■ ストレスを放置してはならない!
すでにご存知かもしれませんが「過労死」という言葉は、すでに世界共通語になってまして、欧米メディアでも度々使われてます。
殘念ながら余り良い使われ方ではありません。過労死にいたるまでには、それ相当のストレスを抱えています。
しかし、上図にある通り、ストレスは万病の元といえるほど、様々な病気の原因となっているので、放置することは許されません。
そのまま放置すると自分でコントロールができなくなるほど、自分を追い込んでしまいます。
インターネットが普及してから我々の暮らしは飛躍的に向上しましたが、間違いなくストレスは加速的に増えていますよね。
ストレスが溜まれば溜まるほど心身に悪影響をおよぼします。
逆にいうとストレスを予防・解消できれば、様々な病気を予防できます。
■ こまめにストレス解消しよう!
仕事で何か問題が生じてしまい、強いストレスの影響からマイナス思考がさらに酷くなると問題を解決することが不可能な心の状態になってしまいます。
我々日本人は幸せホルモン「セロトニン」などの脳内物質の分泌量が欧米の人ほど多くありません。
このため、脳の構造上どうしても不安なことを考えてしまい、自らストレスを拡大してしまう傾向が強いです。
そうならないためにも、ストレスを解消する方法を身につけなければなりません。
ということで今回はストレスを予防・解消する方法についてまとめと精神科医でありながらベストセラー作家として話題作を次々出版されている樺沢紫苑先生自らがストレス解消法を解説している動画をあわせてご紹介させていただきます。
■ なぜ人は自分を追い込んでしまうのか?
うつ状態になると「認知のゆがみ」が生じてしまいます。
これはどういうことかというと、我々人間は自分でも気がつかないうちに自分を追い詰めてしまうことがありますよね。
このような考え方がくせになってしまうことを「認知のゆがみ」というのですが、ネガテイブな考え方や行動はすべて認知のゆがみと考えていいほどマイナスに働きます。
ですので、自分が普段どのように物事を考えているか見直すことも非常に重要です。
自分の心のクセを把握できれば、少しずつ修正することで様々な変化に対応できます。
■ ストレスを放置するとマイナス思考が悪化!
しかし、ストレスをそのまま放置して、ただがむしゃらに働いても問題を解決するどころか、不安や怖れといったマイナス思考がより悪化します。
頭の中が「あれがああなったらどうしよう」「これがああなったらどうしよう」といった具合に仕事上のトラブルが生じてしまったときのシュミレーションを延々と繰り返してしまいます。
そうなると夜になっても眠れなくなるなど日常生活に支障をきたすことになりかねません。
そうならないためにも、しっかり自分の考えるくせ(思考のクセ)を把握する必要があります。
■ 自己対話を習慣化する!
ではどうやって把握すればよいのか?。
自分の物事に対する考え方を客観的に見るためにも紙に書き出すと良いでしょう。
自分に語りかけながら自己対話する感覚で自分の隠れた思考を書き出すことによって俯瞰して自分を見ることができます。
例えば今日仕事でミスをしたとします。
ミスが発覚したときの心情やその後どのように処理して問題解決にいたったかといったことをメモ書き程度でいいのでまとめます。
例えば仕事のミスを職場の人たちがいる前で上司に怒られて非常に嫌な気分になった。
落ち込んだといった程度でいいので今日一日の行動をまとめてください。
自己対話を習慣化することによって、これまで自分に厳しくしていたのが、少しずつ寛容になっていき、それに比例してストレスに感じることが減っていきます。
■ 自分が最強のパートナーになる!?
自己対話を続けていくとこれまで自分で自分を苦しめていた思考が明確になるので、こうした間違った思考を手放していくと例えば職場での振る舞い方や仕事の進め方がより明確になります。
そして、職場の人たちの印象が少しずつ変わり、人間関係のストレスが徐々に緩和されていきます。
できるだけ毎日今日の出来事をノートに書いて下さい。嫌なことがあったら、そのときの感情を言語化してあげることで自分の感情に寄り添うことができます。
そうするとこれまで自分を否定してきた人は、少しずつありのままの自分を受け入れられるようになり、自己肯定感も高まっていきます。
こうした自己対話を通して自分と向き合うことに強いストレスを感じる方が多いです。
しかし、それを乗り越えて自己対話を進めていくと、自分の中にあるネガティブとポジティブが統合されて、自分が自分にとっての最強のパートナーとなって、より生きやすくなります。
■ ノートに書き込むと頭の中がすっきり!
自己対話に使用するノートは、あなたにとって人生を生きるうえで大切な教科書となります。
自分を客観的にみることで様々な気づきが生まれますので、時代がどんなに変化しても対応できます。
なぜならその気づきこそがあなたが導き出した様々な問題に対する答えとなり、これを生きた知識として自分で自分に教えることができるようになります。
しかも書くことでグチャグチャだった思考がきちんと整うので、余計な不安や思い込みも次第に小さくなっていきます。
■ ストレスを解消する最強の方法とは?!
こうした客観的に自分をみるための作業は慣れればどうということはないのですが、慣れるまでは落ち込んだり、激しい怒りがこみ上げたり、いらいらするかもしれません。
そうなれば当然ストレスをより強く感じてしまうことになりますので、そうならないためにも同時にストレスを解消する方法を実践する必要がもあります。
ちなみに飲酒はストレス解消にはなりません。逆にストレスが大きくなる原因となるケースが多いので、もっとも簡単にできるストレス解消法を3つご紹介します。
▼ ストレス解消法(1)深呼吸<
まず一つ目は「深呼吸」です。口から息をゆっくり吐き出し、鼻からゆっくり息を吸う、たったこれだけなんですが、繰り返し行なうことによって心身がリラックスできます。
▼ ストレス解消法(2)ウォーキング
次にウォーキングです。20分以上行なうことによって、緊張した心と体をほぐしてくれます。
これにストレッチが加わればもっと優れた効果はを発揮してくれます。
▼ ストレス解消法(3)睡眠
最後3つ目は「睡眠」です。
寝ることでその日にあった嫌なことを7~8割程度解消してくれます。
記憶が薄れていくので、とにかく寝ることが大切です。
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 精神科医:樺沢紫苑先生のチャンネル
「 ストレス発散最強法はコレ! 」
■ ストレスを解消する方法のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ストレスに強くなるためにメンタルを強くしようと試みる方が多いですが、個人的におすすめしません。より日々の生活がストレスフルになるからです。
メンタルが強い人よりも心と体をリラックスさせるのが上手な人の方がストレスと上手に付き合うことができるため、ストレスをため込むことがありません。
心と体をリラックスさせることで自分で自分を癒せるからです。
上記させていただいたストレス解消法はリラックス効果が高く、自分で自分を癒す方法としては最強なので、自己対話とあわせて是非一度試してみてください。