経営の風を読む 『風は西から♪』の人気ブログ記事
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自分は投資をしていないので、日々の日経平均や個別銘柄の動きに一喜一憂することはない。 自分は、どちらかといえば株式市場の動向よりも、債券市場の動向を気にしている。 というのも、自分は長年資金調達や経営サイドで仕事をしてきたので、どんな時でも景気の先行きがどうしても一番気になるからである。 結局 1... 続きをみる
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激しい風が吹いた時に、弱い草は倒れ強い草だけが残り、霜が降りた時は、その寒さに耐えられる木だけが枯れずに残ると言っている。 これは、劉秀が挙兵したものの戦況が悪くなり、自軍の兵士が逃げ始めたときに、最後まで残って戦ってくれた忠臣に対して発した言葉である。 つまり、困難や逆境に遭った時に初めて、その... 続きをみる
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また、にわかラグビーファンになる時期がやってきた。 自分の好きな選手は、昔からダントツでリーチ・マイケルである。 サッカーならイニエスタやジダンが圧倒的に好きなのだが、彼らのようなスーパースターでもリーチ・マイケルには及ばないのである。 今度生まれ変わることができるのであれば、リーチ・マイケルが... 続きをみる
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金融の世界では手元にお金がなくても、借りてきて金融商品で運用して簡単に利益を出すことが出来る。 また、個人でも先物取引を行なっている人なら知っていることだが、証拠金を入れたら持ち金の数倍の資金での勝負が可能になる。 こんなことができるのは、金融の世界だけではないか? トヨタが、来年は生産台数が減少... 続きをみる
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アメリカのノートとボンドの金利が5%手前まで上がってきた。 本当に景気が良くて、金利が上がっているのであれば問題ないが、長期債の金利が上がっている(売られている)理由はもっと他にありそうである。 以前にも書いたが、債券や株式などの金融商品は需給で決まる部分も多く、しかも相場に大きな影響を与える大小... 続きをみる
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今の会社も、そろそろ潮時かも知れない。 この会社も4年働いているが、今の役員や執行役員たちとも話がまったく噛み合わず、部下のモチベーションもさっぱり上がらず、何がよくないのかはっきりと分からないまま貴重な時間だけが過ぎている。 来年は、会社の現金が底をつきそうなので、早目の転職が正解のような気がす... 続きをみる
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再来年の2025年に、長期借入金の一括返済が2件やって来る。 先月会社が幹部に対して、会社の財務内容を開示してきた。 直近の決算書によると、短期借入金が1億円、長期借入金が6億円となっており、総資産は23億円で、総売上は40億円である。 その6億円の長期借入金のうち、2億円の資本性ローン(A銀行)... 続きをみる
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誰に対しても、どうしても自分の方が上だと考える人は組織の中でやっていくのは難しい。 また、変にプライドが高く、誰かに命令されたりするのを極端に嫌う性格の人も組織には向いていない。 おそらくそういう人たちは、上司や顧客におべんちゃらをする気は全くないので、税理士やコンサルタントなどの仕事も向いていな... 続きをみる
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阪神タイガースが18年ぶりに優勝した。 意外にも低迷期が長かったようだ。 だからこそファンがあれだけ喜ぶ理由がよく分かる。 そして、心の底から喜んでいるファンを見ていると、こちらまで嬉しくなるのである。 特に1985年に阪神タイガースが優勝した時は、自分もにわか阪神ファンになり神宮に見に行ったので... 続きをみる
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自分も、何度も何度も見た映画は意外と少なく、ゴッドファーザーPartⅠ,PartⅡとレオンぐらいかもしれない。 ゴッドファーザーは、今でも鮮明に覚えているシーンがいくつもあるが、その中でも印象深いシーンがひとつある。 マーロン・ブランドー演じるゴッドファーザーが、アル・パチーノ演じる息子のマイケル... 続きをみる
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日銀がマイナス金利を解除する方向にどうやら舵を切りそうである。 日本の足元の物価はガソリン価格や水道光熱費を中心に高止まりしているものの、直近は緩やかな低下傾向を見せており、このタイミングで金利を上げるほどの明確な理由はないように思える。 一方、金利を上げて国内景気の過熱を抑えないといけない状況か... 続きをみる
