SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

連載記事

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第108号(2024年12月号)
特集「2025年・広告の出し先」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine BOOKS(マーケジン・ブックス)は、激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに向けた、マーケティング分野の新しい定番書シリーズです。

書評

'); googletag.cmd.push(function() { googletag.pubads().addEventListener('slotRenderEnded', function(e) { var ad_id = e.slot.getSlotElementId(); if (ad_id == 'div-gpt-ad-1652255827456-0') { var ad = $('#'+ad_id).find('iframe'); if ($(ad).width() == 728) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.90; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(90*ww/728)+"px;width:"+728+"px;}", 0 ); } else { if ($(window).width() < 340) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.875; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(180*ww/320)+"px;width:"+320+"px;}", 0 ); } } } }); }); } else { document.write('
'); document.write('
'); }
イベントレポート

CPAだけでは見えない、メディアの価値を可視化したKDDIの事例紹介「最先端アドテクノロジーから読むマーケティングデータ分析」【アドテック東京2013レポート】


 9月18・19日の2日間にわたり、東京国際フォーラムで開催された「アドテック東京2013」。同イベントにおいて、デジタルインテリジェンス 横山隆治氏をモデレータとして、KDDI 塚本陽一氏、グーグル 村松直樹氏、マイクロアド 渡辺健太郎氏、ALBERT 山川義介氏、mediba 菅原健一氏が登壇したパネルディスカッション「最先端アドテクノロジーから読むマーケティングデータ分析」をレポートする。

ディスプレイ広告の本当の価値とは?KDDIが提示する2つの事例

 「最先端アドテクノロジーから読むマーケティングデータ分析」というテーマで行われたパネルディスカッションには、デジタルインテリジェンス 代表取締役 横山隆治氏をモデレータとして、KDDI コミュニケーション本部宣伝部 担当部長 塚本陽一氏、グーグル Head of DoubleClick Platform 村松直樹氏、マイクロアド 代表取締役 渡辺健太郎氏、ALBERT 代表取締役 山川義介氏、mediba CMO 菅原健一氏が登壇した。

パネルディスカッションの様子

 同セッションでは、「ブランディング効果指標の可視化」というテーマで、KDDIの事例が紹介された。「クリックやコンバージョンの結果だけでは、本当のディスプレイ広告の価値は明らかになっていないという前提に立って、2つの事例を紹介したい」と塚本氏は語った。

事例1:CPAだけでは見えてこなかったメディアの価値を可視化

講演資料より(以下、同)

 3PASの活用によって、いわゆるCPAなどのパフォーマンス系の指標を測ることができる。そこにオンラインの調査パネルを掛け合わせることで、配信しているオーディエンスのデモグラフィックがどんな人たちなのかを把握し、認知や興味・関心、利用意向、来店意向がどのように変化しているのかを、広告の非接触者と広告に触れた接触者で比較して、この調査では評価を行った。

 上図には、リターゲティング広告、純広告、DSP1、DSP2、アドネットワーク1、アドネットワーク2というメニューがプロットされている。そして折れ線グラフでは、左軸のCPAを示している。この折れ線グラフから、リターゲティング広告が最も効果が良いことが読み取れる。次に5,000~6,000円くらいのCPAでDSP1、アドネットワーク1、純広告、DSP2が位置している。このグラフから、CPAベースだけでみると、アドネットワーク2のパフォーマンスが最も悪いことがわかる。

 「これだけを見ると、次のキャンペーンのプランニングを考える際には、アドネットワーク2に使っていた予算を別のものにアロケーションするという議論になるだろう。しかし、このままではミスリードにつながる」と塚本氏は指摘し、次のグラフを提示した。

 上記の棒グラフは、auのスマートバリューというサービスの利用意向を調査した結果を表している。この調査結果から、CPAのパフォーマンスが一番悪かったアドネットワーク2は、サービスの利用意向の視点では、広告接触者の利用意向が約12%アップし、パフォーマンスが高いことが明らかになった。

 「本来はプランニングの中に組み込んでいくべきアドネットワーク2を、CPAだけで評価していたら、次のキャンペーンでは採用しないという結論に至っていただろう。CPAだけでは見えてこなかったメディアの価値が見えてきたことは非常に大きな成果だった」と塚本氏。

事例2:ディスプレイ広告とTVCFの自社サイトへの来訪貢献度/ROIを可視化

 2つ目の事例は、自社サイトに対してユーザーが来訪する際の貢献度とROIを見える化している事例である。マス広告の露出とディスプレイ広告のインプレッションについて、直接のサイトへの送客ではなく、表示自体がどう自社サイトへの来訪へ貢献しているのかを重回帰分析を行った結果が下図である。

 同調査ではTVCF(Television commercial film)を、キャンペーン訴求をする販促系コミュニケーションと、auの通信キャリアとしてのイメージ訴求をするブランディング系のものと、大きく2つに分けて分析した。

 販促系のTVCFは、ウェブにアクセスさせるモチベーションを誘発していることもあり、1visitあたりの貢献度が高い(17%)のは納得できる。そして注目すべきは、ブランディング系のTVCFの1visitあたりのROIが約670円なのに対して、ディスプレイ広告は約260円。そして貢献度を比較すると、それぞれ3%と2%で、それほどの差はない。

 「ディスプレイ広告とTVCFを、一つのものさし上で比較することで、今まであまり評価されていなかったディスプレイ広告のブランディングへの効果を可視化できた。今後はディスプレイ広告を単にCPAだけではなく、ブランディング系の指標に対しても使っていきたい」と塚本氏は述べ、事例から導きだした4つの結論を提示した。

事例から提示された4つの結論

・CPA以外にも評価すべき指標がある
・1つの指標だけでディスプレイ広告の価値を判断しない。複数の指標をKPIとして設定し、各メニューの強みと弱みを理解した上で、ゴールを達成するためのポートフォリオを構築すべき
・インプレッションの効果を可視化するためには、その前提としてインビューを測定することも大事。その結果をPDCAマネジメントにフィードバックする
・マルチデバイスでのパフォーマンスの可視化

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
クロスデバイスにおけるデータ収集

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/10/10 16:27 https://markezine.jp/article/detail/18510
' ); }

Special Contents

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_special.map(function(ad_id) { var ad_special_flag = 0; var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#ad_special_' + ad_id[0]).remove(); $('#ad_special_' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-special-wrap').hide(); } }); } else { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); }

Job Board

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_job_board.map(function(ad_id) { var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#' + ad_id[0]).remove(); //$('#' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-job-board-wrap').hide(); $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); }

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

メールバックナンバー

アクセスランキング

  1. 1
    読むだけでマーケティングトレンドを総復習!2024年のMarkeZine人気記事ランキング
  2. 2
    デリカミニの自然検索数が上昇!三菱自動車工業による、Xを取り入れた統合プロモーションとは
  3. 3
    CTV視聴者との“第一接触”を可能に インパクトと情報伝達力を両立する、TeadsのCTV広告とは
  4. 4
    【講演内容を復習】大前提、マーケティングには直接動かせる「変数」と動かせない「定数」がある
  5. 5
    「クリエイティブは数で勝負」「ショートドラマに勝機」専門家に聞く、2025年のTikTok広告攻略
  1. 6
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  2. 7
    LPから離脱する人々を「顧客体験を損なわずCVへ導く」AIチャットボット×LINE活用
  3. 8
    2024年下半期に話題となった「オフライン広告」 特徴は“探したくなる・調べたくなる・変化する”
  4. 9
    検索数、CVRともに大幅改善!ベネッセとサイバーエージェントのAI×広告活用
  5. 10
    学生を中心に拡大中の「BeReal」、マーケティング観点からの媒体解説

アクセスランキング

  1. 1
    読むだけでマーケティングトレンドを総復習!2024年のMarkeZine人気記事ランキング
  2. 2
    デリカミニの自然検索数が上昇!三菱自動車工業による、Xを取り入れた統合プロモーションとは
  3. 3
    CTV視聴者との“第一接触”を可能に インパクトと情報伝達力を両立する、TeadsのCTV広告とは
  4. 4
    【講演内容を復習】大前提、マーケティングには直接動かせる「変数」と動かせない「定数」がある
  5. 5
    「クリエイティブは数で勝負」「ショートドラマに勝機」専門家に聞く、2025年のTikTok広告攻略
  6. 6
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  7. 7
    LPから離脱する人々を「顧客体験を損なわずCVへ導く」AIチャットボット×LINE活用
  8. 8
    2024年下半期に話題となった「オフライン広告」 特徴は“探したくなる・調べたくなる・変化する”
  9. 9
    検索数、CVRともに大幅改善!ベネッセとサイバーエージェントのAI×広告活用
  10. 10
    学生を中心に拡大中の「BeReal」、マーケティング観点からの媒体解説
  1. 1
    AI×データ活用が導く、新時代のマーケティング変革とは?電通グループのキーパーソンに聞く
  2. 2
    SNSマーケ界の猛者ナハトに聞く、Meta広告の新運用手法「CIBS」の効果
  3. 3
    “できるところから”進める、アートネイチャーの連鎖的な顧客体験変革 データで顧客と末永いお付き合いを
  4. 4
    デリカミニの自然検索数が上昇!三菱自動車工業による、Xを取り入れた統合プロモーションとは
  5. 5
    2024年下半期に話題となった「オフライン広告」 特徴は“探したくなる・調べたくなる・変化する”
  6. 6
    新規の売上に寄与⁉アサヒビールが挑む、ファンダムと商品をつなぎ売り上げに貢献するブランディング
  7. 7
    OWNDAYS×電通グループが取り組む、来店促進を実現するマス×デジタルの広告活用術
  8. 8
    「ペルソナ」を作ると失敗する? Z世代向けマーケティングの勘違い
  9. 9
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  10. 10
    「激落ちくん」はなぜ価値を落とさずに製品展開を拡張できたのか?レックのブランド戦略から秘訣を学ぶ
  1. 1
    Z世代は「ブランド名」を覚えていない?リキッド化する社会で変わる、次世代生活者とブランドの関係
  2. 2
    NTTコミュニケーションズはなぜ全社をあげて戦略を実行できるのか?「BtoBマーケ5つの戦略」の裏側
  3. 3
    消費の好循環が起きる構造を可視化――消費者の「欲望」「消費」「心理変容」の因果関係から得られる示唆
  4. 4
    「ぬいぐるみクリーニング」で話題の「ネットで洗濯.com」がSNSで発信し続ける理由
  5. 5
    「ペルソナ」を作ると失敗する? Z世代向けマーケティングの勘違い
  6. 6
    代理店販売は「営業」ではなく「マーケティング」である。BtoB企業が今こそ注力すべき「PRM」とは
  7. 7
    目指すのは「フェムテック」という言葉のいらない世界。電通の専門チームに聞くフェムテック市場の動向
  8. 8
    “リタイア後の楽しみ”ではない。「大人の休日倶楽部」に聞く、人生100年時代におけるシニア×旅
  9. 9
    シニア・プレシニアのワーカーが急増。日本のスポットワークを牽引する「タイミー」が感じ取るインサイト
  10. 10
    キリンビールの組織改編から7年、「顧客志向」を全社戦略に反映させるため山形氏が行ってきたこと