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ポケモンホーム

ぽけもんほーむ

全ポケモンが集まる場所。それが『Pokémon HOME』。
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概要編集

2019年5月29日に開催された『ポケモン事業戦略発表会』で発表された、「全てのポケモンが集まる場所」をコンセプトとしたクラウドサービス。

Nintendo Switchスマートフォン向けに2020年2月12日にサービス開始。

Nintendo Switch版とスマートフォン版双方を、1つのニンテンドーアカウントで連携することにより、幅広いサービスが受けられる。


「ポケモンバンク」に登場したアズサ女史ではなく、ダイ・オーキドなる何処ぞの誰かに似た人物が責任者。モンボーというモンスターボールのマスコットがナビを務める。


新作に対応するごとに新作の隠れ特性を持った最初のポケモンが配布される傾向にある。



機能について編集

ポケモンバンクポケムーバー機能編集

沢山のポケモンが預けられる「バンク機能」と、過去作から連れて来られる「ポケムーバー」機能が本作でもそれぞれ名称を変えた形で対応している。

3DS『ポケモンバンク』・スマホアプリ『ポケモンGO』・そして『ポケットモンスター Let'sGo! ピカチュウ・イーブイ』(以下、『LPLE』)と『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下、『剣盾』)と連動し、穴埋めすると地方図鑑登録、説明閲覧が出来る。『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下、『SM』)以前のポケモン及び『ポケモンGO』と『LPLE』で捕まえたポケモンを『剣盾』に連れて行くことが可能である。

ただし、『LPLE』の相棒ピカチュウと相棒イーブイ、『ポケモンGO』に登場するコスチュームポケモン、シャドウポケモン(ポケモンGO)は不可(リトレーンしたライトポケモンや、帽子を被ったサトシのピカチュウは可能。ただし、ライトポケモンは通常の個体になってしまうため注意)。


2020年11月11日より『ポケモンGO』と連動開始、ただし1度に最大50匹転送が可能だった『LPLE』時とは異なり、ホームへ連れ出せるポケモンは1度に25匹、さらに転送エナジーの上限内と定められている。転送に必要なエナジーの量は種類によって異なり、色違いのすがた伝説のポケモンなどの貴重な個体は必要エナジーが多くなる。例えば色違い且つ伝説のポケモンの場合、1匹送るだけでエナジーが満タンから空となる。『ポケモンGO』では一部の種類や伝説ポケモンの色違いなどがやり込み次第で複数捕獲可能なため、恐らくそうした個体の稀少性の高さを保つための調整と考えられる。

使い切ったエナジーは1週間で満タンになる。今すぐ充填させたい場合はゲーム内のポケコインを消費する必要がある(最大1000ポケコイン)。


『剣盾』ではシーズンパス形式、パッケージ版限定一体形式でDLCが双方で提供されているが、こちらは従来のサブスクリプション形式となっており、ポケモンバンクでは年間500円プランのみであったが、以下に挙げる複数のプランで提供される(ポケモンバンクにおける12ヶ月プランから実質的に値上げしているが)。

預けられるポケモン総数がフリープランでは30匹までであるが、有料プレミアムプランでは6000匹まで可能。サブスクリプション単位は1・6・12ヶ月(1年間)の3つ。

プレミアムプランからフリープランに移行した際、直近に預けた30匹がフリーボックスとなり、この30匹の出し入れは可能である。それ以前に預けたポケモンは再加入しないと閲覧・引出しが出来ない。

なお、支払に関してはスマホの場合はGooglePlay(スマホアプリのみ)残高でもニンテンドーアカウント(連携済ニンテンドーネットワークID共通のもの)残高でもどちらの方法でも支払える。


また、1度バンクからホームへ連れて行ってしまうとNintendo Switchで発売されたより前の作品へは戻せなくなるのは本作でも同様(ポケモンデータの互換性上)。

『ポケモンバンク』から送り出したポケモンは元の場所には戻せないため、『LPLE』以降の作品で解禁されていない、または連れて行けるソフトを持っていない場合ポケモンを下手に送ってしまうとボックスから動かせなくなってしまうので注意が必要(勿論、登録出来るポケモンコンプリート=図鑑完成を目指すのであれば連動で連れていけないポケモンであっても持ち込む価値はある)。

『剣盾』以降の本編間では、その本編ソフトに登場するポケモンであれば過去作とも互換がある(例:『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、『SV』)のピカチュウを『剣盾』に預けることは可能)。

ただし、覚えている技に関しては、ソフト毎に別々にデータが保持されているため、ポケモンを別のソフトに移動させた段階で異なる技になる可能性があり、場合によっては思い出し機能を利用する等して調整する必要がある。

