Pixabay(ピクサベイ)はアイキャッチ画像などを無料で使えるフリー素材サイトです。ブログやウェブサイト、資料作成などでフリー画像を使うならpixabayで検索してはいかがでしょう。
写真やイラスト、動画、音楽、GIFアニメなどが無料で商用利用出来てクレジット表記も不要。加工もOKです。
なんと現在では2,700万点以上もの高品質な素材が揃い、フリー素材ですが運営側でチェックもされているためクオリティは高いです。
おしゃれな写真や可愛いイラスト、シンプルなものから作り込んだものまで幅広く、ブログにも使い易いです。
ブロガーに人気の画像加工サービスのCanvaとも連携されているので、Canva Pro を利用している人には便利ですよね。
しかし、フリー素材だからといって、どんな使い方をしても良い訳ではありません。
そこで、この記事ではPixabayの注意点や、安全かつ便利な使い方のポイントを解説します。ライセンスなど利用規約を守って利用して下さいね。
この記事の目次
Pixabay(ピクサベイ)のフリー素材とは?
Pixabayは世界中のハイクオリティなフリー素材を使えるサイト。写真やイラストの画像以外にも、動画や音楽などの素材を扱っています。
これらクオリティの高いフリー画像と言えば、このPixabayとUnsplash(アンスプラッシュ)が特に有名です。
実はPixabayの素材のクオリティの高さには理由があります。
一般のクリエイターが写真やイラスト等の素材を投稿しているのですが、素材のカテゴリーごとにクオリティのガイドラインがあります。つまり基準を満たしていない物は不採用となるわけです。
この様にして、現在Pixabayライセンスの下でストックされた画像・動画素材は2,700万点を超えています。
フリー素材は何枚でもダウンロード可能です。広告用バナーからブログ・Webページのアイキャッチ画像まで、個人利用・商用利用に関わらず、あらゆる用途に利用できます。
ピクサベイ:Pixabay.com
Pixabay(ピクサベイ)の商用利用と著作権について
素材サイトはブログやウェブ制作でとても重宝しますが、無料で配布されているフリー写真素材であっても利用規約があるという点には注意しましょう。
ライセンス | 商用利用可能 |
---|---|
クレジット表記 | 不要 |
会員登録 | 不要 |
ライセンスや利用規約は随時更新されています。現在のPixabayライセンスや利用規約は以下のリンクからご確認ください。
ありがたい事に、Pixabayはクレジット表記は必須では有りません。素敵な写真であってもブログにクレジット表記を入れる事に抵抗がある人も多いですからね。
どこまでが商用利用なのか?禁止事項や著作権の概要については以下になります。
Pixabayで許可されている事
Pixabay公式サイトでは以下の様に説明してあります。
- 「許可されていないもの」に記載されている場合を除き、Pixabay のすべてのコンテンツ (画像、動画、音楽など) は、印刷物とデジタルを問わず、商用および非商用目的で無料で使用できます。
- 帰属は必要ありません。アーティストやPixabayにクレジットを表示する必要はありませんが、私たちのコミュニティからは常に感謝されています。
- Pixabayのコンテンツに変更を加えることができます。
つまり、特に注意が記載されていなければ商用・非商用関係なく無料で使用OK。クレジット表記は必須では無いけど、表記してくれたら嬉しいなって感じですね。
許可されていないもの、禁止事項は?
こちらもPixabay公式サイトでは以下の様に説明してあります。
- 他のストック プラットフォームまたは壁紙プラットフォームで、Pixabay コンテンツを再配布または販売しないでください。
- コンテンツの変更されていないコピーを販売しないでください。たとえば、ストックフォトの正確なコピーをポスター、印刷物、または物理的な製品として販売しないでください。
- 特定可能な人物を悪い印象や攻撃的な方法で描写しないでください。
- 特定可能な人物やブランドを含むコンテンツを使用して、製品やサービスとの誤解を招くような関連付けを作成しないでください。
- デジタル コンテンツまたはデジタル壁紙 (ストック メディア Web サイトや NFT など) として、Pixabay を再配布または販売しないでください。
素材をそのまま販売したりしなければ問題なく利用出来ます。書籍やゲームなど、より大きな作品へ組み込むとか。
仮にApple製品や一部の建物、ディズニーの画像がPixabayにあってもそれは商用利用の許可が必要です。有名なブランドはそのまま使える訳はありませんからね。
Pixabayの素材は基本的に一般ユーザーからの投稿です。「特定可能な人物やブランドを含むコンテンツ~」に関しては気を付けた方が良いかも知れません。
Pixabayの使い方
ここではPixabayの使い方とカテゴリーを紹介します。
現在、インターネットでは様々なコンテンツが存在し、求められる素材も多様化しています。Pixabayもしっかり時代のニーズに合わせて素材の種類を増やしています。
カテゴリー:【写真】【イラスト】【ベクトル】【動画】【音楽】【音響効果】【GIF】
写真・ベクターファイル形式 | JPG、 PNG、PSD、 AI、SVG |
---|---|
動画ファイル形式 | MPEG、MOV、AVI |
音楽ファイル形式 | MP3、WAV、AAC、FLAC、AIF、M4A |
GIFファイル形式 | GIF |
素材検索の絞り込み
Pixabayでの検索は普通に日本語で問題ありません。上の画像ではイラストのカテゴリーで「猫」を検索してみました。
