね、
「わたしがたねをまかなければ
はなは ひらかない」
「わたしがあすを あきらめたら
あさは もうこない」を思い出したいです。

気分プラス、意志。
しんどいけど、意志がどんな時も大切。
自分が何もせず、周りがどうにかしてくれる。
なんてことは、ない。
気分というあやふやなものに任せきってはいけない。


この詩の言葉を、軸にしていきたいです。
良い日々を♪




この校歌を歌って学んだ彼らは、幸せ者やなぁ。


最終更新日 : 2021-04-01