2009/05/20
それでも微妙な保証の限り
少し前に見つけた、AdobeのTechNoteに掲載されてた、とある登録内容。納得ができるとともに、もうひとつ納得がいかないものがあったりするのは気のせいだろうかと。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2009/05/20
納得ができるとともに、もうひとつ納得がいかないものがあったりするのは気のせいだろうかと。
標準のトラブルシューティングを行った結果、PDFの問題が Adobe 製品以外のアプリケーションで作成された PDF ファイルのみ発生する場合には、そのPDF ファイルを生成したアプリケーションの製造元サポートにお問い合わせください。 問題には、特定の PDF が開けない、表示・印刷の問題、およびそのPDFをAdobe Acrobatを使って作業する際 に生じるエラーなどが考えられます。
Adobe テクニカルサポートは、サードパーティ製のアプリケーションで作成した PDF ファイルにはサポートを提供しません。これは問題が、予期しないファイル構造で作成されていることや、古い、または不正確な PDF 生成仕様書で作成されていることに起因している可能性があるためです。
例えば、サードパーティ製アプリケーションで作成されたPDFファイルで、Adobe Acrobatの何らかのツールを使用できなかったり、印刷や保存ができなかったりする場合も、Adobeのテクニカルサポートではトラブルシューティングや解決方法を提供できかねます。
もともとは本国側の情報を翻訳したものらしいですが、一部翻訳がおかしい気がするのですよ。
というのが本題ではなく、まあ、所謂「互換PDF」について保証できないというのはある意味自然で納得がいきます。
が、もうひとつあって「古いバージョンのAdobeアプリ等から生成されたPDFデータと、新しいPDF rasterize Engineでの組み合わせ、または逆など、無数の組み合わせによる場合のサポートの提供についても実際にはしていないだろう」ということ。もちろん、今後将来的においても恒久的に。
古いバージョンと新しいバージョンでも、本来は同一であるべき仕様が完全にイコールではないという場合もあるし、PDF rasterize Engine自体の処理における問題もあったりする(有名なのはAcrobat 6.0の破線問題)ため、それらも含めて明確に、できればサポート範囲の線引きもしておいてもらわないと、安心して使ったり移行することは難しいんじゃないかなと思った次第。
まあ「PDFをそこまで信じるべきものではない」といえばそれまでかもだけど。PDFがISO承認フォーマットであっても、永遠に使える規格とは限らないわけだし。
デジタルデータは今日は使えても明日は使えない危険性のある諸刃の剣なので、あんまり信頼するモンではありません、とか自分のやってることを根幹から覆しかねない発言をしてみたりというかたまにしてるな、この手の発言。
コメント
Re: PDF rasterize Engine
> なんですかそれは?
新手のPDF生成エンジンです。うそです。
所謂CPSIと同じような意味合いと思ってください。PDFラスタライズをするためのエンジン部分、という意味で、無意識のうちに造語状態にしてしまってました。いやすいません。
AcrobatやAPPEなど、搭載バージョンや出荷時期・アップデートによるマイナーバージョン違いも含むバージョン間でラスタライズ結果が一致しない場合のサポート体制はどないなるんでしょ、というお話と思ってください。
CPSIもマイナーバージョンでも結果違ったりしたのを見てきたけれども、それでサポート受けた記憶なんてありませんです、ええ。グラデーションが逆で出た時なんかもうどうしようかと思ったときもあり。
2009/05/21 23:20 by あさうす URL 編集
PDF rasterize Engine
なんですかそれは?
2009/05/21 11:19 by MM岩手 URL 編集