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大塚家具が親子でもめていた時に、大塚久美子社長の代わりに、もし自分が社長になっていたら、どうやって会社を立て直したのだろうか? 当時、大塚久美子社長の中途半端な価格戦略を失敗の原因だとした解説記事を沢山目にしたが、ならばどうすれば成功したのかを解説した記事など目にすることはなかった。 また、大塚久... 続きをみる
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ホームページを作る時に、初めて経営理念を作るという会社も多く、だいたいの社長が他の会社の経営理念をパクって少し変えただけなのに、あたかも自分の信念のように主張している。 NIDECの永守重信氏の「すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!」は、知っている人も多いと思うが、以前勤めていた会社の社長は、... 続きをみる
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昨年、勤務している会社で役員によるパワハラ事件が発生し、3名の社員が適応障害や鬱病の診断書を出してきた。 会社の顧問弁護士は社外取締役も兼務していたのだが、いわゆる中立の立場で判断するのかと思っていたら、思いっ切り役員を擁護する側だった。 むしろ、被害を受けた社員たちの方に能力が無かったから致し方... 続きをみる
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大企業から中小企業に転職しても、何かが合わなくて早々に退職してしまう人が多い。 実際、定年間際に大企業から中小企業に転職して、あと5年は気楽に過ごせると思っていたら大間違いである。 中小企業独特の文化やルールが存在していることを知らずに入社してくると、大変な目に合うので、心して転職してくる必要が... 続きをみる
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以前、貸借対照表(B/S)の右側が社長の仕事と書いたように、資金を調達(特に借入れを)することは経営者にとって重要な仕事のひとつである。 その借入れをするためには、この会社にお金を貸しても安全だと銀行に信用してもらう必要がある。 銀行がこの先6か月の売上予定と資金繰り表の提出を求めてくる理由はそれ... 続きをみる
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前期の決算は、高い報酬をとっている役員(社長と取締役)が2人辞めてくれたおかげで、史上最高の利益が出たという笑えない結果になった。 正確に言うと、3年前からこの2人の役員以外に3名の役員が辞めているので、退職金を支払ってはいるものの、3年前から比べると単純な固定費として5人分の役員の経費が浮いた格... 続きをみる
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100万円の資産を毎年8%で運用した場合、その利益を引き出さずに、毎年元本に組み入れて運用すれば、9年後には元本は2倍の200万円になっている。 それが10%であれば9年で2.3倍になり、年が経つにつれ加速度的に低い金利との差が拡大する。 5% 8% 10% 0年 10... 続きをみる
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会社の現預金残高が急激に減少している。 4月末に6億円あった現預金残高(定期預金はゼロ)が8月末に3億円になっていた。 この期間在庫は増えておらず、大きなプロジェクトもなかったので先行する支払いはない。 また、コロナ融資の返済も8月に第1回目が始まったばかりの状況なので、資金が大きく減少する要因... 続きをみる
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2年前に初めて日本橋の小網神社に行って以来、先週ようやくすべての日本橋七福神様を参拝することが出来た。 おそらく、ほとんどの人は1日で廻ってしまうのだろうが、自分は思い付いた時に行くだけでなので、すべての神社を制覇するまで2年もかかってしまった。 そもそも初詣も行く習慣もなかった自分が神社に参拝す... 続きをみる
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どこの会社にも一定数の問題社員がいる。 ・朝出社しても、あいさつをしない社員 ・いきなりキレて、横柄なことを言ってくる社員 ・自分の上司や同僚のことを平気で裏切る社員 ・自分の理屈が絶対に正しいと勘違いして物を言ってくる社員 ・あちこちで顧客を怒らせて出入り禁止となる社員 ・経費を無断で使いまく... 続きをみる
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先月、電車である資格の講習会に1週間通った。 最終日に小田急線に乗ったら、日経新聞を縦折りにして読んでいる60才前後のサラリーマンと思しき人を1人を発見した。 昔は新聞を縦折りにして窮屈そうに読んでいるサラリーマンが電車のシートにずらっと並んで座っていたものだが、いつからかそうした光景は見なくな... 続きをみる
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社長や政治家になるためには、なにか特定の資格や学歴も必要もないし、ましてやSPI(適性検査)も受ける必要ない。 つまり、資本主義と民主主義の世の中では誰でもなれるのが社長と政治家である。 資格や学歴は一定程度の能力を保証するものであるが、社長と言う肩書は、人一倍努力できる能力とか、突出した営業能力... 続きをみる
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給料の低い者は、給料の高い者に嫉妬し、 昇進の遅い者は、昇進の速い者に嫉妬し、 学歴の低い者は、高学歴の者に嫉妬し、 仕事のできない者は、仕事のできる者に嫉妬する。 会社の業種や規模に関係なく、会社の中ではどこにでもある日常の風景ではある。 社内で様々な人間関係のトラブルが発生する度に、毎回ため息... 続きをみる
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この2~3年、中途採用者を見てきて優秀と思われる応募者を不採用にして、どこの会社も採りそうにないような人材を合格させているようにしか見えない。 というのも新規で採用した人たちが2年経っても3年経ってもなかなか戦力として計算できない状態のままだからである。 普通は、できない人たちがいると社内の雰囲気... 続きをみる
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株式や債券の価格は、将来得られる収益を金利で割り戻した現在価値という理論によって計算され、金利や割引率は現代ファイナンス理論の最も大事な要素のひとつとなっている。 こうした金利を切り口にすると、また違った角度から経営を見ることができるのではないかと考えている。 まず、金利の動きから何がわかってくる... 続きをみる
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英語で moveは、自動詞なら動くで、他動詞ならば動かすという意味だが、これが受動態の時は、動かされたという意味になる。 いつも英語らしいわかりやすい表現だなと思うのだが、『心が動かされる=感動する』という意味で使われる。 映画やスポーツを見て感動した時、また災害や戦争などで困っている人々を見た時... 続きをみる
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会社で最近導入したり、現在導入を検討中のIT系のシステムは以下の通りである。 1.経費精算システム(昨年導入済み) 2.勤怠管理システム(2023年7月導入予定) 3.労務管理システム(導入検討中) 4.人事評価・育成システム(導入検討中) 5.インボイス対応のシステム(現行の会計ソフトとブリッジ... 続きをみる
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以前であれば社長をはじめ役員がバリバリ仕事をして、それを見倣って下の人間が同じように仕事をして、会社全体が成長していくという景色があちこちに見られた。 しかしながら、バブル崩壊後、日本全体の景気が停滞している中では、上司が部下に仕事で結果を見せること自体が難しい時代になってしまっている。 中小企業... 続きをみる
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最近、コロナの話題は一切聞かなくなったかわりに、多くの外国人観光客が一斉に日本各地に押し寄せてきて、あたかも国内景気がコロナ渦前に戻ったかのような報道が多く見られる。 実際に、コロナ前の状況が好景気だったのかどうかは疑わしいが、現実にわれわれを取り巻く環境は一段と厳しさを増しているように思える。... 続きをみる
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儲かっていると現金は増え、赤字になると現金は減っていく。 現金残高は損益計算書上の利益よりも経営の結果をより正直に映し出してくれる。 では、儲けるということはどういうことか? 「安く仕入れて、高く売る」ことである。 これは、生命保険会社であれ、自動車メーカーであれ、建設会社であれ、飲食店であれ、企... 続きをみる
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来年はどこの企業も今までよりもさらに強い逆風か暴風雨の中での舵取りを余儀なくされそうな気配である。 厳しい見通しの中で作成する経営計画は今までとはまったく違う意味を持つ。 今の会社では、毎年この時期になると、さも重要な行事であるかのように時間と手間をかけてあちこちの部署で来年の計画を作り始めるが、... 続きをみる
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次々と社員が辞めていく会社の特徴 ・強烈なワンマン社長、パワハラ社長が経営している会社 ・何度もHPを作り変えて、外部に対し自分の会社はいい会社であるというアピールをしたがる。(そんな理想的な会社があるわけがない!) ・固定(みなし)残業制にして、残業代を払わずに長時間働かせようとする。 ・何年働... 続きをみる
