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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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男の人は過労死する

今日も3度目のエントリー。

「のだめカンタービレ」の影響で,いつもなら聞かない交響曲を
昨日も今日も聞いている。

昨日はベートーベンの9番。
今日はベートーベンの7番。ただし木管と金管楽器だけで演奏したもの。
そしていまマーラーの5番。
人間の感情がうずを巻き,まとわりつき,昇天し,沈み込み・・・
「ベニスに死す」はマーラーの曲と一体化していたっけ・・・

突然思いついたことだけれど,過労死はほとんどが男性のような
(資料を見ていないので断定できないけれど)気がする。
そのわけは・・・
男性には「人間らしい生活」の基準がないからじゃないかって。
家の相方みたいに,家事をやり家でのさまざまな暮らしに全面的に
関わっている人は別。

疲れて帰ってきても,食事が待っていたり,お風呂が沸いていたり
洗濯や掃除は「誰かが」やってくれている,とすると,
人間にとって生きるのに必要な時間の基準がなくなって,
「会社時間」「仕事時間」しかなくなってしまうこともありだから。

わたしは,せめて夕飯は自分で作りたいし,お風呂を沸かしてはいりたいし
時々はは花の世話もしたいし,カーテンを洗ったり,ほつれ物を直したり
「生活」したいのだ。
そのほかに働く時間がある,というのが条件。

だから,仕事から戻ってきてバタンキューっていうのは,不自然なこと。
そして,そういう毎日が何ヶ月も続いたら,仕事の見直しをしたいって思う。

楽しみと生活とがくっついていて,初めて「人間の生活」なんだと思う。

そんなことも考えながら,いま仕事についても頭の中を整理している。

つい前の職場でのことを思い出してしまうけれど,
忘れることもまた無理なこと。
忘れて,流してっていうのは,日本の政治と同じ。
世俗的な「みそぎ」感覚じゃないだろうか。
無理に思い出すことはないけれど,今を考える材料にはしたい。

「健康で文化的な最低限度の生活」
憲法25条に高らかにうたいあげられているこの規定を守ろうとする
努力もしたいと思う。
by KATEK | 2006-12-27 20:25