テクニカル分析をしたい人におすすめの証券会社 みんかぶ編集室 2022.03.09 (2021.10.29公開) 株の豆知識 株価の値動きを分析する方法の一つにテクニカル分析があります。 テクニカル分析を行なって銘柄を絞り込みたい場合、証券会社によって用意されているツールが異なるため、テクニカル分析に向いている証券会社はどこなのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、テクニカル分析を利用する人にぜひおすすめしたい証券会社をご紹介していきます。 それぞれの特徴を踏まえて、自分の取引スタイルに合った証券会社選びにお役立てください。 目次テクニカル分析とファンダメンタル分析テクニカル分析におすすめな証券会社3選 テクニカル分析とファンダメンタル分析 テクニカル分析とは まずテクニカル分析についておさらいしていきます。 テクニカル分析とは、過去の株価の推移を基にして、将来の株価の値動きを予測・分析することです。 株価チャートから読み取れる過去の値動きのパターンから、将来も似たようなパターンを示す可能性が高いと考えて、将来の株価を予測します。 テクニカル分析と言うと難しい印象を受けるかもしれませんが、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標の使い方を覚えてしまえば、初心者でもやりやすい分析方法です。 これらのテクニカル指標を活用することで、視覚的に分かりやすく値動きを把握できます。 ただし「過去と同じパターンの値動きが必ず将来も繰り返される、というわけではない」ということは常に意識しておきましょう。テクニカル分析は絶対的なものではないため、理論上は上昇するはずの局面でも株価が下落することがありますし、その逆もあり得ます。 ファンダメンタル分析とは 株価の動きを予測する方法には、上記のテクニカル分析のほかに、ファンダメンタル分析と呼ばれる方法もあります。 ファンダメンタル分析は、景気動向、企業の業績、財務状況を基に株価の推移を分析することです。つまり「企業価値と比較して、株価が割安に評価されているか」「企業の今後の成長が見込めるか」といったことを重視して行う分析方法です。 具体的には「自己資本比率」「PER(株価収益率)」「ROE(自己資本利益率)」などの財務指標を使って、企業の安定性や成長性、収益性などを分析します。 テクニカル分析とファンダメンタル分析の使い分け 上記のように書くと、一体どちらの分析を行えばよいのか分からないと思うかもしれませんが、トレードにはテクニカル分析とファンダメンタル分析の両方が必要です。 一般的に短期的なトレードではテクニカル分析が、中長期的なトレードではファンダメンタル分析が重視されます。しかし短期的なトレードを頻繁にする人も長期的なトレードをする人も、テクニカル分析が不自由なくできるようなチャート機能を備えた証券会社を選ぶことが重要になります。 テクニカル分析におすすめな証券会社3選 それではテクニカル分析をする場合にお勧めの証券会社を3つご紹介します。 プロも愛用する岡三オンライン証券 岡三オンライン証券の「岡三ネットトレーダープレミアム」は、岡三オンライン証券に口座を持っていれば無料で使うことができます。このツールには21種類のテクニカル指標が用意されており、それぞれの指標の数値を自分で設定し、各種売買サインを表示させることができます。 岡三ネットトレーダープレミアムは、チャート機能以外にも、ランキング機能も充実しています。46種類を超えるランキングがあり、中には「5分間株価急騰ランキング」「出来高急増ランキング」といった、他の証券会社にはない珍しいランキングも用意されています。これだけの種類があれば、デイトレから長期投資まで、自分の投資スタイルに合わせて活用できそうですね! 初心者でも使いやすいSBI証券 SBI証券のツール「HYPER SBI」は、通常は1カ月550円(税込み)の使用料がかかりますが、信用取引口座開設などの一定条件をクリアすると無料で利用できます。 HYPER SBIで利用できるテクニカル指標はなんと73種類もあります。他の証券会社と比較して多くの指標が用意されているため、より細かな分析が可能だといえます。 チャート機能以外では、板情報画面からマウスでドラッグ&ドロップするだけで注文できるなど、使いやすさが人気を集めています。初心者も簡単に操作できるお勧めのツールです。 便利機能が豊富なauカブコム証券 auカブコム証券のツール「kabuステーション」は、テクニカル指標が合計27種類用意されています。通常は1カ月990円(税込み)かかりますが、月1回以上の約定など、一定の条件をクリアすると無料で利用できます。 このツールには、チャート機能以外にも便利な機能が多く搭載されています。例えば「リアルタイム株価予測」という機能では、膨大な注文情報をリアルタイムで板寄せすることによって「予想価格」や「予想価格上下回数」などを算出できます。これを活用することで、寄付前に盛り上がりそうな銘柄や業種を探すことができ、銘柄探しの時間を大幅に短縮できます! そのほかにも、スムーズな取引をサポートするさまざまな注文方法が用意されているので、ぜひチェックしてみてください。 みんかぶでは各証券会社の取引ツールをランキング形式で比較しています。上記以外のツールもたくさん紹介しているので、使い勝手のいいツールを選んで快適に取引しましょう。 株の取引ツールランキング