グラムとは? わかりやすく解説

gram

別表記:グラム

「gram」の概念と意味

「gram」は、国際単位系SI)における質量基本単位である。その起源フランス革命時代遡り、その目的全ての人々が共通の基準理解しやすくすることであった。1グラムは、純粋な1立方センチメートル質量等しいと定義されている。

「gram」の発音・読み方

「gram」の発音は、国際音声記号IPA)で /ɡræm/ と表されるカタカナで表すと「グラム」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

英語での「gram」の定義

英語での「gram」の定義は、"a metric unit of mass equal to one thousandth of a kilogram"(キログラムの千分の一に等し質量メートル法単位)である。これは、国際単位系SI)における質量基本単位であることを示している。

「gram」の類語

「gram」の類語としては、「kilogram」、「milligram」、「microgram」などがある。これらは全て質量の単位であり、「gram」を基準にした派生単位である。

「gram」に関連する用語・表現

「gram」に関連する用語表現としては、「gram-positive」、「gram-negative」、「gram stain」などがある。これらは、細菌分類法であるグラム染色法に由来する表現である。

「gram」の例文

以下に「gram」を用いた例文10個示す。 1. This apple weighs about 150 grams.(このリンゴは約150グラムの重さである。) 2. The recipe requires 200 grams of flour.(そのレシピでは200グラムの小麦粉が必要である。) 3. The doctor prescribed 500 milligrams of the medicine.(医師はその500ミリグラム処方した。) 4. The gold necklace is 24 grams.(その金のネックレス24グラムである。) 5. The microgram is a unit of mass equal to one millionth of a gram.(マイクログラムは、1グラムの百万分の一に等し質量の単位である。) 6. The bacteria is gram-positive.(その細菌はグラム陽性である。) 7. The gram stain is a method of staining bacteria.(グラム染色は、細菌染色する方法である。) 8. The package weighs less than 50 grams.(そのパッケージ50グラム未満重さである。) 9. The density of water is one gram per cubic centimeter.(水の密度は1立方センチメートルあたり1グラムである。) 10. The kilogram is a unit of mass equal to 1000 grams.(キログラムは、1000グラムに等し質量の単位である。)

グラム【Hans Christian Joachim Gram】

読み方:ぐらむ

[1853〜1938オランダ医者1884年グラム染色完成

「グラム」に似た言葉

グラム【(フランス)gramme/(英)gram】【瓦】

読み方:ぐらむ

メートル法、およびCGS単位系質量の単位。1グラムは1キログラム1000分の1。記号g, gr

[補説] 精肉鮮魚などの食料品について、「グラム83円」などと言う場合は、100グラムあたり価格であることが多い。


グラム

【仮名】ぐらむ
原文gram

計量システム重さの単位。1グラムは1キログラムの千分の1で、1オンスの約30分の1である。

グラム

名前 Graham; Gramm; Gram; Ghulam; Glum; Graeme; Gramme; Guram

グラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 15:57 UTC 版)

グラム
gramme
gram
記号 g
度量衡 メートル法
国際単位系 (SI)
種類 基本単位の分量単位
質量
定義 10−3 kg
由来 最大密度温度での1 mLの質量
語源 ラテン語 grámma(書かれた物、わずかな重量)
テンプレートを表示

グラム: gramme: gram[注 1]、記号:g)は、質量計量単位である。計量単位令において、キログラム (kg) の1000分の1の質量と定義されている[1]

一円硬貨の質量が、1.0グラムである[2]

概要

メートル法によって新しい質量の単位として定められた。「グラム」という名称は、ラテン語の grámma に由来する。元々はグラムが質量の基本単位で、「最大密度にある蒸留水1ミリリットルの質量」と定義された。しかし、作られた原器はキログラムの質量を示すもので、その質量が1キログラムと再定義され、グラムはその1000分の1ということになった。

CGS単位系では質量の基本単位であったが、MKS単位系およびそこから派生した国際単位系ではキログラムが基本単位とされている。ただし、SI接頭語はキログラムではなくグラムにつけることとなっており、例えばキログラムの10−6倍は、「マイクロキログラム」(µkg) ではなく「ミリグラム」(mg) となる。なお、106 g (= 103 kg) 以上についてはトン (t) が用いられることがある。

漢字「瓦」は日本におけるグラムの音訳である「瓦蘭姆」に基づくものである。明治時代には、「瓦」から「瓱」(ミリグラム)、「瓲」(トン)などの国字が作られ準常用漢字として扱われたが、 1942年(昭和17年)に国語審議会から発表された標準漢字表案の段階において準常用漢字から外され[3]第二次世界大戦後は使用機会も無くなった。 1951年(昭和26年)以降の計量法に則した取引・証明においては「瓦」の字を用いることはできない。

