曖昧さ回避
- 漫画『ドラえもん』におけるひみつ道具の1つで、空想上の妖怪や怪物などを繰出すことが可能。
- ホビー会社のバンダイが1997年頃まで販売した、玩具「ゴジラボール」や「ウルトラマンボール」の俗称の1つ。(プレミアムバンダイにてポケモンのモンスターボールの実物大レプリカが発売されたが)
- ゲーム『モンスターストライク』におけるゲームプレイ時のモンスターの状態。
データ
初出 | ポケットモンスター 赤・緑 |
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効果 | 野生のポケモンに 投げて 捕まえるための ボール。カプセル式に なっている。 |
英語名 | Poké Ball |
概要
モンスターボールとは、ポケモンを捕獲し使役するための球状の装置である。
作中200円で購入可能な最も安価かつ低性能ボールの名称であり、ポケモン捕獲用のボール全体の総称としても用いられる。
モンスターボールの元ネタはカプセルトイと見られ、ゲーム『ポケットモンスター』が当初『カプセルモンスター』という名前で開発されていたことや、ポケモンそれ自体がカプセル怪獣の影響を受けていることは比較的有名な話。モンスターボールの説明にも「カプセル式になっている」という文面がある。(遊戯王OCGの外伝ゲーム作品「カプセルモンスター」に近いが)
解説
上下に開く紅白(ゲーム内のアイコンではオレンジ色の場合がある)のカプセルと、その間の黒いラインと、中心の開閉スイッチが特徴的。性能・デザインの異なる様々な亜種が存在する。
タマムシ大学のニシノモリ教授の研究成果を元に発明され、現在シルフカンパニーなどの企業によって生産されている。
ちなみに英語での総称はPoké Ball。(海外にて登録)
サイズに関しては、元は野球のボール程度の大きさでしかなかったが、アニメにおいては「通常時は卓球のボールぐらいの大きさで、使用時にボタンを押して野球ボールの大きさに変化可能」という設定が加わっている。
全ポケモンが有する「小さくなる習性」を利用しており、どんなに大きいポケモンでも対象の体に投げ当てるだけで収納することが可能。
中に入れたポケモンの重さは一定になり、子供でも簡単に持ち運べる。
ボールの中は窮屈ではなく、ポケモンにとって居心地の良い環境になっている。(中でもゴージャスボールは特に居心地が良いらしい)
ちなみに必ずボール1つにつきポケモン1匹しか入らないというわけではなく、
- お腹に子を持つガルーラ
- 6匹でグループになり行動するタマタマやタイレーツ
- 進化によりグループ内の数が増えるワッカネズミイッカネズミ(数が異なる場合もある)など
- 三位一体のダグトリオなど
- 頭や尾にシェルダーを飼うヤドランやヤドキングなど
と、複数匹の共生が当然となっているポケモンは、1つのボール内にその全てが入ることが可能。(1匹(体)としてカウント)
また、騎乗しているポケモンと同時に捕獲されるが、ボールは共用せずに別枠として扱われるバドレックスとブリザポス・レイスポスのような特殊な例もある。
また、そのポケモンの持ち物であればそれも同時に格納する。体の一部である骨はもちろん、果ては鉄骨やコンクリート柱、植物(木の枝なども可)等あらゆるものを格納可能。
第2世代以降はポケモンに持たせた状態の普通のアイテムも、1つだけボールに入れられるようになった。
ポケモンの象徴「ボール型マーク」
モンスターボールは、ゲーム・関連作中の捕獲用アイテムとしてだけではなく、
ゲーム内外問わずポケットモンスターシリーズの象徴的存在としても親しまれており、「ボール型の球体」と「半円2つが合体した円形の中央に小さな丸が埋め込まれた、平面の円形マーク」の2種類がポケモンを代表するロゴマークなどで多用されている。
ポケモン作中だと施設のロゴの他、登場人物の服飾や、ただの日用品に柄として入れられて使用されている。
作中で球状の物を扱う球技、ボールパフォーマンスが登場する際には、モンスターボールを模したデザインの球が使用されたり、何と本物のモンスターボールを球代わりに扱う描写もある。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズや『ポケモン+ノブナガの野望』のように作中の世界観にボールが知識としても存在しない作品だとしても、ポケモン不思議のダンジョンシリーズなら毎作登場するバッジの基本デザインとして、『ポケモン+ノブナガの野望』なら「ブショーとポケモンの絆を表すマーク」という意味を持ちブショーデザイン元の家紋の代替として、という風にアレンジして使われている。
ビリリダマ、タマゲタケ、ビビヨンなど、モンスターボールの2つの紅白の半円と中心の白いスイッチを模したような模様を体に宿したポケモンが数種生まれている。
特にビリリダマは、モンスターボールが開発された会社で最初に発見されたらしい。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではゲームシステムの都合上、空のモンスターボールとポケモンがすでに入っているモンスターボールを区別する必要が生じたため、既に中にポケモンがいる状態のボールが「ポケモンボール」と呼称された。
現実世界では、ボールの球を再現したおもちゃや、上記のボール型マークが絵柄に入った物がポケモングッズとして販売されている。
モンスターボールの開発
初代攻略本『ポケットモンスター図鑑』では以下の設定が記述されている。
1925年にポケモン学の祖、ニシノモリ教授がオコリザルの怒りエネルギーを抽出する実験を行った際、既に現役引退の年を迎えつつあった教授がオコリザルへの投薬量を誤り衰弱させてしまった。
ところが生存本能のためか、そのオコリザルは近くにあった教授の老眼鏡ケースに身をすっぽり入れて胎児のように丸まってしまった。この事件をきっかけにポケモン捕獲用カプセル開発が進められ、同時にポケモンを捕獲する方法が確立された。
その後カプセル改良が重ねられ、簡単に高い確率で捕獲が可能な「モンスターボール」として市販されることとなった。
「タマムシ大学のニシノモリ教授の研究成果を元に発明された」という設定は2016年にポケモンだいすきクラブで公開された「もやもやドガースポケモン世界紀行」でも説明されている。
作中での設定
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』ではNPCが「モンスターボールが売られるまで、ぼんぐりに特殊な装置を埋め込んだものを皆使っていた」と、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ではシャガが「私達の幼い頃はまだモンスターボールもなく、ポケモンと向き合わないひどいトレーナーはポケモンに逃げられる……そんなこともあった」と語っている。
