色々エントリが書かれていたので、僕も相乗りしてみよっと。
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自分は何を以ってして知られたいのか
ブログなんて書きたいことを書けばいいんだよという意見は多いのですが、書きたいものを書くということは、簡単そうで難しいです。書いているだけでは当然物足りなくて、目的なり意思なりがそこに介在しないと他人様に評価して頂く軸が生まれないのですが、そこまで至るまでにクリアしなくてはならないいくつかのハードルがあります。
- そもそも書きたいことは探すものじゃなくやってくるもの
- 書きたいことがあっても、伝えたいように書けるとは限らない
- 誰かに見てもらえるようになる為には時間の蓄積が必要
- 書いた内容が評価されるものとは限らない
こういうのをクリアして、やっと何かしらの意義が残る。
ブログはweblogの意味ですが、ログが意味を成す何かを形成するのはそのログが世界観を形成できる為のいわば熟成期間が必要なので、少々お時間がかかります。30〜50エントリぐらい欲しいところ。
もちろん「書きたいものを書く」というスタンスで基本的に問題ないですが、仕事やキャリアに結びつけるためのブログという立ち位置を意識しているなら、自分が何によって知られたいのか、また何を知りたいのかを明確にすることが大切です。それが明日の貴方の職種につながります。その為にも「語るべき自分は何なのか」を確立するのが先です。
いきなりは当然難しいし、時間と共にカタチを変えるものなのですが、自分の興味関心をエントリにしていることで、輪郭を帯びてきて色んなことが可視化されていきます。それだけでも、大きな意味があります。「ああ、オレはやっぱこういうの嫌い or 好き」の方向性が見えてくるようになります。初めから見えているのなら、それに越したことはありません。自分の属性でなく自分がここにいる理由を語れば、それで充分です。
ブログを書いて直接的に仕事が来ることは皆無と言って問題ないと思います。ブログそれ自体には商材が無いから。「いやぁこの人のブログは面白いなぁ」⇒「よっしゃ、この人に仕事頼んでみようか」と直結する為には、売り込むネタが無いとどうしようもない。コードなのか文章なのか企画なのか。「何を言える(発信している)のか」と「何を出来るのか」は基本的に別物です。主張が正しくても論拠に妥当性が無ければ、みなさんもそうやすやすと仕事は依頼されない。ましてや僕は皆さんからしたら、赤の他人ですから。僕はいつもその売り込むネタを書いて無いので仕事に直接的なインプットが無いなぁと書いていて思った次第。
だけど、ブログはきっかけ作りという点においてとても大きい。そもそも取り付く瀬もなければ、出会いも縁も起こりはしないから。
自重はダークサイド
根本的で結構見落としがちなのですが、ネット上では発言しない人は一切評価されません。評価されるネタがどこにもないから。
私が採用に関わってる時は、常に「ネットにどんな文章を晒しているか」ということを見るからだ。だから、ネットに晒している文章が元でスカウトが来ることはなくても、ネットに晒している文章で評価されることはあるし、それは少なくないということは理解しておいた方がいい。
ブログを書く暇があったらプログラムを書け | おごちゃんの雑文
おっしゃる通りですが気をつけておきたいのは、評価の対象となるのは自分の意見であって他人の意見じゃないこと。あなたが何を思ったのかが大切で、誰それがこう言ったなんてものは小さなこと。自分の意見をキチンと述べているブログはかなり少ない印象を受けます。的外れだろうが傲慢だろうが文脈読みにくかろうが、AならAと言っているからそこから幅が広がります。「いやーそうですねー、AかもBかもしれませんねー、まぁどっちでもいいんだけどねー」とか「あーこーゆのーあるよねー、でもこれってダメだよねー」的なただの皮肉じゃあ、誰にも響かない。むしろそれは、逆効果です。
評価をされうるということを裏返すと、自分に関心を持ってもらえることに直結します。自分に関心を持ってもらうためには自分のアウトプットが誰かのお役に立たないといけないのだけれど、それがあればブログはリアルの生活にターボをつけてくれることに繋がります。
自分に関心を持ってもらってナンボですが、悪目立ちはほどほどに。
そんなところで。