■ 自律神経失調症とは?!
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、不規則な生活習慣などによって、自律神経のバランスが乱れることによって、自律神経失調症を引き起こしてしまいます。
自律神経失調症の主な症状として、めまい、ふらつき、動悸、頭痛、胃痛、下痢、倦怠感などがあげられます。
ストレス社会といわれて久しいですが、自律神経失調症やパニック障害、不安症などの精神疾患を患う人が増えています。
自律神経失調症の直接的な原因は依然として解明されていませんが、症状を改善する方法は、幾つもあり、どれもそれなりに効果があります。
私個人的な意見で恐縮ですが、自律神経失調症を発症した患者さんの多くが首や肩のコリがひどい状態にあります。
■ 自律神経失調症は自分で改善できる!
このため、ストレッチや自分で出来る簡単なセルフマッサージで体をほぐしてやることによって、例外もありますが、大抵の人は自律神経失調症の症状が飛躍的に改善します。
しかし、自律神経失調症の症状というのは、一時的なものなので、最初は戸惑いながらも放置してしまうケースが少なくありません。
そうすると自律神経失調症の症状が悪化するばかりか、さらに他の重病の原因になりかねません。
ということで、今回は自律神経を整えるエクセサイズをご紹介させていただきます。
■ 姿勢を正して自律神経失調症を治す!
今回ご紹介させていただく、ストレッチとそのやり方を実演しながら解説している動画を見て改めて姿勢がいかに大事かということに気付かされました。
職場で長時間座ったままパソコンの前で仕事をしていると、どうしても猫背気味になってしまいますよね。
また、仕事意外でも例えばスマホでゲームなどを夢中でやっていると、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってしまいます。
ですので、立っている時や座っているときの姿勢が非常に大切で、常に意識したほうがいいでしょう。
■ 首こりが自律神経失調症の原因に!
先に述べた通り、首や肩などがこりにこってしまうと、どうしても「自律神経失調症」になりやすいです。
実際に自律神経失調症に苦しむ患者さんの施術を行った整体師の先生の多くが口を揃えて「自律神経失調症の原因は首のこり」と断言されています。
日常の様々なストレスによってコチコチに硬くなった筋肉をヨガやストレッチなどのエクセサイズを習慣的に行うことによって、ほぐすことができます。
筋肉が柔らかくなれば血流が改善され、自律神経も整いやすくなるので、適度な運動を習慣化しましょう。
■ 自律神経を整える背骨ねじりストレッチ
自律神経を整える背骨ねじりストレッチは、2つのパターンによって構成されています。
一つは立った状態で壁を使って行ない、もう一つはイスに座ったまま出来るエクセサイズです。
両方ともジムで行う筋肉トレーニングのような過酷さとは一切無縁ですし、テレビを見ながらでも出来るので、習慣化しやすいのも魅力です。
体の上からしたにかけておこなっていきますので、体全体が良くほぐれます。おすすめは寝る前にこの自律神経を整える8秒運動を行うことです。
そうすることで、副交感神経にスイッチが入りやすくなるので、眠りの質が良くなります。
また、意識してリラックスすることも大切です。
このようなストレッチやエクササイズを取り入れながら、しっかり生活習慣を見直すことも重要ですが、もしそれでも不安に感じるようでしたら、一度医療機関を受診しましょう。
■ 背骨ねじりストレッチのやり方
『ウォールツイスト(立ち編)』
▼ ウォールツイスト『 Step1 』
まず最初に壁から20~30cm離れ、正面(壁に背を向けた状態)を向いた状態で立ちます。
▼ ウォールツイスト『 Step2 』
右脚を壁と平行に向けて、左脚は斜め45度に向けて下さい。
▼ ウォールツイスト『 Step3 』
両手を胸の前で広げて、壁に向かってゆっくりひねっていきます。
いけるところまでいけたら(絶対に無理はしないでください)壁にタッチします。
▼ ウォールツイスト『 Step4 』
首もいけるところまでいけたら、今度は首をねじって正面に戻していきます。
▼ ウォールツイスト『 Step5 』
壁と頭を平行にして状態を壁に倒していきます。壁に体重をかけた状態で自然な呼吸を3~5回行ないます。
▼ ウォールツイスト『 Step6 』
同じように反対も行っていきます。
『ウォールツイスト(座り編)』
▼ ウォールツイスト『 Step1 』
足腰に自信がない人は椅子に座って背骨をねじってみましょう。椅子を使った背骨ねじりです。テレビを見ながら手軽にできます。
座った状態で脚はやや広めに開いていきます。
▼ ウォールツイスト『 Step2 』
椅子の背もたれを両手で掴んでいきましょう。右側に回っていきます。このときできるだけおヘソは真正面を向いているようにイメージしてください。腰だけをねじるのではなく上体をねじるイメージです。
▼ ウォールツイスト『 Step3 』
次に顔だけ真正面に戻していきます。この状態で自然な呼吸を3~5回繰り返していきます。
【出典】 HEALTH PRESSさん
【画像】 Pinterest
【動画】 清流さんのチャンネルより
『背骨から自律神経を整える』
ウォールツイストの動画
■ 弱った自律神経を改善する方法のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
首コリが自律神経が乱れていることを知らせるサインなので、首コリを予防・改善するストレッチやマッサージを行うことによって自律神経失調症を予防改善することができます。
ストレッチやマッサージは所詮対処療法なので普段から質の高い睡眠や食事と適度な運動を行うことで生活を整える必要があります。
セルフマッサージよりも、ストレッチで体を動かすほうが気分も良いですし、やった感があるので習慣化しやすいと思います。
今回ご紹介させていただいたストレッチを行うタイミングについてですが、やはり寝る前がいいようです。
睡眠の質を改善してくれますし、睡眠の質が良くなれば、さらに自律神経が整いやすくなるので、おすすめです。