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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

【おまけ】【映画ベスト100】④fpd の「洋画ベスト100」(一部改変、2024年版)

                                                  御三家?

ついでに、どさくさ記事に紛れて紹介。約20年前に、ブログで数回に分けて紹介した個人的なfpd【洋画ベスト100】を、10年前に再編集、今回2000年代以降も若干追加。 TOP10はほぼ不動。お気に入り映画「ラ・ラ・ランド」などが新規に加わった。


1.「アラビアのロレンス」・・・砂漠の自然と恐怖。70ミリ大画面で砂漠を行進するラクダの群れ。蜃気楼のなかでみせるピーター・オトゥール(ロレンス)の孤独感。大砂漠の中の人間の小ささ。モーリスジャールの壮大な力強い音楽。前後編の中で「休憩(インターミッション)」が入るという4時間近い映画も長さを感じさせないスケール。オトゥールのほか、アンソニークイン、アンソニー・クエイル、オマー・シャリフ、デビッド・ニーブンなどそうそうたる役者。

…初見はリバイバルで学生の時、テアトル東京の70ミリ大画面で、地元の友人たちと7-8人が車2台に分乗して駆け付けてみた。上映まで1時間以上並んで待った(笑)。
2.「ウエストサイド物語」・・・1位と2位は気分で入れ替わることがしばしば。この映画のオープニングで、流れる音楽とタイトルバックの美しさ。やがてカメラがニューヨーク・マンハッタンを俯瞰でとらえ、緊張が走るスタート。フィンガースナップ。何度観ても新鮮なミュージカル映画のMyベスト映画。「クール」「トゥナイト」なかでもリタ・モレノの「アメリカ」などの名曲。
3.「ゴッドファーザー」・・・リアルタイムで観た中でのトップが「ゴッドファーザー」! 音楽、マフィアの長、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の老け役メイクがすごく、当時49歳だったとは!息子マイケル(3男)を演じたアル・パシーノ(後にアル・パチーノに表記変更)の本格デビュー作。
4.「Z」・・・軽快な打楽器を駆使したミキステオドラキスの音楽。準主演格のジャンルイ・トランティニャンの予審判事を筆頭に、主演のイブ・モンタン、脇役のシャルル・デンネ、レナート・サルバトーレ、マルセル・ボズフィ「Z氏」の妻役のイレーネ・パパスほかの配役。映画の製作も兼ね出演したジャック・ぺランがカメラマンの記者役で、いきいきと演じていた。  
5.「カサブランカ」・・・(絶対にあの曲だけは聴くまいと決めていたが)「あれを弾いてくれ!」というハンフリー・ボガート。「いいんですか?」と応える黒人ピアニストのサム。ラストの空港のシーン。イングリッド・バーグマンのつぶらな瞳に光る涙。今は、タバコを吸うのは、遅れている?と思われるほど、環境が厳しくなっているが、映画の中のボガートのタバコの吸い方はきまっている。
6.「天井桟敷の人々」・・・ジャンルイ・バローの一世一代の名演技!3時間以上の長さの映画。今回紹介した中で、唯一映画館でなくテレビ(深夜)で観た作品だが「ベスト10」を外すことはできない。DVDが手元にあり再見予定。
7.「太陽がいっぱい」・・・説明不要。ニーノ・ロータの音楽。地中海の青々とした日照りの中でのどす黒い殺人という対比!ラストシーンで崩れる完全犯罪!ドロンの代表作!(2024年8月18日死去。88歳)
8.「第三の男」・・・第三の男(オーソン・ウエルズ)の意表をついた登場シーンが圧巻!全編に流れるチターの曲。観覧車の名セリフ。ウエルズの即興というからやはり「ただの市民(ケーン)ではなかった」(笑)。
9.「屋根の上のバイオリン弾き」・・トポル(このあと「フォロー・ミー」に主演)の名演。「伝統」「サンライズ・サンセット」などの名曲と踊り。ロシアを追われたユダヤ人家族の物語をミュージカルに仕立てた名作。
10.「ひまわり」・・・ビットリオ・デシーカ監督の集大成。ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの名コンビ。一面のひまわり畑にかぶさるテーマ曲。  

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11.「死刑台のエレベーター」・・・映画の醍醐味、サスペンス、怖さ、音楽のすばらしさ(ジャズ)、ラストシーンのあっといわせるどんでん返し!完璧な映画。主演のジャンヌ・モローもいい。
12.「かくも長き不在」・・・上位10本に入っていた時期もあった。感動作品!モノクロの小さな画面で、これほど迫ってくる映画はない。
13.「街の灯」・・・チャップリン映画では、一番のお気に入り。笑いと涙の感動!盲目の女性が見えるようになり、手のぬくもりで知り「あなたなの?」と語る場面!
14.「夜の大捜査線」・・・シドニー・ポワチエとロッドスタイガーの男の友情。熱気に満ちた主題曲!
15.「ラ・ラ・ランド」・・・第89回アカデミー賞では「タイタニック」(1997年)「イヴの総て」(1950年)に並ぶ史上最多14ノミネート(13部門)を受け監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(「シティ・オブ・スターズ」City Of Stars)、美術賞の6部門を受賞。