この事から、最初期の捕獲カプセルは(少なくともジョウト地方では)ぼんぐり製が主流であったが、その後現在のモンスターボールが販売されるようになり世界中に普及したという流れがあったものと思われる。
遠い昔の時代を舞台とする『Pokémon LEGENDS アルセウス』では「ぼんぐり」を素材とするモンスターボールがポケモンを捕獲するための道具として使用されており、コトブキムラの雑貨屋でも販売されている。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』の時代設定が「ニシノモリ教授の研究成果を元にモンスターボールが発明された」後なのか、そもそも設定が変更されたのかは不明。
実写映画『名探偵ピカチュウ』では古代エジプト文明を思わせる壁画にモンスターボールのような図形が描かれており、遥か昔にモンスターボール若しくはそれと類似した性能を有する道具が存在していた可能性が示唆されている。
ただし、この作品は原作とは相違点や矛盾も多々見受けられる独立したストーリーである他、そのボールのような壁画にはヘタのようなものも描かれていることより、上記のようにぼんぐりから作られたボールであると考えることも可能。
仕組み
空っぽの状態のボールを野生ポケモンの体に投げ当てると、背面を軸にして上下に開き青い光線によりポケモンが吸い込まれるようにしてボール内へ収納される。
ポケモンを収納したボールは地面に落ちた(もしくは空中に留まった)後に中のポケモンの抵抗を示すように揺れ、完全に動きが止まれば捕獲完了となる。
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』以降は捕獲したことを視覚的に判りやすくするためか、捕獲完了時にパチンというボールが完全に閉じた音と同時に星が飛ぶ演出が追加されている。
『ポケットモンスター X・Y』以降は演出が鮮明となっている。
ボールが揺れが止まるまでに脱出されてしまう場合があり、その場合は捕獲失敗となる。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』以降は「ほかくクリティカル」という現象が発生する場合があり、通常は3回(『X・Y』のみ4回)ボールが揺れてから捕獲完了となるが、これが発生すると1回揺れただけで捕獲完了となる。
またほかくクリティカル発生時はボールを投げる際の音が通常とは異なる。
ほかくクリティカルの発生率は全国図鑑の「捕まえた数」が多いほど上がり、30匹以下では0%で31 - 150匹で0.5%、以後150匹ごとに0.5%ずつ上がって行き、601匹以上の2.5%が最大となる。
『ポケットモンスター ソード・シールド』以降は「ゆれないおまもり」というアイテムが登場し、持っているとほかくクリティカル発生率が2倍となる。
ゲーム中ではボールは消費アイテムなので脱出されると再利用できない(「誰が拾ってるんだろう?」と発言するNPCがアローラ地方に登場する。アニメでは再利用可能)。なぜか不法投棄扱いにならない点については突っ込んではいけない。
ちなみにゲームにおける捕獲失敗時のボールの描写として、『ソード・シールド』においてダンデがムゲンダイナの捕獲に失敗した際に上半分と下半分で真っ二つに破壊されるシーンがある。
捕獲したいポケモンの体力を減らしたり眠らせたりすることで捕まえやすくなるため、トレーナー間では「捕獲したいポケモンは弱らせてからボールを投げる」が常識となっている。
ただし。戦闘不能で倒れられるとポケモンは姿を隠して見つけられなくなってしまうため、捕獲できなくなる。
それにしてもバトル中は安全のためトレーナーと相手ポケモンとの間に、アニメ版を見る限り少なくとも子供や腕力がない女性だと届きもしない距離があるが、例え静止した状態でも正確に当てるのは難しそうなものである……。
捕獲されたポケモンは、捕獲した人間の言うことを聞くようになる。トレーナーの指示でバトルをしたり、人間を助けたり、共に日常生活を送ったりする。
設定上はトレーナーのレベルや人格によっては言うことを聞かないらしいが、ゲームでは他人と交換したポケモンでもない限りこうした現象は起こらない。
しかし『Pokémon LEGENDS アルセウス』や『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、捕獲時のレベルが高すぎると自分が捕まえたポケモンでも言うことを聞かない仕様に変更された。
ボールからポケモンを出す方法は、ボールを地面へ向かって放り投げる、またはボールのスイッチを押す。出したポケモンをボールに戻すには、ボールから出る光線をポケモンに当て収納する(『ポケットモンスター サン・ムーン』以降のゲーム、アニメ)、または何らかの形でポケモンをボールに収納し飛んで帰ってくるボールをキャッチする(『ポケットモンスター X・Y』までのゲーム、漫画版など)。
ポケモンは基本的に自らボールから出ることはないが、自力でボールから出る事が可能な模様。
メテノの図鑑説明などを見るにボールに入った状態だと生命維持装置的な機能が働くようで、カビゴンのように代謝が激しいポケモンや、アニメのコジロウのマスキッパのような長らく放置されたポケモンでもボールに入っている間は生命維持に問題ない模様。
ポケモンボールはトレーナーの腰に装着されたり、バッグなどの所持品に入れられたり、または直接手に持つ形で運ばれる。
ボールに入れた状態のままで内部のポケモンに外的効果を与える機械も存在する(ポケモンセンターの回復マシンなど)。
捕獲済ポケモンは、他の空ボールを投げ当てられても捕獲することができない。
ゲームで敵トレーナーの手持ちポケモンにボールを投げると「ひとのものをとったらどろぼう!」と注意されながらボールを弾き返される。
捕獲済ポケモンを手放したい、つまり逃がす際は、ゲームだとボックスにいる状態で「逃がす」を選択することで、アニメだとボールから青色の光で出すことで逃がした状態になる。また、物理的にモンスターボールを破壊することでも逃がすことが可能。
ちなみに物理的破壊で逃がす場合、現在のところドクケイル(ムサシの個体)やサルノリ(ゴウの個体)、テラパゴス(スグリが捕獲したマスターボールが破壊された)が該当する。サルノリの場合ポケモンの意思でボールを破壊している。
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』では、上記の「人間がボールでポケモンを無理やり従わせて好きなように扱っている」とも見える現状を憂いたプラズマ団がイッシュ地方の各所で「ポケモンの幸せの為にポケモンをボールから解放、手持ちから解放」と訴える演説を開始。
