23日、立憲民主党の代表選が行われ、野田佳彦元首相(67)が新代表に選ばれた。(・・)
投票結果は この図表の通り。
「いや~、ついに野田と小沢に乗っ取られたか」と立民支持者と共に嘆いていたmew。(ノ_-。)
もうガックリし過ぎて、今は代表選自体の感想を書く力がない。<部分的にしか見てないので、録画チェックが必要なのだけど。録画を見る気になれない。_(。。)_>
野田氏は、今日24日にも骨格人事を決めたいと。また、人事に関して「自分にない刷新感をどうつくるかが重要な観点だ」と語っていたのだが。
<オモテ向きの党内バランス維持のため、中道左派系の女性を要職に起用するとのウワサあり。>
mew的には、小沢一郎氏または小沢G(一清会)のメンバーをどのように登用するのかに注目している。(**)
<前回、小沢氏は泉健太氏を代表選で支援。代わりに党要職に小沢Gを起用(できれば小沢氏自身を選対委員長に起用)するように求めたのだが、泉氏がそれをせず。小沢氏と対立していた野田氏や岡田克也氏を周囲に置いてガードし、小沢氏の思うように動かなかったため、今回は「泉おろし」に走り、野田氏と手を結んだので。(-"-)>
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mewとしては、立民党にはド真中(中道)に中心を置いて、ちょっと右も左も包摂する政党であって欲しかったのだけど。
でも、新代表の野田氏は、自らが「穏健な保守」だと。また、自民党に失望した「穏健な保守」の受け皿となる「中道保守」政党を目指したいと言っているわけで
今後、立民党をどこまで支持できるのか、ビミョ~な状況なのだけど。<人事も見てみないと。>
そんな中、代表選後の辻元清美氏の発言が、印象に残った。(@@)
「(Q.野田さんは『右寄りゾーンを取り込みたい』と)野田さんが右ウイングを広げるなら、私はしっかり左ウイングを広げて、安定的なバランスをとった飛躍ができるように、一緒に力を合わせていきたい」(ANN9.23)
なるほど。(・・)
中からも外からも右に行く動きを封じちゃえばいいのかも。(++)
野田氏は、代表選後の挨拶で「私は自公過半数割れに追い込む。そのためには野党の議席を最大化するのが現実的な戦略だ。各野党にあいさつ回りをして、それをスタートに、それぞれの野党と誠意ある対話をし続けていきたい」と、他の野党と共闘する意欲を示していたのだけど・・・。
究極的には「維新と組むか組まないか」という点が大きな岐路になると言っていい。<何故なら、維新は(超)保守タカ派&新自由主義ゆえ、憲法・国家観も、経済政策もほぼ正反対の政党だから。>
ただ、幸い、維新の会の馬場伸幸代表は、「自公の過半数割れという点は、目標を共有しますが、まずは来る総選挙に互いに全力でぶつかっていきます」とコメントを発表したとのこと。<発言部分はANN9,23、維新HPにコメントが載ってた。>
維新の馬場代表は、以前も同様の発言をしている。<8月29日『維新・馬場、野田が代表でも選挙協力しないと』>
維新は、自公過半数に陥れた後、立民党ではなく、自民党と連携して憲法改正の早期実現をはかりたいわけで。是非、その考えを貫いていただきたい。(**)
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ここからは18日の『立民を野田・小沢に乗っ取られたら、日本がアブナイ!』という記事にも関連するのだけど・・・。
冒頭に、「いや~、ついに野田と小沢に乗っ取られたか」と書いたように、mew&周辺は、20年に立民党が国民党などと合流した時に、野田佳彦氏や小沢一郎氏が流入して来たのを見て、ず~っと警戒感を抱いていたのだ。(@@)
小沢氏は、93年の細川護熙政権で成功して以来、支持が得られそうな人を担いでTOPに置き、政権を獲得する&自分が政権を支配するという構図を理想にしている。で、21年に「枝野おろし」に動き、泉健太氏を担いで主導権をとろうとしたのだが、上述したように失敗。
そこで、今回は「泉おろし」発言をして、次に担ぐ人を探していたのだ。^^;
他方、野田佳彦氏は合流後、最高顧問に就任。後方から見守る役割を演じていたのだが。22年、安倍晋三元首相の他界を受け、国会で行なった追悼演説が自民党をはじめ保守系の議員や識者、メディアから賞賛され、ちょっと動きが変わって来た感じがあった。<この保守系からの賞賛が、世論調査での野田氏の高支持につながっている。(~_~;)>
野田氏は追悼演説の中で、衆院選で敗北した後、皇居での新総理任命式のため会った時に、安倍元首相に「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」と励まされたことを披露したのだが。それもあってから、23年頃から、保守系の識者、メディアを中心に、野田氏が立民党の代表になることを期待する声が広がって行ったのだ。
また野田氏自身も、予算委員会の重要な質疑などで質問席に立ったり、対外的にコメントを出したりする機会が増えて行った感じがある。(~_~;)
野田氏の中には、おそらく12年末に自分が首相として失った政権を奪還して、リベンジを果たしたいという思いがあったのだろうけど。安倍氏の追悼演説を機に、その思いが強まって来たのかも知れない。
ただ、野田氏は、それこそ昨日の当選が決まった会見でも「私が手を挙げていいのかということが、熟慮の中の一番のテーマだったんですよね…」と語っていたのだが。政治の刷新感が求められている中、政権を失った自分が&長老ベテランになった元首相の自分が、出馬していいものか、かなり迷っていた部分があったらしい。^^; <野田Gの蓮舫氏が都知事選で敗退したこともあったし。直前まで「昔の名前で出ています、というのはどうか」とか、出馬しないかのような発言をしてたのにな~。(-"-)>
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小沢氏は、その野沢氏の政権奪還への思いに目をつけ、長年の対立に目をつぶり、野田氏を担ぐことを考えたのだ。(・・) <小沢氏は「直諫の会」とつながりがある。^^;>
『野田氏に対しては、首相時代の平成24年に衆院議員任期を半年以上残して衆院解散を断行、民主党を下野させたことへの批判がなお根強い。党内の反感を最小限に抑えて立候補できたのは、周辺がうまく「外堀」を埋め、自然に名乗りを上げることができる環境を整えたからにほかならない。
地元の党千葉県連の有志議員に加え、中堅・若手グループ「直諫(ちょっかん)の会」の重徳和彦衆院議員ら幹部も野田氏に立候補を要請し、代表選出馬の流れができた。党内グループ「一清会」(約10人)を率いる小沢一郎衆院議員の支持も取り付け、党内での支持固めは堅調に進んだ。
次期衆院選の「顔」としての評価もまずまず高い。党代表選の1回目投票で別の候補に投票した中堅は、決選投票では野田氏を選んだと明かした上で「衆院選で支持を集めることができると考えた」と語った。(産経新聞24年9月23日)』
おそらく小沢Gは野田氏の代表選の選挙活動でも、いかにして国会議員だけでなく選挙の候補者、地方県連代表の票を集めるか、対策も講じたことだろう。(-"-)
<選挙で当選がアブナイ人は、野田氏が世論調査での支持が高い、維新との戦いを調整してくれるかも知れないとなれば、野田氏に投票しちゃうだろうしね。^^;>
何分にも「してやられた感」でいっぱいなので、グダグダ書いてしまったのだが。
とりあえず、今後の立民の動向を見つつ、27日までは自民党総裁選の行方を注視したいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS