2017年01月18日
鉄道史研究家 山梨孝夫氏
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2017年01月18日山梨孝夫氏 from 徹 長谷川
書籍「沼津機関区の百年」を出版する鉄道史研究家
山梨孝夫さん(やまなしたかお)(沼津市)
1965年に国鉄入社。2009年の退職後は鉄道史研究家として、自身が働いた沼津機関区についての著書を執筆する。70歳。
ー国鉄沼津機関区とは。
「1886年12月1日、東海道鉄道の建設拠点としてできた沼津機関庫が前身。工事終了後、蒸気機関車(SL)の運転や整備の基地として使われ、1936年に沼津機関区に名称変更。86年のダイヤ改正で機関車の配置が無くなり、87年3月1日に100年3カ月の歴史に幕を下ろした」
ー機関区発足後130年を記念した自著の内容は。「自分が勤務中の1986年、100周年記念の「沼津機関区百年史」を執筆した。今回は新発見の線路図などを加えた「国鉄沼津機関区の百年」を自主出版する。弟の幸夫の協力を得て制作中。3月までに完成させる」
ー現役時代の思い出は。
「父も兄、弟も国鉄勤務の鉄道一家。SL好きで、沼津機関区勤務となった当初はSL清掃を担当。担当箇所をきれいに磨きすぎて、先輩に怒られたことが懐かしい。愛する沼津機関区の最天期を共に過ごせたことに感謝している」
ー普段の活動は。
「主に沼津機関区の歴史を研究している。講演などの依頼も受けていて、静岡の鉄道史を伝えている。今回の書籍は研究の集大成。全てを出し切れたと思う」
◇
書籍は市内の書店とインターネットで販売する。
【静新平成29年1月18日(水)「このひと」】