それを聞いた人々が、ポケモンを所持する事がはたして是か非かを真剣に考えだす世界観が展開された。
ただし、『ブラック・ホワイト』において、確かな設定かどうかは定かではないが、「ポケモンが 人との関係を 望まぬと いうのであれば みずから 我々の元から 去る……。たとえ モンスターボールといえど 気持ちまで しばることなど できぬ」というジムリーダー・シャガによる台詞がある。
ボールが開発されていない数百年 - 数千年前の時代でも、人間と心を通わせたポケモンや、人間の命令に従う気性の荒いポケモンの姿は多く確認されている。
メディアによる相違
モンスターボールは少なくともソフトボール程度の大きさがあり、ゲームで「主人公は腰に付けて歩いている」という設定は明記されていたが腰の周りに常日頃から身に付けるには大きすぎるサイズであったため、アニメ版で「携帯時はピンポン玉程度の大きさで、ボタンを押すと本来の大きさに拡大する」という設定が作られた。
また、「捕獲済みボールからポケモンを出した状態でスイッチを押すと赤い光線が出て、その光線を出したポケモンに当てると回収できる」という設定も同時に作られている。
これにより障害物に光線を遮断されたり収納されることを拒否するポケモンに光線を避けられたりして、ポケモンをボールに戻せないという場面も度々見られた。
また、ボール本体とは別に遠隔地に管理システムというものが存在しているようで、『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス』ではラルースシティがデオキシスのバリアーに覆われ外部との通信が遮断された際に、いくらスイッチを押しても反応せずポケモンの出し入れが不能になる描写がされていた(だだし、この作品限りの描写であり、モンスターボールの存在しない過去の世界や異空間など通信圏外であろう環境下で機能している描写はこの作品の前後問わず多数存在する)。
ゲームでも似たような設定が採用されており、『ポケットモンスター X・Y』以降に登場する一部NPCが縮小状態と膨らんだ状態を使い分けたり、『ポケットモンスター サン・ムーン』からはポケモンを戻す際トレーナー側よりポケモンへ白い光が放たれるようになった。
また「モンスターボールのボタンを押す」という行動もアニメ独自のものでゲームのボールを投げるアクションではその様子は見られなかったが、『ポケットモンスター ソード・シールド』でクララがボタンを押す様子が見られる等こちらも逆輸入された模様。
ダイマックス状態のポケモンの捕獲およびガラル粒子を浴びると中にいるポケモンごとボールが巨大化することからボール自体が伸縮性が高いと思われる。
『ポケットモンスターSPECIAL』では
- ビリヤードボール大の少し小さめのサイズで、上半分が透けていて中のポケモンの様子が見える
- 中でポケモンが動けばボールも少し動く
- ボールの中で電気技の充電ができる(電気は遮断できない)
- 出したポケモンの回収時はボールをポケモンに当てて収納し手元に飛んで戻ってくるのをキャッチする
- 捕獲時はポケモンごとに捕獲しやすい「当て所」がある
- ボールの開閉スイッチを直接破壊しポケモンを出せなくする戦術が存在する
- 第一章(赤緑)ではボールを開くと煙が出るため煙幕に使えた(『ポケットモンスター 赤・緑』でボールが開いた際の「ボワン!」というSEを煙が出ていると解釈したものと思われる)
等ボール関連の設定が多く作られた。
他の作品では手のひらから溢れるくらいの大きさになっている例があったり、ボールに収まっている状態でも中のポケモンの重さや発熱が伝わったり、等々メディアによって特色がある。
初代アニメ版ポケモンの脚本家、首藤剛志の執筆した『ポケットモンスター The Animation』には、「ポケモンは、モンスターボールのような小さなものの中で眠っているとき、自分の体と、自分の入っている容器を電気の信号に変える能力を発揮するのです。」とある。これによって通信交換やパソコンへの預かり機能が実現しているのだとか。
モンスターボールの性能について
安価で入手が容易だが、素材や生産性の観点からか性能も最低限のため捕獲に失敗することも多く、ゲーム中盤辺りより完全上位互換のスーパーボール・ハイパーボールや特定条件で効果を発揮する特殊ボールなどのモンスターボールより捕獲率の高いボールに取って代わられる場合が多い。
しかし、「最低捕獲率のモンスターボールで捕まえた」「モンスターボールのデザインが好き」というステータスを重視するマニアも多く、他にもヌケニンの捕獲に必須だったり、タマゴより生まれるポケモンは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』まで全てモンスターボールに入っていたりしたため、ポケモントレーナーなら誰もがお世話になり続けるであろうボール。特に『ブラック・ホワイト』まではある程度バトルをやりこむと、前述のタマゴの仕様から手持ち全てがモンスターボールとなるケースが多かった。
とはいえ、種類ごとのデザインは様々で、捕獲時の性能だけでなくポケモン登場時のエフェクトも異なるため、オシャレボール(通称オシャボ)と称して登場時の見栄えや入れるポケモンの体色に合わせるという意味合いでボールの種類にこだわるトレーナーも多い。
また、シンオウ地方ではモンスターボールからポケモンが飛び出した際のエフェクトを追加する「ボールデコ」という文化が存在し、エフェクトを発生させる効果を持つシールを青い半透明の「ボールカプセル」に貼りつけ、そのカプセルでモンスターボールを覆うことで、ボールを投げた際にシールに応じたエフェクトを発生させながらポケモンが出て来る仕組みとなっている。
『ポケットモンスター X・Y』からは、タマゴから生まれたポケモンは♀の親ポケモンが入っているモンスターボールの種類を遺伝するようになり、この条件を満たせばモンスターボール以外のボールに入った状態で孵化させる事が可能になった。
このシステムはバトルには何も影響しないものの、なつき進化するポケモンをゴージャスボールで孵化させれば進化させやすくなるので育成面での実用性はある。
また、過去作でしか入手できないボールもデータがあり遺伝可能なため、この遺伝目当てでわざわざ過去作を起動して捕まえに行くポケモン廃人が続出した。
ただし、マスターボールとプレシャスボール、ストレンジボールは遺伝できない。
またこのシステムの関係上、性別が♂しか存在しないポケモン(ニドラン♂、バルビートはそれぞれニドラン♀、イルミーゼのタマゴからも生まれるため例外)、性別不明のポケモンはボール遺伝が不可能だった。
