先日、忘年会で新宿・歌舞伎町の居酒屋で一杯。
いい気分に酔っぱらって外へ出ると歌舞伎町名物のキャッチが
ワラワラと集まってきました。
その気がないときは、目を合わさない、話さない、止まらないが対応の
3原則なのですが、キャッチの一人が
「今は自衛隊パブがオススメです!」
聞いたことがなかったので、つい「何、それ?」と口をきいてしまいました。
キャッチのお兄さんは得々と
「3店舗ありまして、一店舗目は女の子が軍服着てます。二店舗目は
女の子が匍匐前進してくれます」
「はぁ?????????????」
何が面白いのか全くわからず、3つ目を早く話せとばかり
「んで、三店舗目は、どーなの?」
と言うと、キャッチは
「三店舗目はお客さんが匍匐前進できます」
「はぁ????????????????????????
それで何かおもしろいの???????????????」
と言うとキャッチは
「はい、匍匐前進して、女の子の足の間をくぐれます!」
それを聞いたボクたちは大爆笑してしまいました。
終電間近だったので、そのまま帰りましたが、ひとり電車の中で落ち着いて
考えると、自衛隊パブの匍匐前進サービスはすごいことなんじゃないだろーか、
と思い始めました。
そもそもそうゆーサービスが当たると確信した経営者の判断基準はなんなんだろう?
3店舗も出しているということはそれなりのニーズがあるということなのでしょうが、
どうやってそのニッチなニーズを探り出したんだろう?
モノづくりでもなんでも、顧客の声を聞きながら、とかいわゆる現在の
延長型サービス、改善型サービスは比較的展開が容易な気がします。
しかし、匍匐前進+股くぐりサービスは何かを改善してできるものではなく
経営者の独創的発想がないとできないもののような気がします。
今年一番の売れ筋かつ独創的な製品はiPadだと思いますが、iPad開発と同じくらいの
独創性がないとこのサービスは具現化できないのではないかと思いました。
うーん、スティーブ・ジョブスは怒るかもしれませんが(笑)
↓ 真夜中の吉祥寺駅で見つけた真っ赤な自転車