【地方競馬・・・12日に川崎競馬場で全日本2歳優駿(JpnⅠ・ダート1600m)が行われ、2番人気で牝馬のミリアッドラヴwith西村(JRA)が優勝した。(*^^)v祝
ミリアッドラヴはデビューから3連勝。昨年の優勝馬・フォーエバーヤングが、この後、サウジ、UAEダービーにトライして2連勝を飾ったのだが。牡馬に負けぬスピードがあるミリアッドラヴもサウジをはじめ海外に挑むプランがあるという。
2着は3番人気のハッピーマン(坂井瑠・JRA)。1番人気のナチュラルライズ(横山武・JRA)は4着まで。
ホッカイドウのソルジャーフィルド(小野)が3着。門別→高知のジュゲムーン(阿部龍)が5着と健闘した。地元の南関から川崎のホーリーグレイル(牝・吉原)しか出走しなかったのは、本当に残念だった。(-"-)
総合・・・14日、中京競馬場でヤングジョッキーシリーズ最終戦が行われた。JRA、地方の騎手たちが1年間、競った結果、大井競馬の鷹見陸が優勝。2位に愛知の望月洵輝、3位に浦和の室陽一朗と地方騎手3人が表彰台を独占した。(*^^)v祝 <望月と室はJRA初勝利も。鷹見は今年から心機一転。大井でも調子がいい。ちなみに室の名は「ひいろう」と読む。(・・)>】
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先週7日に『立花系動画だけで再生回数が3千万回超。30%動画を参考に投票。背景に何が?』という記事を書いたのだが。
その時に兵庫県知事選に関する動画の再生回数のグラフを載せた。<また載せる。>
この再生回数のリストを見ていて気づいたのが、いわゆる「切り抜き動画」の種類、再生回数が多いことだ。(・・)
一般的に、本人発信の動画の一部を勝手に切り抜いて作った動画を発信するのは、嫌がる人が多いのだけど。<著作権、肖像権とかの問題だって関わって来る場合がああると思う。>
しかし、立花孝志氏もそうだが、今年の東京都知事選の時には石丸伸二氏が、また衆院選の時には国民民主党(特に玉木代表)が、逆に「切り抜き歓迎。どんどん拡散して欲しい」と視聴者に要請。
直接、候補者には関係のない人たちによって、いわゆるショートものを含め、どんどん切り抜き動画が作成、発信されるという状況が生じた。(@@)
しかも、もとのSNSや動画に虚偽の情報(or真偽が怪しい情報)が発せられた場合、切り抜きによって虚偽情報が拡散し、選挙の結果、人権に大きな影響を与えるという問題も出ている。_(。。)_
また、この切り抜き動画を出した人の中には、候補者の関係者、支援者もかなりいたのだろう。そいう人たちは、候補者を応援したいというボランティア精神で、行なったのではないかと察するのだが・・・。
どうやら、このような切り抜き動画の作成、発信を再生回数による収益を目的に行なっている、いわばプロ(職人)が少なからずいるという。(-"-)
何と石丸伸二氏の切り抜きをしていたアカウントの中には、ひと月で500万円以上稼いだ人がいるというのだ。(゚Д゚)
『ジャーナリストの森健氏が注目するのは、SNS上での選挙戦略、とりわけ「切り抜き動画」だ。
大量に玉木さんの動画が出回ったワケ
森氏は「 文藝春秋 」2025年1月号でこう述べている。
〈重要な要素が切り抜き動画だ。第三者が動画の一部を自由に切り抜いて編集、投稿したもの。今夏の都知事選で急激に人気を集めた石丸伸二候補の躍進や兵庫県知事選での斎藤元彦氏の再選の一因に挙げられている。
「衆院選では、この切り抜き職人と呼ばれる人たちが玉木さんに集まった。そのために大量に玉木さんの動画が出回りました」(ネットコミュニケーション研究所中村佳美代表)〉
〈この切り抜き動画は、動画サイトのシステムによって拡散される。ある動画を見て「いいね」を押す、もしくは長く見続ける。すると、それをシステムが検知してその動画に関連した別の動画を表示する。「おすすめ」の仕組みだ。この仕組みがうまく働いた可能性があると選挙ドットコムの高畑卓代表は言う。
「もともと玉木さん自身の動画ストックも多いうえ、切り抜き動画が大量に増えた。そうなると、玉木さん動画に『いいね』を押したら、その後はエコーチェンバー(反響室、繰り返し関連動画が表示され続けること)となって、抜け出せない。そうやって大量に玉木さんの動画を見ることになった人が多いと思います」〉
切り抜きで、ひと月で500万円以上稼いだ人がいます。
〈問題もある。切り抜き動画は玉木のファンでもなく、単に自らの収益のためとみられるアカウントが多いことだ。高畑が言う。
「石丸さんの切り抜きをしていたアカウントの中には、ひと月で500万円以上稼いだ人がいます。切り抜き職人の多くはその時バズる人のところに集まるだけ。収益目的で選挙活動に乗っかってくる切り抜き職人をどう考えるべきか。今後議論もあるかもしれません」
そんな動画の洪水の中、多くの現役世代が玉木の支持に傾いた可能性がある〉(文春オンライン24年12月9日)』
国民党の玉木代表(役職停止中)は、この切り抜き動画に関して、『「ボランティアのネット化」ですね。「ネットボランティア」と言ってもよいかもしれない。これまではチラシを配って情報伝達をするボランティアの方々がたくさんいてくださったのですが、「切り抜き動画」というのは、いわば「ネット時代のデジタルチラシ配り」です』という。
『森 しかし「切り抜き職人」にとっては、それがお金になるわけですね。
玉木 こちらの陣営からお金を払っていないという意味では「ボランティア」ですが、彼ら自身が自分で儲かる。つまり課金システムによる収益化によって、そこに「ブースト」をかける効果があることは、これまでと大きく違うところだと思います。しかし大事なのは「コンテンツ」です。中身が「面白いもの」「興味深いもの」で、「伝わるもの」でないと出回りません。だからこそ「政策」とか「理念」が大事になります〉(略)
〈玉木 アテンション・エコノミー、選挙エコノミーが生じていることは間違いないと思います〉
〈玉木 基本的には「表現の自由」を大事にすべきだと考えますが、ここは私もまだ答えを出しきれていないところです。「プラットフォーマーの責任をどう考えるか」ということになると思います〉(同上)』、
何かこの玉木氏の言い方は、まるで他人事のようにもきこえるし、無責任な感じもしてしまうところがある。(-"-)
玉木氏は「面白いもの」「興味深いもの」でないと出回らないと言うが。それが政策や理念であるとは限らない。
面白ければ、真偽不明の情報、最初から虚偽・デマの情報、誹謗中傷でも出回ることにらうわけで。その方が収益につながるとなれば、彼らは選挙に悪影響を与えたり、や人権を害したりすることなどに配慮せず、再生回数を稼ごうとするだろう。(-_-)
妙な「選挙エコノミー」が民主主義をゆがめないようにするには、どうしたらいいのか。早急に対処すべきなのではないかと大きな声で訴えたいmewなのである。(@@)
THANKS