『ポケットモンスター サン・ムーン』からは♂と♀からランダムでボール遺伝するように変更された。
また、片親をメタモンとした場合は、もう片方の親のボールが確実に遺伝される。
これにより♂しかいないポケモンや性別不明のポケモンのボール遺伝が可能になった。
メタモン以外の異種族を掛け合わせた場合に♀親のボールが100%遺伝する点はこれまで通り。
『サン・ムーン』以降では、それまでモンスターボールで統一されていた相手トレーナーの使用ボールがついに職業ごとに種類を替えて来る仕様となった。
今までゲームプレイヤーにのみ重視されていたオシャレボールとしての役割をさらに発揮している。
10個以上セットで購入すると同性能のプレミアボールが1つもらえる(『ポケットモンスター ルビー・サファイア』以降)。
プレミアボールも計算に入れると、捕獲率に対するコストパフォーマンスは良好。
全体が白く縁が赤い。ボールのデザインは異なるがモンスターボールと性能は変わらない。
モンスターボールを開発・発売する企業
現在、ボール開発で名の知れた企業といえばシルフカンパニーとデボンコーポレーションのツートップであろう。
後述のガンテツのように昔式に手作業でボールを造るボール職人も少なからず存在する模様。
『ポケットモンスター サン・ムーン』では本来ボールの製造を目的としていない組織が独自ボールを開発している。
デザインは地味目だがボールの基本性能を値段に合わせて強化していくシルフと、派手なデザインが多く一定の条件でないと効果を発揮しない曲者だらけだが値段は比較的お手頃なデボンと、開発方針は完全に真逆。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』からはクイックボールやダークボールなどが登場したが、開発元は不明である。
ゲーム中では長らく初心者からベテランまで大半がモンスターボールのみを使っており、それ以外のボールが使用されるケースは全くなかった。
それ以外のボールを使用するトレーナーが見られるようになった昨今においても主流と思しいモンスターボール以外を見る機会は少なく、モンスターボールのシェアはシルフカンパニーが優勢であると考えられる。
逆にデボン製ボールを積極的に使用していると明示されているトレーナーとしてはルリナ(ダイブボール)、ピーニャ(タイマーボール)、シュウメイ(リピートボール)などが挙げられる。
まさか、メタモンと掛け合わせた時に生まれるポケモンが収まったモンスターボールもシルフの利益になっていたりするんだろうか?
『サン・ムーン』からはメタモンでもボール遺伝が出来るようになったが。
なお、カロス地方にはクノエシティの外れにモンスターボールの製造工場があるが、どこの会社の所有なのかは不明。
アニメで描写された際は企業に関係なくボールが生産されていたため、ライセンス契約を行って生産のみを担当しているとも考えられる。
職人作業のボール
かつては職人が「ぼんぐり」という木の実に装置を埋め込んで作る完全手作業であった。
職人によるボールも入手手段や汎用性こそ限られるが、特定の状況下で効果を発揮する玄人向けのアイテムとして現在でも使用されている(後述するガンテツボール)。
職人に制作を頼む場合、手作業なので一度素材を預け、時間が経ってから受け取るという手順を踏む必要がある。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』におけるモンスターボールはぼんぐりの他に「たまいし」という石を用いて、主人公がギンガ団による指導の下自らの手で製作・使用することとなる(一応既成品を購入することも可能)。
この時代のモンスターボールは木製となっており下面には木目の浮かんだ地肌が確認できる他、頂点にハトメが付き開閉スイッチはパッチン錠になっているなど現代のものとはやや形状が異なっている。
捕獲に成功した際にはこの頂点の穴から蒸気と共に小さな花火が打ち上がったり、ポケモン交換の際のムービーでは穴のある天面が下を向きロケット噴射で飛んで行くなど現代のボールには無い珍妙な機能も付いている。
また、ヒスイ地方ではコンゴウ団・シンジュ団が自然との融和を謳っており、文明の力によりポケモンを使役するモンスターボールというものに忌避感を抱いている者も少なくない。
アニメ版
ゲームではかなりのバリエーションがあるにもかかわらず、アニメ版ではモンスターボール以外のボールが登場した回数は少ない。メタ的に言うとモンスターボール以外のボールでそのポケモンを捕獲してしまうと以降はそのポケモンを出す際に描き分けをしなければならない為と思われる。
アニメ版
第1~第7シリーズ
- レギュラーメンバーで特殊なボールを使用したのは、金銀編でサトシがワニノコに、カスミがサニーゴにルアーボールを、タケシがクヌギダマにスピードボールを使用し、レギュラーポケモン3匹の専用ボールとなった程度に長らく留まっていた。
- 1話のみ、あるいは1シーンのみの登場となるゲストキャラであれば、ルアーボールやマスターボール、リピートボール、ゴージャスボールなどが確認できる。
- 『ポケットモンスター サン&ムーン』で久方振りに、何とムサシがミミッキュにゴージャスボールを使用。またグラジオがハイパーボールとプレミアボール、ヒールボールを使用している。そしてスイレンもダイブボールを使用した。『サン・ムーン』で相手トレーナーのボールのバリエーションが増えたことが影響しているかは定かではないが、アニメシリーズでは珍しくオシャボ要素が増えている展開といえる。
- 『ポケットモンスター(第7シリーズ)』ではプレミアボールも登場している。
- ボール自体の耐久性に関しては回によって異なり、かえんほうしゃや10まんボルトを直に喰らっても壊れないこともあれば、サトシがカビゴンを繰出した際に誤ってボールを岩にぶつけたことで壊れてしまったり、ムサシが自身のドクケイルを逃がすためにボールを踏み付け粉々に粉砕したケースもある。
ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス
当時の設計図から復元したヒスイのモンスターボールが登場した。捕獲した際に上部から煙が上がる仕様も再現されている。
第8シリーズ
- 本シリーズの重要アイテムの1つでいにしえのモンスターボールが登場。
- 第29話ではボール職人・カーナが登場し、ヒスイ時代のモンスターボールが登場した他、ロケットボール・ブーメランボール・ボムボムボール・チェイスボール等のオリジナルボールが多く登場している。
雪ほどきし二藍
第三話「二藍」でシマボシがヒスイのモンスターボールを握っているカットが描かれた。
pixivにおいて