16.「L.A.コンフィデンシャル」・・・原作を読んでからみた。インサイド・ストーリーは興味シンシン。警察内部の腐敗、隠蔽。ケヴィン・スペーシーなど俳優陣がよかったが「ナインハーフ」以外では、最も魅力的だったキム・ベイシンガーが妖艶。
17.「シンドラーのリスト」・・・スピルバーグ監督。ラスト・シーンのユダヤ人の墓詣での姿に感動!
18.「ショーシャンクの空に」・・・ヒューマンタッチの感動。刑務所内のモーガン・フリーマンの人間味!
19.「ブリット」・・・スティーブ・マックィーンの刑事がかっこよく、ラロ・シフリンの曲もいい。
20.「フレンチ・コネクション」・・・カーチェイスと、ジーン・ハックマンの型破りな刑事。
21.「明日に向って撃て!」・・・崖から飛び降りるサンダンスのセリフ(「泳げないんだ!」)
22.「コーラスライン」・・・ダンサーのオーディションをミュージカル映画に!
23.「ジョーズ」・・・サメがガバッと来たとき固定椅子から、落ちそうになった(笑)。
24.「情婦」・・・二重、三重のどんでん返し。ディートリッヒの名演!
25.「ニュールンベルグ裁判」・・・ウイドマーク、ランカスター、トレーシー名優たち!
26.「十二人の怒れる男」・・・密室劇。裁判劇の意外な展開に感動!
27.「サンセット大通り」・・・再起を目指す元大女優の鬼気迫る演技!
28.「悪魔のような女」(1955)・・・あっと驚くどんでん返し。
29.「ライアンの娘」・・・デビッド・リーンの大ロマン映画。パラソル!アイルランド!
30.「ベン・ハー」・・・迫力ある歴史劇。チャールトン・へストンが適役!
31.「大脱走」・・・捕虜収容所の脱獄計画の実行とマックイーンのバイクによる高原の疾駆が圧巻!
32.「荒野の七人」・・・壮大なスケールの七人の西部のガンマン!
33.「ダーティ・ハリー」・・・マグナム銃をおみまい!汚いキャラハン刑事の誕生!
34.「華麗なる賭け」・・・マックイーンの完全犯罪成功の高笑い。音楽「風のささやき」
35.「さらば友よ」・・・ラストシーンにしびれた。ドロンよりブロンソン!
36.「アパートの鍵貨します」・・・サラリーマンの悲哀。上司のためなら鍵も貸します!
37.「欲望という名の電車」・・・名優のぶつかり合い。ビビアン・リー、ブランド!
38.「MASH」・・・戦争の現場は、こんなはずでは。
39.「ラスト・ショー」・・・映画館が消える、館長のさびしさと青春映画。
40.「サテリコン」・・・ローマ時代の退廃を鋭く。フェリーニの映画を初めて見た感動!
41.「いつも心に太陽を」・・・ルルの切々たる哀愁のメロディとポワチエの人間味!
42.「西部戦線異状なし」・・・戦争映画の傑作といわれます。
43.「エルビス・オン・ステージ」・・・人間エルビスに迫った熱と汗。ヒット曲の数々!
44.「007ロシアより愛をこめて」・・・シリーズで最高との評価で、1本入れた。
45.「鉄道員」・・・イタリア家族、父親の威厳をピエトロ・ジェルミが見事に。子役も!
46.「ブーベの恋人」・・・テーマ曲はザ・ピーナッツも歌いました。C.カルディナーレ!
47.「ワイルドバンチ」・・・バイオレンスの巨匠、サム・ペキンパーの代表作!
48.「サイコ」・・・精神に異常をきたした、アンソニー・パーキンスの恐怖の演技!
49.「北北西に進路を取れ」・・・スリルとサスペンス!逃げるケーリー・グラント!
50.「ダイ・ハード」・・・アクション映画の新ヒーロー誕生!80年代のベスト1。
51.「昨日・今日・明日」・・・ソフィア・ローレン、マストロヤンニの最高コンビ。
52.「俺たちに明日はない」・・・ラストシーンの衝撃! アメリカンニューシネマの到来!
53.「激突!」・・・身に迫る恐怖。しかし、相手は人間でなく・・・。
54.「雨の訪問者」・・・ブロンソン絶頂期の代表作。音楽も最高!
55.「仁義」・・・アラン・ドロンがクールに決めた!フイルムノワール(暗黒映画)! 
56.「風と共に去りぬ」・・・長期間、歴代興行記録No.1の地位に。「ET」まで。
57.「ローマの休日」・・・オードリーの愛らしさ。グレゴリーペックとの名コンビ。
58.「終着駅」・・・ジェニファー・ジョーンズの美しさ。イタリアのテルミネ駅が有名に!
59.「めぐり逢い」・・・行き違いにはらはらも、ハッピーエンド。
60.「赤いテント」・・・コネリーがイメチェンにいどんだ北極の遭難題材。
61.「暗くなるまで待って」・・・盲目の主婦へプバーンに襲う恐怖!
62.「レベッカ」・・・ローレンス・オリビエ、ジョーン・フォンテーンの美男美女。
