fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★アマゾンがMGMを9,200億円で買収。動画配信に激震。

f:id:fpd:20210527132256j:plain

動画配信(ストリーミング)業界に激震が走った。動画配信「アマゾン・プライム」を傘下に持つオンライン小売大手アマゾン(Amazon)が100年近い歴史を持つ映画製作会社「MGM」を84億5000万ドル(約9210億円)で買収すると発表した。

f:id:fpd:20210527132332j:plain

 買収によりAmazonはストリーミング分野における競争を勝ち抜くため本腰を入れる。MGMの作品リストには「007(ジェームズ・ボンド)」シリーズや「ロッキー」シリーズ、そして「ファーゴ」「ロボコップ」から「羊たちの沈黙」に至るまでのクラシック作品などがある。また1万7000超のテレビ番組も含まれる。取引が完了すれば、すぐさまAmazonのプライムビデオプラットフォームはそうした作品へのアクセスが自由になり、これによりAmazonは、NetflixやHulu、HBO Maxといったライバルに対抗できる。

Disney+のような映画製作会社のストリーミングプラットフォームの立ち上げで目にしたように、買収取引は既存の契約が終了し次第、競合サービスからコンテンツが消えるという結果になりそうだ。

Amazonはまた、古い映画を保存する取り組みも行うという。「ハリウッドの黄金時代を生み出してきたMGMのライオンが名高い歴史を継続させ、United Artistsの創設で生まれたアイデアが才能ある人と彼らのビジョンによって創業者が当初意図した方法で生き続けることをとても誇りに思う。MGMの名高い歴史をAmazonに合流させるというのは刺激的な組み合わせです」。

アマゾンのMGM買収により、MGM製品で貸し出しされていた作品は引き上げられることになる。

MGMのライオンは、宿敵「Netflix」に向かって「ギャオ~!」吠えることになりそうだが、Netflixにとっては「犬(ライオン)の遠吠え」かもしれない。