pixivにおいては企画のロゴマークなどに採用される場合があるが、ボール自体を描いたイラストは作品タグ全体の総数に比べ少なく、タグとして目にする機会はさほど多くない。
ただし、背景の一部として目にする機会は意外と多く、特に登場人物(非ポケモン)のイラストには細かなアクセントとして添えられている場合が多い。
モンスターボールの種類
ここでいう捕獲率はモンスターボールと比較してどのくらいの係数が掛かるかを指す。
()内のアルファベットはS=シルフ製、D=デボン製、G=ガンテツ製、A=エーテル財団製。
『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』より登場
モンスターボール(S) |
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一般的に売っているモンスターボール。200円。英語名はPoké Ball。 |
スーパーボール(S) |
モンスターボールよりやや捕獲率の高いボール。600円。英語名はGreat Ball。 |
ハイパーボール(S) |
店売りでは一番高いボール。1200円(『サン・ムーン』以降は800円)。とても捕獲率の高いモンスターボール。英語名はUltra Ball。 |
マスターボール(S) |
必ずポケモンを捕獲できる伝説のボール。ゲーム中では人から貰うことが多い。IDクジの特等賞品でも入手できるが、当選確率は非常に低い。英語名はMaster Ball。貴重なボールということもあってか、ボール遺伝の対象外となっている。 |
サファリボール |
サファリゾーン限定。効果はスーパーボールと同等。30個与えられ、終了後は全部返還する。『ブラック・ホワイト』以降はサファリが自前のボールで捕獲する仕様に変更されたことより絶滅危惧種と化しつつあったが、『ソード・シールド』ではウッウロボでぼんぐりを合成することにより、超低確率ではあるが入手可能となった。そのため、このボールで収めたというだけで(自己満レベルではあるが)稀少価値が跳ね上がる(特にストライク)。英語名はSafari Ball。 |
『ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン』および『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』より登場
GSボールとパークボール以外のボールは俗にガンテツボール(詳細はリンク先参照)と呼ばれ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』を除いた『ルビー・サファイア』〜『X・Y』までの作品では交換を含めた入手が不可能。『サン・ムーン』では1つのデータにつき1個(『ウルトラサン・ウルトラムーン』では2個)、『ソード・シールド』では入手手段が限られている(ボールガイやウッウロボのぼんぐり合成等)ため、現在でもレアリティが高いボールとなっている。『X・Y』以降の作品では孵化の際にボール遺伝が可能。
ちなみに『ハートゴールド・ソウルシルバー』~『X・Y』までガンテツボールのエフェクトは全て同じだったが、『サン・ムーン』以降固有のエフェクトを持つようになった。
ルアーボール(G) |
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あおぼんぐりから作られる。釣り上げたポケモンを捕まえやすい。英語名はLure Ball。 |
ムーンボール(G) |
きぼんぐりから作られる。「つきのいし」で進化するポケモンが捕まえやすいボール。英語名はMoon Ball。『金・銀』作中でそのような効果は無かったが、これはプログラムの際つきのいしを「やけどなおし」と間違えたのが原因。 |
ヘビーボール(G) |
くろぼんぐりから作られる。重いポケモンほど捕まえやすい反面、軽いポケモンに使うとかなり捕まえにくくなってしまう。英語名はHeavy Ball。 |
レベルボール(G) |
あかぼんぐりから作られる。自分のポケモンと比較して、相手のポケモンのレベルが低いほど捕まえやすくなる。英語名はLevel Ball。 |
スピードボール(G) |
しろぼんぐりから作られる。素早さ100以上のポケモンを捕まえやすい。英語名はFast Ball。『金・銀』作中では逃げやすいポケモンに効果があったが、プログラムの判定を誤って書き込んでいたため極めて限られたポケモンしか該当しなかった。 |
ラブラブボール(G) |
ももぼんぐりから作られる。自分のポケモンと同種かつ性別の違うポケモンが捕まえやすい。英語名はLove Ball。『金・銀』作中ではプログラムのミスにより同種かつ同性のポケモンを捕まえやすいという効果だった。 |
フレンドボール(G) |
みどぼんぐりから作られる。捕獲率こそモンスターボールと同じだが、捕まえた時点でかなり懐いている状態となる。英語名はFriend Ball。 |
パークボール(『金・銀・クリスタルバージョン』) |
自然公園の虫取りイベントで使用するボール。捕獲率はスーパーボール程度。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではパルパークで用いられる同名のボールとの混同を防ぐため、「コンペボール」に名称変更された。英語名はSport Ball(スポーツボール)。 |
GSボール |
元々はアニメ版でサトシがオレンジ諸島編に行く動機として登場したボールでサトシがウチキド博士から受け取り、金銀編でガンテツの元に届けられたが、一体どんなボールだったのか、今は誰も知らない。ゲームではモバイルアダプタGBのイベントで登場し、セレビィに出会うための手段になった(投げて使うわけではない)。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では省略されているが、バーチャルコンソールで配信された『クリスタルバージョン』で同イベントが復活した。『ポケットモンスターSPECIAL』では時間(とき)をとらえるモンスターボールという名称で登場し、セレビィはこのボールでしか捕まえられないという設定だった。GSが何の略かは長年謎であったが、登場から16年後『ウルトラサン・ウルトラムーン』のアーカラ乗船所にて「ガンテツ すごい」及び「ゴールデン シルバー」と明かされる。英語名はGS Ball。 |
『ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド』『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』より登場
ダイブボール(D) |
