半音階のうつろい katek.exblog.jp

さて，今日２度目の投稿。
相方がわきの下をぐいぐいマッサージして
くれたので，なんだか書く手が楽になった。
ありがたや，ありがたや。

前からここに書こうと思っていたことふたつ。

死刑制度のことが，ここ数年気になっていて
少年の殺人事件のことや日本以外の国の制度
など，興味をもった本はだいぶ入手している。
まだほとんど手をつけていないのだけれど。

少女を監禁・暴行（レイプも含む）したあげく
死に至らしめた何人かの少年のこと，
コンクリート殺人事件について何かの文章を
読んで，このことがマンガになっているのを知った。

樹村みのりさんのマンガだ。
『彼らの犯罪』朝日新聞出版

樹村さんのマンガは好きなものが多く，
でも残念なことに最近は，描いたものをあまり
みなくなった。
何回か話をしたくらいで，知人ともいえないが
樹村さんはすごく繊細で人を大事にする。
彼女の最近のマンガはフェミニズム関係のものが
ほとんど。
コンクリート殺人事件も，その視点から描いている。

昔の私だったら，殺されてしまった少女の側にたって
少年たちの，いや男ゆえの行為をひどく非難しただろう。
でも，今はなぜか違う。
樹村さんのマンガも少年たちを責める場面ばかりが
多くて違和感をもった。
なぜだろう。
少年達の行為は許されないことは確かなのだけれど，
ひどいということばだけで言い切れない何かがある，
そう思う。
樹村さん，今はどう思っていますか？
聞きたくなる。


もうひとつは
『いまだから読みたい本―３.１１後の日本』から。
まだ最初しか読んでいないけれど，
『宇宙樹』という本の抜粋が良かった。
抜粋ではなく全部読みたい本だ。
これについては，またの機会に。

手が疲れてきたのでおしまい。