一覧が表示されますが、ここから更に自分好みの素材を絞り込み(フィルタ)が出来ます。絞り込みの内容を少し解説します。
- 関連度順
- 初期は関連度順で、同じカテゴリーの新着順やおすすめから絞り込み。
- Illustration
- 現在イラストが選択されていますが、写真や動画のカテゴリーに変更します。
- サイズ
- 指定した幅と高さよりも大きいサイズの素材で絞り込み。
- 色
- 背景が透明なものや素材を構成する色味で絞り込み。
- 公開日
- 素材が公開された期間内の素材での絞り込み。
ちなみに以下の画像は、関連度順から新着順に変更した検索結果です。同じ「猫」でもガラッとテイストが変わりました。こういう作風の幅広さもPixabayの人気の秘密かも知れませんね。
良さそうな素材が見つかったら、次はサムネイルをクリックしてダウンロードの準備をしましょう。
素材をダウンロードする
検索された写真をクリックすると詳細画面に移ります。
このページでは以下の情報が分かります。
- 作者、いいねの数
- Pixabayのライセンス
- ダウンロードサイズやファイル形式
- 写真ならカメラの機種やISO感度、撮影日時などのExif情報
- 関連素材
画面右の【無料ダウンロード】をクリックするとダウンロードサイズとファイル保存形式の候補が出ます。
好きなサイズにチェックを入れ【ダウンロード】ボタンをクリックすればダウンロードが始まります。
ダウンロードボタンを押す前のタイミングで【Canvaでレタッチ】をクリックすれば、Canvaの編集画面へ切り替わり、そのままCanva上で編集作業をすることが出来ます。(Canvaアカウントが必要です)
これはCanva Pro を使っているブロガーにはとても便利な機能ですよね。
ダウンロードした画像はデータがとても重いので、掲載する前には必ずリサイズとデータの圧縮で軽量化しておきましょう。
次にもう一つ、ダウンロードする際に使える便利な機能を紹介します。
会員登録すると使えるコレクション機能
無料でフリー素材がダウンロード出来るPixabayですが、会員登録する事でコレクション機能が使えます。
これはお好みですが、効率的に必要な素材をダウンロードするのなら、コレクション機能を使って素材を管理すると便利です。
次の項目で説明しますね。
ダウンロードが便利なコレクションが使える
素敵な写真やイラストを見ていると、ダウンロード候補が沢山見つかると思います。でも、色々見ているうちに「アレ?さっきの画像ってどこだっけ?」となりますよね。
気になるたびにダウンロードしていては収集が付かなくて大変です。そこで、画面右にあるリボンのアイコンをクリックする事で【コレクション】に追加出来ます。
コレクションとは、気になる素材をストックして管理する機能です。これで後から改めてストックした素材を一覧で確認出来ます。
気になる素材を見失う事も無くなりますね。
コレクションの使い方
コレクションページへ行くとストックした素材の一覧が見れます。そこで素材を選択すれば、その素材のダウンロードページへ行く事が出来ます。
Pixabayサイト画面の右上にある人型アイコンをクリックするとマイプロフィールのメニューが開きます。メニューにある【Collections】を選びコレクションページへ移動します。
ストックした素材が一覧表示されます。ただ、このままだと分かりづらいですよね。
コレクションには分かり易い名前を付けておきましょう。
赤枠で囲んだ【Edit collection】をクリックするとポップアップが開くので、コレクションに名前を付けておきましょう。ここでは「猫のイラスト」と付けました。
コレクションを活用するとPixabayでの素材検索がグッと楽になります。
Pixabay内の広告を非表示に出来るかも
Pixabayの最大の注意点はフリー素材に紛れて有料の素材が紛れている事。関連画像の様に何気なく表示されており、思わずクリックしてしまうと【iStock】などの有料素材サイトへ飛ばされてしまいます。
この紛らわしい広告を非表示にするには、自分のオリジナル素材を10点アップロードするのが条件です。新規ユーザーは、7日間に7 回のみアップロードできます。
条件のハードルが高すぎですよね。有料広告が表示されるエリアは大体決まっているので、広告があるという事を知っておくだけで大丈夫です。
会員登録の手順
すでに解説した様に会員登録不要で利用出来ますが、会員登録して使う事も出来ます。
会員登録する事で、ダウンロードしたい素材を便利に管理できるコレクション機能が使えます。また、自分自身が素材の提供者にもなれます。
画面右上の【ログイン】【参加】のどちらからでも会員登録が出来ます。
- 参加
- 新規会員登録の事です。GoogleかFacebookのアカウントで登録、もしくはユーザーネームとメールアドレス、パスワードを入力して【参加】をクリック。
- ログイン
- すでに会員の人はここからログイン出来ます。検索画面へ行くと勝手にログインが始まりますが。
会員登録が完了すると人型のアイコンに変わる。ここをクリックするとメニューが開き、自分専用のコレクションページや設定画面に入れるようになる。
まとめ
今回はクオリティの高いフリー素材をダウンロード出来るPixabayを紹介しました。おすすめポイントをまとめると以下になります。
- 商用利用出来てクレジット表記も不要。
- 素材点数が多くてクオリティも高い。
- 素材探しが楽になるコレクション機能が便利。
- 素材ページからCanvaの編集画面にすぐ行ける。
クオリティの高いフリー素材サイトの中ではこのPixabayとUnsplashというサイトが有名です。日本のフリー素材サイトだと質の悪い物も多く含まれているので、素材探しも大変です。
効率よく良い物を探したいなら是非使ってくださいね。