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水の世界で暮らすポケモンが捕まえやすくなる。1000円。泡のようなエフェクトを放つ。『ダイヤモンド・パール』では下記ネットボールと被るためなのか、非売品のレアアイテムと化したが、『ブラック・ホワイト』より再度買えるようになった。なお、水上や海底、釣りで遭遇したポケモンのみに適用され、みずタイプ全てが捕まえやすくなるわけではないので注意(逆を言えば水場で遭遇したポケモンならみずタイプ以外にも効果が出る)。英語名はDive Ball。 |
ネットボール(D) |
網を模したボール。エフェクトも網を模している。みずとむしのタイプが入ったポケモンが捕まえやすいというとっても分かりやすい効果。1000円。『ルビー・サファイア』では比較的人気のあるデザインのボールだったが、『ダイヤモンド・パール』から追加されたクモの巣のようなエフェクトが敬遠されがち。英語名はNet Ball。 |
ネストボール(D) |
相手のレベルが低いほど捕まえやすくなる。1000円。レベルボールと違い、自分のレベルは考慮されない。英語名はNest Ball。 |
タイマーボール(D) |
ターンが過ぎれば過ぎるほど捕獲率が上がり、10ターン経過で補正4倍となる。1000円。長期戦となりがちな伝説のポケモン相手に有効。エフェクトも時計をイメージしたもの。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では非売品。英語名はTimer Ball。 |
リピートボール(D) |
一度捕まえたことがある種類のポケモンが捕まえやすい。1000円。ポケモン図鑑に登録されているか否かで判定するので、手放していても可。フォルムが変わっていても対象。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では非売品。英語名はRepeat Ball。 |
プレミアボール |
何かの記念に作られたボール。性能は所詮モンスターボールであるが、これで捕まえるとちょっぴり自慢できる。レシラムなど、真っ白なポケモンに似合う。入手法は前述の通りだが、『X・Y』ではとある店で200円で購入でき、『オメガルビー・アルファサファイア』『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』『ソード・シールド』ではモンスターボール以外を10個買っても1個もらえる。そしてこの購入できることにも大切な意味があったりする。英語名はPremier Ball。 |
ゴージャスボール |
捕獲率はモンスターボールと同じだが、捕まえたポケモンが懐きやすくなる。1000円(『ソード・シールド』では3000円)。ただ単に歩いたりトレーナーに勝利するだけでも加算度合いが増すため、気付けば懐き度最大まで上がっていることも。黒主体の渋い色合いや金のラインが上品な名前通りのデザイン、エフェクトが色々なポケモンに合いやすくオシャボとしての人気も高い。『ルビー・サファイア』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』では非売品だがイベントで複数入手可能。英語名はLuxury Ball。 |
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』〜『ポケットモンスター X・Y』までの作品から登場
ヒールボール |
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捕まえた時点でポケモンのHPと状態異常を回復する。300円。従来は手持ちが一杯の場合ボックスに預けて回復するためモンスターボールと変わらなかったが、『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』以降ボックスを持ち歩ける作品ではボックスに預けても回復しなくなったため、活路が見出せるようになった。英語名はHeal Ball。 |
ダークボール |
洞窟などの暗い所で効果を発揮するボール。1000円。暗ければ夜の屋外でも効果を発揮し、補正はハイパーボールの2倍なのにハイパーボールより安価というチートなボール……であったが『サン・ムーン』以降ではハイパーボールの値段が下がったためそうはいえなくなった。闇を纏うようなエフェクトを放つ。英語名はDusk Ball。 |
クイックボール |
戦闘の最初のターンのみ5倍の捕獲率を発動するボール。1000円。マップ上を徘徊し遭遇してもすぐ逃げ出す伝説のポケモンにオススメ。また、風を纏うようなエフェクトがかっこいい。英語名はQuick Ball。 |
プレシャスボール |
イベントで配布されたポケモンが入っている。ボールのみ入手はできない。英語名はCherish Ball。設定上はプレミアボールよりも上位のレア度という扱いで、プレミアボール同様に性能もモンスターボールと同じ。このボール入りのポケモンの多くはGTSに出せないためプレシャス入りのポケモンがGTSに預けられていたらそれは高確率で改造ポケモンであると判別可能。その特殊な性質故、マスターボールと同様、ボール遺伝の対象外となっている。 |
パークボール(DS版) |
パルパークでの捕獲イベントで使用するボール。野生のポケモンとのバトルではなくほかくショーというイベント扱いなので捕獲率は100%。ボールのデザインは上半分が黄色、ラインが青でスイッチ部分は赤みがかった黄色と中々に派手。イベント後にボックスに送ると過去作で捕獲したボールのデザインに戻ってしまうので、戦闘で使用することはできない。英語名はPark Ball。 |
コンペボール |
『ハートゴールド・ソウルシルバー』の虫取りイベントで使用するパークボールはこの名前に変更された。コンペとはコンペディション(競争・競技会)の略。『ソード・シールド』ではウッウロボでぼんぐりを合成することにより、超低確率ではあるが入手可能となった。英語圏での名称はSport Ballのまま。 |
ドリームボール |
ねむり状態のポケモンが捕まえやすくなるボール。ピンクの煙の中からドロンと出て来るようなエフェクトが特徴的。『ブラック・ホワイト』のハイリンクの森で、一時的にバッグに入っており、ポケモンドリームワールドで仲良くなったポケモンを入手するときに使われる捕獲率100%のボールだが、ハイリンクでは手持ちのボールが使用可能かつどのボールを使っても捕獲率100%となるため、登場当時は存在意義が疑われた。『X・Y』以降ボール遺伝が可能になり、かつ『X・Y』『サン・ムーン』では入手できなくなったため急激にレアリティが増した。『ソード・シールド』では前述の効果を有するボールとして再登場したが、入手手段が限られており現在でもレアリティが高い。英語名はDream Ball。 |
『ポケットモンスター サン・ムーン』より登場
ウルトラボール(A) |
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とあるポケモンを捕獲するために作られたボール。特定のポケモンのみ捕獲率が5倍となるが、普通のポケモンに使用すると捕獲率が0.1倍となり、とても捕まえづらい。1個作るのに数百万円の費用が掛かるためもらえるのは僅かである。ただし、イベントを終わらせる前に使い切っているとハンサムが1つずつ補充してくれるので、ポケモンにウルトラボールを持たせるなどして増やすことは一応可能。世界観がパラレルの『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではウルトラ調査隊と共同開発したため1000円で買える。『ソード・シールド』ではラテラルタウンのほりだしもの市や殿堂入り後のトーナメントの報酬(低確率)、DLC『冠の雪原』ではマックスこうせきの交換で入手が可能。また、マスターボールやプレシャスボールと異なりボール遺伝するため、新たなオシャボ候補として人気を集めている。英語名はBeast Ball。 |
ライドギアボール |
ライドポケモンに対応するボール。ポケモンバトルで使用することはできない。 |
『Pokémon LEGENDS アルセウス』より登場
モンスターボール(ヒスイ) |
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名前が同じで見た目もやや似ている。現代のボール同様スーパーボール(ヒスイ)、ハイパーボール(ヒスイ)という上位互換が存在する。 |
フェザーボール |
飛んでいるポケモンや素早く動くポケモンに対して有効なボール。直線的な軌道で飛ぶため使い方はほぼスナイパーライフルの要領と思って貰うと分かりやすい。飛距離が設定されており、ストーリーが進むとウイングボール、ジェットボールとより捕獲率が上がり飛距離の伸びた上位互換が解禁されていく。 |
ヘビーボール(ヒスイ) |
名前が同じで見た目もやや似ているが機能としてはガンテツ製のそれとは全くの別物で、飛距離が短い代わりに背後からなどポケモンの不意を突く形で投げ当てると高い捕獲率を発揮するというもの。こちらもフェザーボールと同様にメガトンボール、ギガトンボールという上位互換が存在する。 |
オリジンボール |
とある伝説のポケモンを捕獲するために作られたボール。荒ぶる伝説のポケモンの片方の暴走を封じた際に力を失ったあかいくさりの破片・モンスターボール・オリジン鉱石からクラフトしたワンオフのボールで、もう片方の荒ぶるポケモンを鎮める力を持つ。この「片方」がどちらになるかは、シナリオにおける選択で決まる。シナリオイベントで使用するモンスターボールのため、一般アイテムとして投げることはできない。英語名はOrigin Ball。 |
ストレンジボール |
現代のモンスターボールと同じ形状で全体が翡翠色をしたボール。『Pokémon HOME』を通じて他作品(ヒスイ地方から見た未来世界)から連れてきた、あるいは『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』『スカーレット・バイオレット』へ送ったポケモンは捕まえたボールの種類に関わらずこのボールに収まる(『ソード・シールド』へ送った際は普通のモンスターボールが用いられる)。その特殊な性質故、マスターボールやプレシャスボールと同様、ボール遺伝の対象外となっている。 |
その他
ミュウツーボール |
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『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』で登場した黒いボール。スイッチが目玉のようなデザインで、スーパーボールのような隆起がある。ミュウツーがトレーナーからポケモンを奪うために使用。投げなくても勝手に飛んで行き、ボールが破壊されるまで対象ポケモンを追尾し続ける。さらにはモンスターボール内にポケモンを避難させてもボールごと捕獲できる、というチート極まりないボール。それを大量にバラ撒き、複数のトレーナーのポケモン達を根こそぎ捕獲した。 |
スナッチボール |
『ポケモンコロシアム』、『ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア』で登場したボール(というよりシステム)。手に装着した「スナッチマシン」で握ることで通常のボールに改造を施す。これにより人のポケモンを奪う(スナッチ)ことができるが、作中では目的上ダークポケモンを奪うためだけに使用される。外見や効果は使用したボールに依存。 |
ミー・スノードンのボール |
『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』に登場。アンノーンの力によって結晶より作り出されたボールであり、中には同じ結晶より作り出されたポケモン達が収容されている。 |
ダークボール(映画版) |
『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』で登場したボール。鳥かごのようなデザインで上記のダークボールとは全くの別物(というか登場はこちらの方が先)でどちらかというとスナッチマシンを使用しないスナッチボールのようなもの。ロケット団幹部のビシャスが人のポケモンを奪うために使用。モンスターボールで一度捕えられたポケモンを2重捕獲可能な上、心を邪悪に染め、潜在能力を最大限まで高める能力を有する。しかし、何らかの影響で心が開くとボールが破壊される。 |
レトロボール |
『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』に登場。まだ現行のモンスターボールがなかった頃に、ユキナリが使用していた旧式ボール。分割線上に開閉スイッチがなく、上部のネジのような部分をひねることでボールが開く。 |
レイクボール |
『ポケットモンスター』第170話(金銀編 第52話)で登場した魚が描かれた緑色のボールで、アズマオウフィッシングバトル専用ボールとして1つだけ配布され、理想の一体を見付けるまで中身を入れ替えることが出来る。 |
レトロボール(アニメ) |
『ポケットモンスター』第232話(金銀編 第114話)で登場したボール。銀色一色であったユキナリのボールと比べると現代のモンスターボールに近くも装飾的な塗装が施されている。200年前から主人の帰りを待つキュウコンのボール。 |
