学習時間の確保,か・・・
2008年 09月 02日
夕べは雨が降っていなかったので,久しぶりに夜風で
寝ようと思ったら,寝つけないのなんのって・・・
そうしたら,今日のニュースで夕べは熱帯夜だったそうで,
なんとまぁ「いい」タイミング。
今朝は寝不足でしんどいなぁと思いつつ,家を出た。
夜をにぎわす虫の声を聞きながら寝たいのだけれど,
それももう少しの間はお預けか。
サッシを閉めていても,虫の声は聞こえるけれど,
風に乗って聞えてくる音色はちょっとちがうからなぁ。
夕方のニュースで,東京の中学校では今年の夏休みを
短くしたところが何校もあったと伝えていた。
「学習時間の確保」だそうだ。
なんと勉強合宿までやるところもあったそうな。
「勉強が遅れなくなるからいいです。」なんて応えていた
子どもがいた。
ホントかなぁ・・・
わたしなんか,1日でもたくさん休みがほしいと思っていたから,
信じられない話。
でも,そこまで追いつめられているってことなんだろうか。
もう学校の役目は終わったなんていう人もいる,そんな時代。
学校で「勉強」することに,どれほどの意味があるんだろう。
もちろん,中学校では高校入試を控えているから,
試験勉強をせざるを得ないのはわかる。
でも,だ。
昨日も,道を歩いていtら,公文の塾の前でまっている親が
ずいぶんいてびっくりした。
塾の中は満杯状態で子ども達が問題にむかっていた。
訓練させられているんだ・・・なんて感じてしまう。
算数の問題を速く解けるかどうかは,さして問題ではない。
足し算や引き算のおっちょこちょいミスだってあっていい。
ようは解く過程が大事。
でも,学校でも塾でも,速く多くの問題を解かないといけない
試験というのがまっている。
フィンランドの学習についての本が,書店にはずらりと並んで
いるのに,試験をしないフィンランドの学校のやりかたとは
程遠いところで,現実には「改革」が行われるている実態。
こういう「改革」に右往左往させられる子どもがかわいそう。
実際のところ,わたしだって小学校にあがったとたん,
クラスの中でわたしだけが1から100まで数えられなかった,
という驚きとみじめさは覚えている。
その時はおお泣きしたもの。
でも,それだってちょっとの間のがまんですぐに解消できた。
子どもがかわいそうという親の気持ちはわかるけれど,
それと引きかえに,遊びの楽しさを奪われることの重大さは
あまり語られない。
ブータンの国王が1970年代に
「GNPよりGNHのほうが大事だ」といったそうだ。
GNPは国民総生産のこと。
このP=プロダクツに代わるHはハッピネス。
ものやお金の多さより幸せが大事というこのことば,
わたしはいいなと思う。
この「GNH」については,
『GNH もうひとつの<豊かさ>へ,10人の提案』(大月書店)
が,おもしろかった。
この本についてはまた今度紹介しよう。
寝ようと思ったら,寝つけないのなんのって・・・
そうしたら,今日のニュースで夕べは熱帯夜だったそうで,
なんとまぁ「いい」タイミング。
今朝は寝不足でしんどいなぁと思いつつ,家を出た。
夜をにぎわす虫の声を聞きながら寝たいのだけれど,
それももう少しの間はお預けか。
サッシを閉めていても,虫の声は聞こえるけれど,
風に乗って聞えてくる音色はちょっとちがうからなぁ。
夕方のニュースで,東京の中学校では今年の夏休みを
短くしたところが何校もあったと伝えていた。
「学習時間の確保」だそうだ。
なんと勉強合宿までやるところもあったそうな。
「勉強が遅れなくなるからいいです。」なんて応えていた
子どもがいた。
ホントかなぁ・・・
わたしなんか,1日でもたくさん休みがほしいと思っていたから,
信じられない話。
でも,そこまで追いつめられているってことなんだろうか。
もう学校の役目は終わったなんていう人もいる,そんな時代。
学校で「勉強」することに,どれほどの意味があるんだろう。
もちろん,中学校では高校入試を控えているから,
試験勉強をせざるを得ないのはわかる。
でも,だ。
昨日も,道を歩いていtら,公文の塾の前でまっている親が
ずいぶんいてびっくりした。
塾の中は満杯状態で子ども達が問題にむかっていた。
訓練させられているんだ・・・なんて感じてしまう。
算数の問題を速く解けるかどうかは,さして問題ではない。
足し算や引き算のおっちょこちょいミスだってあっていい。
ようは解く過程が大事。
でも,学校でも塾でも,速く多くの問題を解かないといけない
試験というのがまっている。
フィンランドの学習についての本が,書店にはずらりと並んで
いるのに,試験をしないフィンランドの学校のやりかたとは
程遠いところで,現実には「改革」が行われるている実態。
こういう「改革」に右往左往させられる子どもがかわいそう。
実際のところ,わたしだって小学校にあがったとたん,
クラスの中でわたしだけが1から100まで数えられなかった,
という驚きとみじめさは覚えている。
その時はおお泣きしたもの。
でも,それだってちょっとの間のがまんですぐに解消できた。
子どもがかわいそうという親の気持ちはわかるけれど,
それと引きかえに,遊びの楽しさを奪われることの重大さは
あまり語られない。
ブータンの国王が1970年代に
「GNPよりGNHのほうが大事だ」といったそうだ。
GNPは国民総生産のこと。
このP=プロダクツに代わるHはハッピネス。
ものやお金の多さより幸せが大事というこのことば,
わたしはいいなと思う。
この「GNH」については,
『GNH もうひとつの<豊かさ>へ,10人の提案』(大月書店)
が,おもしろかった。
この本についてはまた今度紹介しよう。
by KATEK
| 2008-09-02 20:39