2002年2月15日(金)読了
マイクロソフトという巨大企業の中でWindows に搭載されているゲーム・3D インターフェースであるDirect X (コードネーム「クローム」), 陽の目を見なかった「クローム」を開発した男たちの悪戦苦闘の実話。
本のオビに「マイクロソフト版 プロジェクト X」とあるが、ちょっと違う気がする。
NHK のプロジェクト X より「ドロドロ感」が強いのは、プロジェクト X に登場する人たちのモチベーションが「人のために役立ちたい」 と利他的(本当はそうなのかわからないが)なのに対し、こちらのプロジェクトを推進する人たちの動機が「金銭的な報酬」、「組織でのポジション」であることだからだろう。