銘柄スクリーニングとは?投資先を簡単に見つける便利な機能をご紹介 みんかぶ編集室 2021.10.29 株の豆知識 「株式投資を始めたものの、どの銘柄に投資をすればよいか分からない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。 日本の上場企業は約3,700社(2021年5月時点)あり、その中から投資する企業を選ぶのは簡単なことではありません。 そんなときに役に立つのが「スクリーニング」です。 スクリーニングとはふるい分けを意味し、設定した条件に当てはまった銘柄を簡単に見つけ出すことができる機能です。 本記事では、投資する銘柄を選定するために行われるスクリーニングについて解説していきます。 目次スクリーニングの目的スクリーニングの種類証券会社のスクリーニング機能 スクリーニングの目的 自分が投資したいと思う条件に合致する銘柄を自力で見つけ出すのは、とても大変ですよね。そんなときスクリーニング機能を使用すると、条件を指定することで、簡単に投資したい銘柄を見つけることができるのです。 実際にどのような条件で検索できるのかは、スクリーニングの種類によって異なります。次に、そのスクリーニングの種類について見ていきましょう。 スクリーニングの種類 銘柄スクリーニングの種類は多岐にわたりますが、何を基準に選定したいかによって種類が異なります。株価の暴騰や暴落などチャートの形から選定するのか、好調な業績の企業から探すのか、さまざまな条件があります。 みんかぶの銘柄スクリーニングページでは、スクリーニングの条件が大きく「企業の業績から探す」「株価の値動き(テクニカル)から探す」「テーマから探す」の3種類に分類されており、さまざまな条件を使って詳細な銘柄分析が可能です。 企業の業績から探す(企業業績でスクリーニング) MINKABUより引用 「企業の業績から探す」では、利益、純資産、(PER、PBRといった)財務指標など、企業の業績によって銘柄のスクリーニングができます。 ここで行うスクリーニングは、業績の良い企業を探したいという人、健全な資産構成の企業を探したいという人などにお勧めします。 みんかぶでは「絶好調な企業」「無借金で頑張る新興企業」といった直感的に分かりやすい条件を用意しており、具体的にどのような条件を設定すればよいか分からないという初心者でも簡単にスクリーニングできます。 株価の値動きから探す (テクニカルでスクリーニング) MINKABUより引用 「株価の値動きから探す」では、移動平均線、RSI(相対力指数:売られすぎか買われすぎかを判断する指標)といったテクニカル指標を使って銘柄のスクリーニングができます。 ここで行うスクリーニングは、株価の値動きのパターンから上がっている銘柄を探したい人や、割安に評価されている銘柄を探したい人などにお勧めします。 テクニカル指標は数多くあり、初心者が自分で条件を設定するのは難しいのですが、みんかぶでは(先程の「企業業績から探す」と同様に)初心者にも分かりやすい「ゴールデンクロス25日、75日 」「短期売られすぎ銘柄」といったスクリーニング条件を用意しています。 これらの条件を使えば、テクニカル指標の数値を細かく設定する必要はありません。株価の値動きの傾向が表現された条件を選んで、簡単に銘柄を見つけ出すことができます。 テーマから探す (銘柄テーマでスクリーニング) MINKABUより引用 最近の投資の傾向として、業種分類では分けることができない「半導体」や「脱炭素」といったテーマに資金が集まる傾向が強くなっており、みんかぶでは、こうしたテーマで銘柄をスクリーニングする機能も用意しています。 「株テーマから探す」では、「人気テーマランキング」「急上昇テーマランキング」から多くの投資家に人気のあるテーマや注目が集まっているテーマを探すことができます。このようなテーマ株投資について詳しく知りたい人は「テーマ株とは」をご覧ください。 証券会社のスクリーニング機能 次は証券会社のスクリーニング機能について見ていきましょう。 証券会社もさまざまなスクリーニング機能を用意していますが、証券会社によって用意されているスクリーニング機能が異なります。また証券会社では、複数の分類を組み合わせた銘柄検索が可能です。 例えばauカブコム証券は「kabu ナビ」というスクリーニングアプリがあり、200種類を超える多種多様なスクリーニング機能を誇っています。またこのアプリには、値上がり率/値下がり率の高い業種が一目で分かる「ヒートマップ機能」など、初心者も使いやすい機能が備わっています。 そのほかにも、チャートの形状からスクリーニングする機能や、アナリスト評価によってスクリーニングする機能を備えた証券会社もあります。 みんかぶでは、証券会社のスクリーニング機能のランキング「銘柄検索・スクリーニングランキング」があります。こちらを参考にしてスクリーニング機能が充実している証券会社で口座を開設してみるのもよいでしょう。