21世紀の現代日本において、日常生活で用いられる質量はほとんどがグラムかキログラムを単位とするものである。例えば料理のレシピでは、基本的にはグラムで表記される。食材の売買はほとんどがグラムを単位として行われ、特に100グラム単位で取引されることが多い。また体重の計量にはキログラムが用いられる(新生児などの体重にはグラムが用いられる)。

質量の単位
キログラム
SI単位)
グレーン 常用オンス 常用ポンド
1 kg = 1 ≈ 15432 ≈ 35.274 ≈ 2.2046 ≈ 266.67 ≈ 1.6667 ≈ 0.26667
1 gr = 0.00006479891 = 1 ≈ 0.0022857 ≈ 0.00014285 ≈ 0.0172797 ≈ 0.000107998 ≈ 0.0000172797
1 oz = 0.028349523125 = 437.5 = 1 = 0.0625 ≈ 7.5599 ≈ 0.047249 ≈ 0.0075599
1 lb = 0.45359237 = 7000 = 16 = 1 ≈ 120.96 ≈ 0.75599 ≈ 0.12096
1 匁 = 0.00375 ≈ 57.871 ≈ 0.13228 ≈ 0.082673 = 1 = 0.00625 = 0.001
1 斤 = 0.6 ≈ 9259.4 ≈ 21.164 ≈ 1.3228 = 160 = 1 = 0.16
1 貫 = 3.75 ≈ 57871 ≈ 132.28 ≈ 8.2673 = 1000 = 6.25 = 1
力学の単位の3つのアプローチ[4][5]
基本単位 力・長さ・時間 重さ・長さ・時間 質量・長さ・時間
(F) F = ma = wa/g F = ma/gc = wa/g F = ma = wa/g
重さ (w) w = mg w = mg/gcm w = mg
単位系 BG GM EE M AE CGS MTS SI(MKS)
加速度 (a) ft/s2 m/s2 ft/s2 m/s2 ft/s2 Gal m/s2 m/s2
質量 (m) slug slug lbm kg lb g t kg
力 (F) lb kgf lbF kgf pdl dyn sn N
圧力 (p) lb/in2 at PSI atm pdl/ft2 Ba pz Pa

脚注

注釈

  1. ^ 英国においても、計量法規では、gram であり、gramme が用いられることはない。これに対して、メートルは metre、リットルは litre と綴られる。The Units of Measurement Regulations 1995”. 2017年3月29日閲覧。(英語)

出典

  1. ^ 計量単位令 別表第1、項番2、質量の欄
  2. ^ 知ってる? 貨幣のデザイン”. ぞうへいきょく探検隊. 造幣局. 2017年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月21日閲覧。
  3. ^ 修正加え、二千五百二十八字本決り『毎日新聞』昭和17年6月18日大阪版(『昭和ニュース事典第8巻 昭和17年/昭和20年』本編p710 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ Michael R. Lindeburg (2011). Civil Engineering Reference Manual for the Pe Exam. Professional Publications. ISBN 1591263417 
  5. ^ Wurbs, Ralph A, Fort Hood Review Sessions for Professional Engineering Exam, オリジナルの2011年8月15日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20110815173559/engineeringregistration.tamu.edu/tapedreviews/Fluids-PE/PDF/Fluids-PE.pdf 2011年10月26日閲覧。 

外部リンク


グラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:29 UTC 版)

終わりのクロニクル」の記事における「グラム」の解説

通称聖剣」。1st-G概念核兵器

※この「グラム」の解説は、「終わりのクロニクル」の解説の一部です。
「グラム」を含む「終わりのクロニクル」の記事については、「終わりのクロニクル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「グラム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

グラム

出典:『Wiktionary』 (2021/09/11 17:59 UTC 版)

名詞1

グラム

  1. 質量単位CGS単位系基本単位国際単位系では、接頭辞冠していないが基本単位ではなく、1キログラムの1/1000と定義される記号はg。
  2. 精肉店など、100g単位量り売りされているところで)100g単位[1]

漢字表記

語源

翻訳

名詞2

  1. 細菌学グラム染色

語源


「グラム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



グラムと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', ''];function getDictCodeItems(index) {return dictCodeList[index];}

すべての辞書の索引

「グラム」の関連用語






グラムのお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable() {return sideRankTable;}

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グラムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2025 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグラム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの終わりのクロニクル (改訂履歴)、ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士 (改訂履歴)、鋼鉄の虹 パンツァーメルヒェンRPG (改訂履歴)、Fallout 76 (改訂履歴)、エースコンバット7 スカイズ・アンノウン (改訂履歴)、ポストガール (改訂履歴)、異世界建国記 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのグラム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS