制作物

13.3インチ・タッチパネル ケース ※10/18追記

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13.3インチ・タッチパネル用のケース説明です。

中身の部品はこっち。

※納得できない箇所があったので改良しました。
改良版 13.3インチ・タッチパネル ケース

いつもと同じこと書いてもしょうが無いので、似ているのはなるべく省きます。
たかだか色が違うとか、差異の無い事で質を上げたとか書いても、面白くないので。
似た所・書いてない所は、igzoと4k・15.6インチ辺りを参考にして下さい。

igzo・7インチケース
4k・15.6インチケース

目的

ゲームやるために作ったので実用性重視。
今回は不透過なケースにしてバックライト漏れさせない。

不透明アクリルは光沢が安っぽいので、サンドブラストで梨地処理しています。
梨地にする事で、指紋汚れ・軽い擦り傷の目立ちを抑えています。

サイズ:328.5 x 212.5 x 20mm
(液晶部ユニット部分:厚さ12mm)

総重量:1290g
(ケース:915g・液晶:350g・映像基盤:25g)


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特徴

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タッチパネルとして、操作ポジションを重視した構造になっています。

フロントパネル(スクリーン)に荷重が掛かるので、液晶背部にクリアランスを確保してあります。
クリアランスを持たせることで押し込んだ際、液晶背面に負荷が掛からないようなっています。

その一方で画面が大きいこともあり、タップ時にスクリーンからの反発が生じてタッチが弾みがちです。
良い風に捉えると連打がしやすくなる事。底付き感の緩和。指を痛みにくい事などの利点があります。

あとは重量があるので、ゲームで派手なフリックをしても吹っ飛びにくくなっています。
良し悪しがありますが、使える・遊べる実用性は備えていると思います。

いつもと違う所

  • フレーム・最薄部 5mm
  • 梨地仕上げ&ワックス仕上げ
  • フロント部、ネジ不使用
  • メンテナンス可能な構造
  • 彫り込みによる、ケース厚の抑制
  • ケーブリング、配線処理
  • USBコネクタ、ケーブル
  • スタンド脚・金具

フレーム

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なるべくタブレットに近づけるため、見た目を損ねないよう設計しました。

加工誤差の吸収と、耐・衝撃性

ケース、フレーム部分はタッチスクリーン外形に近いサイズにしてあります。

設計上の外形サイズは、タッチスクリーン外形+3.0mmで設計しています。
加工時の誤差があるので、実寸では+2.0mmくらいです。(片側+1.0mm)

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若干大きくしてあるのは、側面からの衝撃対策です。
ぶつけた際にスクリーン破損を防ぐため、ショックをケースで受け止めるようにしています。

その他としては気温・湿度で変形しやすいアクリルの変形対策です。
あとは大きくすることで単純に強度を得るためです。

挟縁部分・補強 隠しネジ

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サイズをスクリーンに合わせる都合上、これまでのケースよりもフレーム幅を狭めています。
フレームと狭めると強度が落ちるので、補うためにネジ打ち箇所を増やしています。
フレームがより細くなる下部の5mm幅の所には、より小さいネジを通しています。

フロント側からネジが打てないないため、隠れる位置にネジ通しています。
フレーム部を液晶部・最背面からネジ固定しています。

正直な所、これでも強度は足りていませんが、壊そうと思わなければ、壊れない強度は確保しています。強度確認のため、試作を破壊してテストしました。

梨地仕上げ&ワックス仕上げ

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光沢・非光沢の参考に。貰った500円の普通の中学生うずめちゃん活躍。

傷・汚れ対策として、サンドブラストで梨地処理をしました。
梨地処理をすると、指紋汚れ・軽い擦り傷が目立ちにくくなります。
表面がサラサラ・ザラザラになるので、触った際の感触も良くなります。

処理の比較

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画像の右側にあるパーツが処理無し。左側が処理済み。
下に敷いているのが処理+ワックス仕上げです。

未処理の状態は傷や汚れが目立ちます。
サンドブラスト処理後は脱脂状態なので、油脂が着くと跡が残ります。
そのため、シリコン系ワックスを使って濡れ状態にすると、傷・汚れに対して更に強くなります。
これで質感の安っぽさと、汚れが目立ちにくくなっています。

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ケースの側面側もサンドブラストで処理しています。

ただし前面側のフレーム部分は処理していません。光沢のままです。
処理してしまうと、ガラス光沢との質感の違いでパネルが浮いて見るため、処理していません。
たかだか0.5mm~1.0mm露出している箇所ですが、ここは処理を分けて光沢を残しています。

ワックス

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ワックスは右の『つや出し』使ってます。
成分内容は水性・シリコンと油脂です。

送付分はワックス処理無し・脱脂状態で送付します。
好みで仕上げて下さい。要望があれば塗布しておきます。

ちなみに、シリコンオイルスプレーだと粘度が高くてダメです。
絶対ダメ。伸びずにベタベタになります。塗布したケースから移って酷い目に合いました。

フロント部、ネジ不使用

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ケースとスクリーン部の接合は、LCD用テープで接着します。
幅3mmのテープなので幅の狭いベゼル部分にも貼れます。

これまでのケース違って前面からネジを通せないから…というよりも。
フロント側のスクリーンの見た目を損ねないために採用しました。

テープ種類

接合用テープは接着強度のある[LCD・タッチパネル修復用のテープ]を添付します。
[3M][9080 Hi-Temp]を使用しています。

テープ特性は、応力に追随してが伸びるタイプです。
伸びることで接着面との接続が切れず、接合を保持します。
切れにくいので力が掛かっても元に戻ります。

少量だと伸びて動きますが、量を増やせばそれだけ外れにくくなります。
調整できるように送付分は未接着状態 & テープを添付します。好みで調整して下さい。

メンテナンス可能な構造

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スクリーン・フロントパネル以降はネジ接合です。いつもの。
問題があれば組み直し、分解して部品を交換できます。

キット化

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今回は完成品で作る予定だったのを、後からキット形式に変更しました。

完成品にするかキットにするか方向を決めあぐねてました。これまでも完成品が欲しいと言われることがあったので悩んでいましたが、まず自分が『組み立てる方が良い』という側なので、結局はキットに変更しました。『中身が見えないのはつまらない』っていう、いつものエゴです。

そんなんで、組み立ては面倒です。覚悟して下さい。
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破損対策

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キットにしたので、組立時に破損しやすい所は分割構造にしています。
ここはケーブルを収納する箇所なので、作業もしやすくなっています。

説明書無し、ごめんなさい

組み立て方法についての説明は後で書きます。
改良・修正する時間を作りたいので、許してください。

いつもみたいにネジを通した半完成状態で送付します。
分解してメモるか、わからない所があったら連絡をください。

組むの楽しみたいという方、この説明を見て構造が想像出来る方以外、オススメはしませんが…。
難しいと思う場合、完成品希望とお知らせ下さい。組んでおきます。

ケース厚の抑制

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やっと半分超えた、長い。

レーザー彫刻

厚み抑制のため、レーザー彫刻で部品に合わせた彫り込みをしています。
加工部位はタッチコントローラー基盤と、ケーブル脱落防止用のパーマセルテープ部分。

レーザー彫刻をすることで、部品の配置を効率化して2mm削減しています。
レーザーでの彫刻には時間が掛かります。長く照射しないと深く削れません。
面積も広いので時間掛かります。
それでも、切削するより作業性が良いので、レーザー彫刻で加工しています。

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画像のは粉塵が残っていますが、洗えば落ちます。
洗うと保護紙が取れてしまうので、保護紙付き・未洗浄で状態で送付します。


熱変形

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彫り込み部分は熱によって若干変形が生じますが、十分な強度は確保してあります。
また見た目に影響がある部分は、サンドブラスト加工によって隠蔽処理をしています。
画像のように加工部分を掴んで持っても破損しない強度は確保してあります。

ケーブルの配線処理

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内部のケーブルが遊ばないように、ケーブル固定用のホルダーを作りました。
ステップル状のケーブルホルダーを差し込んで、ケーブルを固定します。
edpケーブル、スイッチケーブル、USBケーブル。全てに使用しています。

ホルダーの固定方法

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装着はケース側のスリットに対して、ホルダーを圧入します。
スリットはホルダー厚よりも狭めてあるので、ホルダー部品がケースに食い込むようになっています。
設計上ではケース側の挿入部分をホルダーよりも-0.2mmほど小さくしてあります。

加工誤差が生じることがあるので、もしかすると抜けやすいものがあるかもしれません。
その場合は軽く接着剤を塗布して、乾かして厚みを増してから挿入して下さい。
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配線はなるべくアクリル間にスリットを設けてケーブルを取り回しするようになっています。
タッチコントローラー付近はパーマセルで受け止めて、ケーブルが潜らないように対処しています。

USB

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USBコネクタはネジ固定にしてあります。
USBケーブルの抜き差しする際の負荷にも耐えられる構造になっています。

タッチパネルの方で書いた通り、コントローラーから伸びるケーブルの強度も上げています。
基盤の下に敷いてあるベースパーツもレーザー彫刻で段付き加工しています。

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その他、いつもの

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4k・15.6インチでも書いたコネクタカバーを、こちらでも採用しています。
他にはいつものVesa75mm対応。三脚ナット対応とか。

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ユニット部を小さく平らにしてあるのでベタ置き対応です。
コネクタの側面に配置してあるので、接続ケーブルが邪魔になりません。

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スイッチ部分のプッシュブロックを挟んで、ケース外装からでも操作出来るようにしてあります。
部品に合わせた細かい切り欠きをしてアクリル量を保持することで、ケース強度をもたせています。

他にもあった気がするけど、いつものヤツです。
一通り盛り込んでるはず。後は何かあったかな。

こう考えると、これまでの要素は全部入れて、新しい事も盛ったと思う。
強度をもっと持たせたいのですが…これは部品の問題もあるので、いずれリベンジします。

スタンド脚 (追記)

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浅い角度で使うため、スタンド脚を装着できるよう追加工しました。
画像の脚金具の長さは40mm。傾斜角を11度で維持できるようになります。

金具は40mm・50mm・60mm・80mmがあります。(オプション扱い・常備するか検討中)
50mm使用時で13.5度。60mm使用時で16度。80mmで21度になります。

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背面四隅にナットを設けてあるので、ナットに差し込んで装着します。
そのまま装着するとケースに跡がつくため、間に挟む緩衝用ポリカワッシャーを添付します。

差し込み位置を変えれば、縦置き時にも対応出来ます。
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やっと書き終わった。長かった。
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