バトルパークボール |
『ポケットモンスター』第248話(金銀編 第130話)で登場したボール。 |
ザンナーとリオンのボール |
『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』で登場したボール。ザンナーとリオンの怪盗姉妹が所持するボールで、ザンナーは黒地に赤、リオンは黄色地に紫のキスマークの付いた塗装が上側に施されている。 |
ユナイトボール |
『Pokémon UNITE』で登場したボール。 |
フィッシングボール |
『ポケットモンスター ベストウイッシュ』第37話でロケット団主催の釣り大会専用ボールとして配布されたボール。通常のモンスターボールに魚のマークが描かれている。 |
ガチャットボール |
『ポケットモンスター(第7シリーズ)』で登場。ボタンが赤く、ロケット団のマークが刻まれた紫色のボール。中にはロケット団本部がセレクトしたポケモン達がランダムで収容されている。 |
ゲットレース用ボール(正式名称不明) |
『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』で登場した捕獲競技用ボール。上下とも波模様が入った青を主体に分割線周辺を白、スイッチ周辺を黄色で塗られている。 |
ビッグモンスターボールX-1 |
『電撃ピカチュウ』に登場した普通のポケモンだと消滅してしまうほど強力なボール。ブラックフォッグを捕獲するのに使われたが、だいばくはつで内部から破壊されてしまった。 |
イヤイヤボール |
『ポケモンスナップ』に登場する内部にむしよけスプレーのガスが入ったボール。スイッチが紫色で赤・青・黄に三分割された外見で何かに当たるとガスを放出する。ポケモンの捕獲には利用されず隠れているポケモンや普段動かないポケモンの動きを作る際に用いる。 |
タイピングボール |
『バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS』に登場するポケモンを調査する為に使われるボール。上が青、下が黄色で塗られており下にのみ縦に黒い一本線が走る。出てきたポケモンの名前をタイピングすることで自動的に投下される。実際にポケモンを捕獲するわけではなくポケモンの情報だけを入手出来る。 |
デュアルボール |
ポケモンカードゲームにのみ登場。イラストとしてはモンスターボールが2つ並んでいる。効果は「コインを2回投げ、表が出た数だけたねポケモンを山札より選び、相手に見せてから手札に加える。そして山札を切る」というもの。 |
悪の組織のモンスターボール |
ポケモンカードゲームにのみ登場。ロケット団、マグマ団、アクア団、プラズマ団のものが存在しており、上半分には組織のロゴマークが刻まれている。それぞれ山札からロケット団のものはわるいポケモン、それ以外は各々の組織に所属するポケモンを1枚手札に加える効果を有する。マグマ団とアクア団は上位のスーパーボールのカードも存在し、それぞれさらに基本闘エネルギーと基本水エネルギーも手札に加えられる。 |
DNAボール |
『ポケットモンスターSPECIAL』に登場するボール。ロケット団ボス・サカキがDNAポケモン・デオキシスを捕獲するために使用した。モンスターボールと似た形状で、赤部分に「DNA」の文字が刻まれている。 |
いにしえのモンスターボール |
『ポケットモンスター(第8シリーズ)』で登場。ロイが持つ現時点ではとある伝説のポケモンと関係があるとされる謎のボール。装飾が施されている。 |
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
全作品を通してアイテムとして登場。取って投げるとモンスターボールの中から予め用意されているポケモンがランダムで登場し、モンスターボールを使用したプレイヤーをサポートしてくれる。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』からは伝説のポケモンが出現しやすい上位アイテムにマスターボールが登場するようになる。
似たようなアイテムとしてアシストフィギュアがある。
表の略称等
- 64:『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』
- DX:『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
- X:『大乱闘スマッシュブラザーズX』
- for:『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』
- SP:『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』
- ○:登場する
- ×:登場しない
- ☆:ファイターとして登場
全作品に登場しているポケモンは太字で記載。
※1技ではなく特性。
※2裏技でランダムの枠をメタモンにすることができた(詳しくはメタモン参照)。
※3『大乱闘スマッシュブラザーズX』『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではポケモントレーナーの手持ちの一匹として登場し、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では単独での参戦。
関連タグ
(外見がよく似ているポケモン)
(モンスターボールにまつまわる人物)
ボールガイ:『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場するガラルポケモンリーグ公認マスコットに扮した人物。
アイテムボール:フィールド上に落ちており、調べると中に入っているアイテムが手に入る。モンスターボールと同じ外見であるが、『ポケットモンスター X・Y』以降は区別のためか『わざマシン』のみ上半分が黄色になった。(黄色く発光する)
赤城まどか:『ポケットに冒険をつめこんで』の女主人公の名字の赤白が元ネタ。(一般的なモンスターボールの方)
スマッシュプレート:『大乱闘スマッシュブラザーズX』の「亜空の使者」に登場する、同じような能力を持つアイテム。
バトルナイザー ネオバトルナイザー ギガバトルナイザー:ウルトラシリーズの外伝『大怪獣バトルに登場する同じようなアイテム。モンスターボールが元ネタとなっているといわれがちのようであるが、そもそもポケモンシリーズ自体がウルトラシリーズのカプセル怪獣を元ネタとしているため、実際にはかつての自社のアイデアがベースになっているといえる。