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■ 過剰適応症候群とは?


 
職場や学校で褒められて嫌な思いをする人はいませんよね。誰だった周囲の期待に応えたいという思いがあるからです。しかし、それが原因で周囲を気にしすぎるの問題です。
 
 
期待に応えるため、何でも完璧にこなさなければ気がすまなくなっつてしまうと心と体が悲鳴をあげても、それに耳を傾けようとしなくなり、とことん突き進んでしまいます。
 
 
これは典型的な「過剰適応症候群」の症状です。ここ数年過剰適応症候群の症状に苦しめられている人たちが増えており、今後爆発的に増えてしまう危険性があります。
 
 
 
 
 

■ 過剰適応症候群の特徴とは?


 
過剰適応症候群の症状が進んでしまうと、周囲の環境や人(特に上司などの目上の人)に対して自分を押し殺してまで「意見」や「行動」を無理に合わせようとします。
 
 
こうした背景には嫌われたくないという強い思いがあるため、周囲の人たちの気分を害した、不満などを言葉にして口に出すようなことは一切しません。
 
 
 
 

『 なぜ苦しくなるまで頑張るのか!? 』


 
つまり、今いる環境の中で人から嫌われたり、見捨てられてしまうことへの恐怖から、個人的な都合を全て排除してでも極端な形で会社や組織に貢献しようとします。
 
 
しかも、評価されれば、さらに頑張ってしまい、こうした傾向を強めます。
 
 
しかし、万一会社や組織に不利益が生じてしまった場合、罪悪感が半端ではありません。
 
 
自ら自分を苦しめる方向へ舵をとってしまいます。



 
 

■ 期待に応えようとする思いが強すぎる?


 
過剰適応症候群の人は明るくて人当たりの良い人が多いので、当然他の人よりも疲労やストレスが心と体に大きな負担となっているはずなのですが、まず休もうとしません。
 
 
こうしたタイプの人は周囲から当然評価されているので、頑張りすぎて心配されることよりも、「本当によく頑張ってるな」と思われてしまうことの方が多いのが問題なんです。
 
 
 
 
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▼ 人目が気になる!


 
しかも、評価されればされるほど人の目が気になります。
 
 
そうすると例えば会社にいないときでも自分のとった行動に問題がないかといったことを考えてしまうわけです。
 
 
このため、自ら24時間誰かに監視されているような環境を作り上げてしまいます。
 
 
 
 
 

■ 心と体がどんどん病んでいく?


 
頑張れば頑張るほど苦しくなるので、自律神経のバランスが乱れて睡眠が不足となり、うつ病などの心の病を引き起こしてしまうリスクが日増しに高まります。
 
 
それでも周囲の期待に応えようとする思いがあまりにも強すぎるため、無理をしてでも頑張り続けてしまいます。
 
 
こうした生き方が内臓器官に大きな負担となってしまいます。
 
 
 
 
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▼ 責任感が強すぎて休めない


 
まず胃腸炎などの胃や腸の病気になります。
 
 
常に痛むようになってもその性格が災いして病院に行くどころか一切休まないので、痛みの症状がどんどん悪化してしまうのです。
 
 
こうした体の痛みをギリギリまで我慢してしまうと、当然のことながら「がん」など死亡するリスクが高い重度な病気を早期発見できなくなってしまいます。
 
 
つまり過剰適応症候群に陥ると心と体の健康を保つことが非常に困難になってしまいます。
 
 
 
 
 

■ 過剰適応症候群から抜け出すには?


 
まず人に嫌われることに対する罪悪感から開放してやることです。10人中10人に好かれるということはありません。
 
 
10中3人以上の人から嫌われるものなんです。
 
 
あとの5人はどちらでもなく、残り2人に好かれれば十分なんだということをきちんと理解する必要があります。
 
 
逆にいうと10人中10人に好かれる人生は辛いものです。
 
 
 
 

▼ 自分のペースを大切に!


 
また、頑張りすぎて体を壊してしまったら、会社に貢献するどころの話ではありません。
 
 
そうならないためにも、自分のペースで苦しくない程度にがんばることです。
 
 
極端に自分を追い込まないためにも、時には会社や組織の愚痴や不満を語ることを許しましょう。
 
 
そうすることで徐々に過剰適応の症状が解消されることでしょう。
 
 
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 堀口香織さんのチャンネル
 
「 過剰適応症候群.wmv 」
 

 
 
 
 

■ 自分を犠牲にして頑張る「過剰適応症候群」のまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
過剰適応症候群は、病気ではないので、今回ご紹介させていただいた内容に当てはまっている点があるからといって心配する必要はありません。
 
 
ただし、現状があまりにも苦しいのであれば、無理して自分で解決しようとせずに心理カウンセラーやセラピストなどに相談しましょう。