また、ピカチュウ・イーブイ・ニャースジュラルドンキョダイマックス個体は『SV』へ送ることが出来ない(ダイスープを飲ませて通常個体へ変更すれば送れるようになる)。


『LPLE』に関しては少々特殊で、1度も『剣盾』以降の本編ソフトに連れ出ししていなければ、1度ポケモンHOMEに預けても『LPLE』に帰還させることが可能。

ポケモンHOME全国図鑑を埋めるため、あるいはボックスの預けた数を水増しして獲得出来るポイントを増やすため、『LPLE』で持て余しているポケモンを取り敢えずポケモンHOMEへ移動させておくことも可能。

逆にいえば、1度でも『剣盾』以降の本編ソフトへ連れ出ししてしまうと『LPLE』には戻せなくなるので、利用したい方は注意が必要である。

また、3DS以前の過去作産や『剣盾』以降の本編ソフト産を『LPLE』に送ることもできない。


ちなみに、Nintendo Switch版を初めて起動するとピカチュウ、スマホ版を初めて起動するとカントー御三家のうちの選んだ1匹が始めからボックスへ入っている(カントー御三家は隠れ特性持ち)。サービス当初は、ヒトカゲ系統は剣盾で入手出来たので、スマホ版の御三家は余程でない限り残りの2つから選ぶことが推奨されていたが、他系統も(期間限定ではあるが)剣盾内で実装され、入手することが可能になったので、現在はどれを選んでも差異はない。加えて、ヒトカゲに関しても、ストーリー中では入手出来ない「サンパワー」持ちであるため、選んでもそこまでデメリットはなかったりする。


ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(以下、『BDSP』)及び『Pokémon LEGENDS アルセウス』(以下、『LA』)とは2022年5月19日より連携開始。

Pokémon HOMEを介して『剣盾』ともポケモンのやり取りができるようになったが、『BDSP』では初期にポケモンを無制限に増殖・生産させるバグが猛威を振るっており、それによって生み出されたポケモンが流入する可能性があることを心配されたが、2022年2月22日更新プログラム対戦・交換にて「本来意図されていない方法や、不正なチートツール等による改造手段で入手した一部ポケモンが、通信交換や通信対戦で使用出来なくなる対応をしています。」とのこと。

『BDSP』及び『LA』と『剣盾』と『LPLE』の互換等の特殊な仕様やルール(特に『BDSP』と『LPLE』)があるとのこと。詳しくは公式サイトや各作品の記事にて。


2022年11月18日に発売『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』も対応した2023年2月1日に第1弾の連携が発表され、ランクバトルの確認ができるようになった。

本格的な連動は「春に解禁」とだけ発表されていたが、5月18日に公式から近日中に連携するという情報が発表され、5月30日に無事解禁された(春として括るにはかなりギリギリのタイミングであったが)。



ポケモン交換編集

ミラクルボックス編集

世界中の人とランダムにポケモン交換を楽しむことができる機能。交換に出すポケモンを預ければ自動的に交換されて行く。フリープランは3匹、プレミアムプランは10匹まで選択可能。


GTS機能編集

Wi-Fiを用いてポケモンを交換出来るシステム。ポケモン剣盾にはGTSがないため、『剣盾』含めたGTSはこちらを利用することとなる。

今作は、スマホさえあればソフトやスイッチ本体を持ち歩かなくても、いつでもどこでも身近の人でも世界の誰かでもポケモン交換が可能。

これまでのGTS同様幻とふしぎなおくりもので配布されたプレシャスボール個体ポケモンは交換不可となっている。また、今回から預けたポケモンに特性が表示されるようになったため、隠れ特性が欲しいプレイヤーにとってはかなり有難い仕様となっている。


グループ交換編集

最大20人のグループを作り、集まった人達で一同にポケモン交換をすることが出来る機能。

グループ内の誰のポケモンが貰えるかは交換するまで分からないので、ランダム要素を楽しむことも出来る。

グループを作ることができるのはプレミアムプラン加入者のみ。


フレンド交換編集

近くのフレンドと交換をする機能。現在では(一時的な措置の可能性があるが)遠距離での交換も可能。1日10回まで可能。


  • なお、『SM』以前のGTSと異なり、PokemonHOMEを利用したポケモン交換では通信交換による進化ができないため注意(例:ゴーストをPokemonHOMEのGTSで交換してもゲンガーには進化せずゴーストのまま)。


全国図鑑編集

ポケモンボックスにポケモンを預けることで、全国図鑑にポケモンが登録されて行く。フォルムチェンジは勿論、メガシンカが設定されたポケモン、キョダイマックスマークが付いているポケモンを預ければそれぞれの姿も登録される。

表示されるポケモンの画像は、公式イラストを3Dモデルでできるだけ再現したものとなっている。

登録されたポケモンの情報はSwitch版とスマートフォン版双方で見ることが可能。『ポケットモンスター X・Y』以降でそのポケモンが図鑑に登録される本編ソフト全ての解説文を見ることができる(サトシゲッコウガなど一部ポケモンには図鑑解説はない)。一部例外もあり、『剣盾』のイッシュ3龍やレジ系3種などは本編ソフトでは登録が無いものの、説明文をホームの全国図鑑で見ることができる。スマートフォン版ではこれに加えてポケモンの覚えるわざやとくせいの一覧も確認できる(各作品で廃止された技の情報も残っている)。

