金利上昇の次に来るもの
円安 ⇒ 金利上昇 ⇒ 資産(不動産)価格低下 ⇒ 建設業ほか関連産業低迷
金利上昇が進むと、必ず起こることが不動産価格の低下である。
金利が上がると、不動産を購入するコストが上がり、売買が成立しにくくなる。 そうすると、不動産価格は当然のごとく下落傾向となる。
不動産価格が低下すると、高金利によるコスト増で、賃貸収入による利回りが下がるため、不動産市場はさらに低迷する。
売買金額が大きい不動産取引が低迷すると、不動産融資が命の金融機関は業績の悪化具合が大きくなる。
そうなると、銀行の融資基準が上がり、一般企業への資金供給が細ってしまい、倒産・廃業が増える。
本来なら、インフレに強いはずの不動産も、全般的に景気が悪くなると、どうしても不動産価格は下落してしまうことになる。
日本国内では、今だに不動産が動かないと景気は良くならない。 次から次へと新興の不動産業者が現れてくるのは、金融機関が簡単かつ担保面でも安全に融資を増やすことができるからだと思う。 それが日本経済を底支えしてきた面は少なからずあると思う。
いずれにせよ日銀が金利を上げて、円安を是正しない限り景気は浮揚することはない。
目先の日経平均株価の動きは分からないが、景気浮揚の見通しが立たない中、今後の日本の株価が中期的に上がるとは考えにくい。
NISAに個人の金融資産を誘導したい政府の考えは見え見えだと思う。
皆様の会社が儲かりますように!
福徳神社 (東京都中央区)
おにがわら すねお

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。