墓碑銘
超人ロック エピタフ (2) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 聖悠紀
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
内容にふれるので続きを読む形式にしておきます。
とりあえず、1巻後半からのマイノックと帝国との対立は解決しました。しかし、これが後世にはオーリック家とマイノック家の和解として伝えられるのか。カルダームI世の次がハラルド帝で、そのあとは順当にカルダームII世、III世、IV世と続くのでしょうか。II世は「書を守る物」に登場したし息子もIII世の候補として出てきています。IV世は実質的には銀河コンピュータで、実際の人がいたのかは不明です。他の話での歴史によれば、カルダームIII世の時代にはブリアンは大臣になっています。
「エピタフ」はブリアンの子孫が過去を回想するという形式なので、ブリアンが死なないことは他の話を知らなくてもわかります。その点では、絶体絶命の場面でも読者としては安心して読めるというかあまりハラハラしません。「社会補正士ギルド」も依頼を遂行することはできないでしょう。
他の話との関連で気になったのは、レティシアがエスパーではないということ。「流浪」ではレティシアのクローンが存在しているので、超人ロックの世界でのエスパー以外ではクローンが出来ないという設定に反しています。
これはブリアンの勘違いで、レティシアも潜在的にエスパーの因子を持っていたとかすれば矛盾はありません。そういえばトレスもエスパーでは無いとされていたのに、再登場では超能力を使っていたりしてます。
まずエスパーのクローンを作ってからマトリクスを貼り付けるという方法も考えられますが、それを認めると一般人のクローンも出来ることになるので少し困るかも。
話はまだまだ続くみたいで、エピタフというタイトルからすると生涯をかくのかなとも思いますが、そうすると「魔術師の鏡」が間に挟まることになるのかも。
1巻を読んだときの感想。
「エピタフ」