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1.数字の読めない社長の特徴 ①経理財務の担当者が作成した銀行用提出資料をさっと見ただけでわかったふりをする。 社長にはおかしな点を指摘できない代わりに、わかりやすくこちらから解説してあげる気遣いが必要である。 ②会社の組織図を2ヶ月に1回作り変える。 数字のことがわからないので、部署名... 続きをみる
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貸借対照表(B/S)の貸方(右側)は、 1.負債 (他人資本) 2.資本金(自己資本) 3.繰越利益剰余金 (自己資本の一部) で構成されている。 これらは、単純に言えばどういう方法でお金を会社に入れたかを表している。 これを経理の用語ではなく、普通の言葉を使えば、 1.お金を借りること 2.自分... 続きをみる
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中小企業に経営企画室って必要なのでしょうか? 中小企業で経営企画室がきちんと機能している会社なんてごく僅かのような気がします。 それは、役員たちが自分自身で考えずに、部下にすべて放りなげていることに起因しています。 そして失敗したら担当者の責任にして逃げてしまいます。 仕事もせず責任感のかけらもな... 続きをみる
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羽生善治日本将棋連盟会長は、「八冠達成、誠におめでとうございます。 継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、すべてが合致した前人未踏の金字塔だと思います。 今後も将棋のさらなる高みを目指して前進を続けられることを期待します。」と祝辞を送った。 そもそも羽生氏も、われわれの時代で... 続きをみる
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最近、M&Aを積極的に進め売上を拡大したものの、あえなく倒産したという企業のニュースがあった。 身近でも、こうしたM&Aを積極的に行なっている会社を何社も知っており、背後で金融機関や公認会計士やM&A仲介会社らがお互いの情報を回し合っているのかも知れない。 そして、自分が知っている会社の共通点は、... 続きをみる
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アメリカの景気は実際どうなのか? 先週の雇用統計の数字(33.6万人の増加)にはかなり驚いた。 この数字の中身は、政府関係の雇用で100万人増加したことが大きく影響しており、逆に、民間の雇用は40万人の雇用が減少していたと解説している動画があった。 自分は、アメリカ経済は既にかなり厳しい状況になっ... 続きをみる
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やっぱりアルゼンチンは強かった! でも、日本は、いい試合をしたと思う。 突き放されても、突き放されても、諦めずに追いかけていく日本代表の姿には感動した! みんな、本当によく頑張った! 色々言われている部分もあるが、いいチームだったと思う! スポーツも会社も、悪かったことより、良かったことにフォーカ... 続きをみる
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円安 ⇒ 金利上昇 ⇒ 資産(不動産)価格低下 ⇒ 建設業ほか関連産業低迷 金利上昇が進むと、必ず起こることが不動産価格の低下である。 金利が上がると、不動産を購入するコストが上がり、売買が成立しにくくなる。 そうすると、不動産価格は当然のごとく下落傾向となる。 不動産価格が低下すると、高金利に... 続きをみる
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先月、日本三大縁切り神社の、縁切り榎、伏見稲荷大社、門田稲荷神社を制覇した。 伏見稲荷大社は、かなり前に行っていたが、その時は縁切り神社とは知らず、千本鳥居を見たくて行っただけなのだが、一応コンプリートしたことにしておく。 今の時点で、すぐに叶ったお願いがあるわけではないが、不思議なことに自分の周... 続きをみる
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数年前まで、日本は景気低迷で物が売れず、賃金も下がったままで、デフレ状態が続いていたが、この1〜2年で、景気が低迷しているにもかかわらず、物価高が発生し完全にスタグフレーションの状態に移行している。 報道番組で、国内の地価が上昇しているとか高級マンションが売れているというニュースがある一方、ゼロゼ... 続きをみる
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だいたい法律や規則というものは、ルールを守らない人たちがいるから、あれだけ細かくたくさん作られているのである。 仕事ができて信用もできる人間だけが会社にいるのであれば、細かい規則は必要ない。 会社に規則が必要なのは、仕事をサボったり、無断欠勤をしたり、経費を私的流用したり、パワハラをしたりする社... 続きをみる
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