63.「リオ・ブラボー」・・・ジョン・ウエイン、ディーン・マーチンの銃の受け渡し!
64.「・・・You・・・」・・・アメリカ学園紛争ドラマ。
65.「小さな恋のメロディ」・・・11歳同志の結婚宣言に周囲は、混乱!
66.「戦略大作戦」・・・ブラック戦争コメディ。イーストウッド、サザーランド。
67.「荒野の用心棒」・・・イーストウッドのマカロニウエスタン出世作!
68.「慕情」・・・香港舞台のメロドラマ。音楽と思い出の丘のシーン!
69.「王様と私」・・・ユル・ブリンナーのつるつる頭ここから。当たり役。
70.「クイーン」・・・ダイアナの事故死から1週間の、英国王室の混乱をリアルに描いた実話。英国の名女優ヘレン・ミレンが本人そっくりにエリザベス女王を演じている。
71.「ロスト・イン・トランスレーション」・・・”外人”から見た東京が異国に思え、自分も外国にいるような錯覚を。くたびれた中年ビル・マレーと若い人妻のスカーレット・ヨハンソンという異国の地で孤独を味わう二人が自然に役柄を演じて味があった。
72.「ブラックブック」・・・第二次世界大戦時、ナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンス。
73.「個人教授」・・・ルノー・ベルレー、ナタリー・ドロンの青春
        映画。
74.「グラン・トリノ」・・・俳優&監督としてクリント・イーストウッドの頂点ではないかと思った。苦虫の表情のイーストウッドが素晴らしい。
75.「ポセイドンアドベンチャー」・・・オリジナル版は、アイディアと群像劇で感動!
76.「悲しみの青春」・・・はじめてみた美人女優、ドミニク・サンダ!
77.「史上最大の作戦」・・・オールスターキャストで、戦争をリアルに!
78.「大空港」・・・バート・ランカスターほか、俳優で見せる!
79.「シベールの日曜日」・・・モノクロ映画の傑作。ゴッジの愛くるしさ!
80.「プラダを着た悪魔」・・・ひとえに、メリル・ストリープの存在感に負うところ大。
81.「ブルックリン」・・・1950年代初頭を舞台にアイルランドの田舎町からニューヨークへと移住した女性の波乱の生涯。悩みながらも気丈に生きる主人公の成長物語。
82.「テキサスの五人の仲間」・・・意表を突く痛快どんでん返し映画。
83.「ユージュアル・サスペクツ」・・・カイザー・ソぜの正体。アッと言わせる展開。
84.「バニー・レイクは行方不明」・・・観客はミスリードされるが、死後はあっと驚くエンディング。
85.「あるスキャンダルの覚え書き」・・・ケイト・ブランシェットとジュディ・デンチの名女優対決のバトル。老女で醜女デンチの獲物を狙う姿が、凄まじい。
86.「ル・バル」・・・戦後のフランスの音楽の歴史などをダンスホールに集まる人々により映し出す。セリフが一切なし!
87.「卒業」・・・アメリカの金持ち一家の風刺。サイモンとガーファンクルの軽快な音楽。
88.「善き人のためのソナタ」・・・東ドイツのシュタージのエージェントを主人公にしたドラマ。当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描いていた感動作品。新刊本に記された暗号文字:「HGW XX7に捧ぐ 」を発見した時の驚きと感動。
89.「スピード」・・・時限装置が仕掛けられたバスを巡るスリリングな展開。
90.「アンタッチャブル」・・・禁酒法時代のカポネと警察の戦い。音楽と映像。
91.「探偵スルース」・・・登場人物が2人だけの丁々発止の密室劇。
92.「ニュー・シネマ・パラダイス」・・・消えゆく映画館と哀愁。ラストの感動に号泣。
93.「ライフ・イズ・ビューティフル」・・・戦争とユダヤ人一家の感動作。
94.「ダラスの熱い日」・・・ケネディ大統領暗殺のリアルな再現と真犯人。
95.「猿の惑星」・・・ラストの衝撃。
96.「オリエント急行殺人事件」・・・アガサ・クリスティ原作の傑作。
97.「おかしなおかしなおかしな世界」・・・人間の欲を痛烈に批判した抱腹絶倒のコメディ。
98.「ダイヤルMを廻せ!」・・・ヒッチコックの真髄!
99.「ウルフ・オブ・ウォールストリート」・・・レオナルド・ディカプリオの名演。
100.「ゲット・アウト」・・・驚きのストーリーテリングの面白さ。

「ゲット・アウト」…不気味で、違和感ありありの行きつく先は…?



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