サルからヒトへ
2006年 06月 17日
直立二足歩行というのは,すごい。
うまく歩けなくなってみると,サルがヒトに進化したということがなんだか自分のことの
ように思えるのだ。
ここ数日で,洗濯をしたり美容院にいったり,ちょっと長い時間の買い物をしたりと
できることが大幅に増えてきた。
でも,安心が落とし穴。
今日歩いたら,足の付け根がおかしくなってしまって,またサル歩きに戻ってしまった。
サルのからだのおこしかたから,ヒトのS字型の背骨の維持にまでにいたるには
案外距離があるものだ。
ヒトにとってサル歩きはしんどい。腰を痛めるし,背中もはってくる。
昔は,近所のおじいさん・おばあさん(特におばあさん)が,背中を90度まげて
よく歩いていたものだ。
しょっちゅう背伸びをしては,また杖をつきゆっくり歩くおばあさんの姿はわたしにとって
ひとつの原風景。
農家の労働があんなからだに変形させてしまっていたってことだよなぁ。
いま思えばすごいこと。
無理な格好をして人間によろこばれているアライグマの風太くんや
たって歩く犬やゾウくんたちは,けっこう大変なおもいをしているのかも。
でも,たって歩くことで(立つこと自体で),視界が広がり世界がちがってみえるのは
楽しくもあるのかしらん・・・
まぁそんなことを思いながら,本屋に立ち寄り,雑誌『世界』の7月号を買ってきた。
特集は「教育基本法が変えられてしまったら?」だ。
特集を読む前に,緊急座談会<「監視国家」はどこまで進むのか>に
目を通す。
海渡雄一・斉藤貴男・保坂展人さんの座談会。
改正入管法が成立したことなんて,ちっとも知らなかった。
法案が成立したあと,間髪をいれずに入管システムを変えたこと
アクセンチュア社という企業が日本の「自動化ゲートの実証実験・試行運用」を
受注。信じられない低価格で。
そのアクセンチュア社は,アメリカのUS-VISITという入管システムを運営している
企業だという。
つまるところ,日本国民一人ひとりの個人情報が,アメリカのシステムのなかに
組み込まれていくことが目に見えていると,海渡さんたちはいっている。
もっと知らなければいけないのに,なんだかうかうかしている間に
世の中が変わっていく。
情報の共有を急がなくてはと焦ったりもするのだ。
うまく歩けなくなってみると,サルがヒトに進化したということがなんだか自分のことの
ように思えるのだ。
ここ数日で,洗濯をしたり美容院にいったり,ちょっと長い時間の買い物をしたりと
できることが大幅に増えてきた。
でも,安心が落とし穴。
今日歩いたら,足の付け根がおかしくなってしまって,またサル歩きに戻ってしまった。
サルのからだのおこしかたから,ヒトのS字型の背骨の維持にまでにいたるには
案外距離があるものだ。
ヒトにとってサル歩きはしんどい。腰を痛めるし,背中もはってくる。
昔は,近所のおじいさん・おばあさん(特におばあさん)が,背中を90度まげて
よく歩いていたものだ。
しょっちゅう背伸びをしては,また杖をつきゆっくり歩くおばあさんの姿はわたしにとって
ひとつの原風景。
農家の労働があんなからだに変形させてしまっていたってことだよなぁ。
いま思えばすごいこと。
無理な格好をして人間によろこばれているアライグマの風太くんや
たって歩く犬やゾウくんたちは,けっこう大変なおもいをしているのかも。
でも,たって歩くことで(立つこと自体で),視界が広がり世界がちがってみえるのは
楽しくもあるのかしらん・・・
まぁそんなことを思いながら,本屋に立ち寄り,雑誌『世界』の7月号を買ってきた。
特集は「教育基本法が変えられてしまったら?」だ。
特集を読む前に,緊急座談会<「監視国家」はどこまで進むのか>に
目を通す。
海渡雄一・斉藤貴男・保坂展人さんの座談会。
改正入管法が成立したことなんて,ちっとも知らなかった。
法案が成立したあと,間髪をいれずに入管システムを変えたこと
アクセンチュア社という企業が日本の「自動化ゲートの実証実験・試行運用」を
受注。信じられない低価格で。
そのアクセンチュア社は,アメリカのUS-VISITという入管システムを運営している
企業だという。
つまるところ,日本国民一人ひとりの個人情報が,アメリカのシステムのなかに
組み込まれていくことが目に見えていると,海渡さんたちはいっている。
もっと知らなければいけないのに,なんだかうかうかしている間に
世の中が変わっていく。
情報の共有を急がなくてはと焦ったりもするのだ。
by KATEK
| 2006-06-17 20:49