ちょっとまじめに。
2006年 12月 22日
昨日のはしゃぎすぎで,今日はくたっとした感じで過ごす。
ところで最近話題になっている裁量労働制。
ホワイトカラーの労働時間制限をなくすという案のこと。
ここ200年近く,労働者の一番の課題は労働時間だったこと
忘れてしまったのだろうか。
歴史的に見たら,長時間労働をいかに規制するかが,
最初の要求だったということは,それが労働者の健康に直結する大事な
条件だからだと,わたしは理解している。
戦後の日本でも,労働法の制定は柱の一つだった。
いつの間にか労働者の働き口を探すのは,政府の役目からまるで民間に
移されてきたかのごとく,今は派遣労働であふれている現状。
それに少子化の問題をなんとかしなくてはといいつつ,女性の労働時間規制を
早々とはずしてきたではないか。
働くことで自立できる安心感こそが,健全な社会の条件だ。
そこが今ぐらぐらで,長時間労働と過労死,いっぽうで使い捨て労働の
増加になんの道も示していない。
残業代の問題に目を集めようとしているのかもしれないが
一番の問題は,健康的にどうにか食べていけることを求めること。
残業代を増やしたって,過労死してしまえばおしまい。
わたしにとっても,いったん職を離れれば働き口がないということが,
いまだに不安だからこそ悩みが深いわけで・・・
労働組合のことについても労働基準法にしても,もっと周知されることが
大事なんだと思う。
以前は三六(さぶろく)協定のことにしたって,きちんと授業で習っている
はずなのに,それさえ忘れられている。
労働者が自分の権利をもっと守っていかないとならない。
賃金アップだけが利益なんじゃない。
人間としての尊厳を守る労働について考える時がきている。
なーんて,最近思っているのです。
ところで最近話題になっている裁量労働制。
ホワイトカラーの労働時間制限をなくすという案のこと。
ここ200年近く,労働者の一番の課題は労働時間だったこと
忘れてしまったのだろうか。
歴史的に見たら,長時間労働をいかに規制するかが,
最初の要求だったということは,それが労働者の健康に直結する大事な
条件だからだと,わたしは理解している。
戦後の日本でも,労働法の制定は柱の一つだった。
いつの間にか労働者の働き口を探すのは,政府の役目からまるで民間に
移されてきたかのごとく,今は派遣労働であふれている現状。
それに少子化の問題をなんとかしなくてはといいつつ,女性の労働時間規制を
早々とはずしてきたではないか。
働くことで自立できる安心感こそが,健全な社会の条件だ。
そこが今ぐらぐらで,長時間労働と過労死,いっぽうで使い捨て労働の
増加になんの道も示していない。
残業代の問題に目を集めようとしているのかもしれないが
一番の問題は,健康的にどうにか食べていけることを求めること。
残業代を増やしたって,過労死してしまえばおしまい。
わたしにとっても,いったん職を離れれば働き口がないということが,
いまだに不安だからこそ悩みが深いわけで・・・
労働組合のことについても労働基準法にしても,もっと周知されることが
大事なんだと思う。
以前は三六(さぶろく)協定のことにしたって,きちんと授業で習っている
はずなのに,それさえ忘れられている。
労働者が自分の権利をもっと守っていかないとならない。
賃金アップだけが利益なんじゃない。
人間としての尊厳を守る労働について考える時がきている。
なーんて,最近思っているのです。
by KATEK
| 2006-12-22 19:36