ただし、アーマードミュウツーやコピー御三家といった『ポケモンGO』から送れない姿違いもあるので注意(この他、作中イベントだけで未配信に終わったAZのフラエッテ、バンクに預けられないギザみみピチューおきがえピカチュウ、外伝産ダークミュウツーダーク・ルギアなど、大人の事情でデータがないポケモンもいる)。


また、スマホ版では登録済ポケモン達の「高さ」を比較出来る機能がある(個々の図鑑画面のたかさ表記をタップ)。1.5m程の人型スケールも用意されている。「この『高さ』って体高なの?全長なの?」と悩むポケモン絵描きにとっては地味ながらも非常に有難い機能となっている。稀にポーズや角度のせいで大きさが分かり辛くなっているポケモンがいるのはご愛嬌。

メガシンカやキョダイマックスが登録されていればその状態の大きさも確認可能。特にキョダイマックスやムゲンダイマックスさせたムゲンダイナをずらっと表示させると通常ポケモン達や人型スケールはもはや豆粒。圧巻の眺めである。


2021年6月のスマホ版アプデでポケモンモーション確認機能が追加された。タップでモーションを発生させられる他、好きな方向にポケモンを回転させることも可能。ただし、確認出来るのは通常形態・各種姿違い・メガシンカのみで、ダイマックス・キョダイマックス・ムゲンダイマックス・ステラフォルムテラパゴスは不可。


なお、PokémonHOME内で全国図鑑を完成させると、スマホ版に500年前の姿のマギアナがプレゼントされる。

1から集めようとすると中々骨が折れるが、実はポケモンバンクからポケモンを輸送した時にポケモンバンクに入っている図鑑データがPokémon HOMEにも記録されるので、ポケモンバンクでしっかりポケモンを集めていればそんなに苦労しない他、剣盾等に連れていけないポケモンを無理してPokémon HOMEに送る必要はない。


さて、姿違いポケモンを全て図鑑登録しようとなるとかなりの根気が要る。

というのも、姿違いのポケモンはそれぞれの姿を預けないと全姿が登録されず、さらに、現在では入手困難なポケモンや通常プレイで入手が出来ながらも、収集に手間が掛かるポケモンが数多くいるからであり、次の様な例がある。

  • 一部の通信サービス終了によって転送できるプレイヤーが限られた個体(サトシゲッコウガ)
  • 配信機会が限りなく少なく、正規の手段が通信交換のみの個体(キャップピカチュウ、とうちゃんザルードなど)
  • 姿違いがあまりに多く、交換成立難度が姿によって著しく異なる例(ビビヨン)
  • 1度、バンク図鑑に登録していないとHOME図鑑に反映されない個体(『ポケモンGO』産を除く、カットされたトリミアン)
  • 一部例外を除き、基本的に初登場作品でしか捕獲と進化が出来ないリージョンフォーム


ふしぎなおくりもの編集

スマホ版でのみ使える。

シリアルコードや2次元コードを入力したり読込んだりすることで、ふしぎなおくりものを受け取れる。

サービス開始後からのポケモン剣盾を対象としたふしぎなおくりものを間接的に受け取ることも可能。受取った後に表示されるシリアルコードを剣盾で入力することで受け取れる。


マイルーム編集

スマホ版でのみ使える。

連携するソフトに関するお知らせやイベント情報が確認できる。

また、ポケモンホーム内で様々な条件を満たすと達成出来る実績に応じて貰えるシールで自分のプロフィールをカスタマイズできる。

アイコンは『ポケットモンスター 赤・緑』から『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』までの主人公のものが使用出来る(『ポケットモンスター X・Y』以降は頭身が上がったために使いにくかったのであろう)。


実績について編集

特定の性格のポケモンやボールへ入ったポケモンを登録するなど難度の低いものもあれば、以下のように難度の高い実績もあり、ある意味で全国図鑑コンプよりも達成は難しい。


詳細はこちら


料金プラン編集

ポケモンホームは無料で利用出来るサービスもあるが、最大限活用するためには有料のプレミアムプランへの加入が必要となる。

ポケモンバンクからのポケモンの引っ越し等は、プレミアムプランへ加入しないと利用出来ない。

実際の料金についてはアプリ内とオフィシャルホームページ等を参照されたし。


対応ソフト編集

送るのみ編集


預ける・引き出す編集


配布ポケモン編集

配布ポケモン配布期間入手方法ほか
ピカチュウ無期限Switch版の起動
フシギダネヒトカゲゼニガメ無期限隠れ特性。スマートフォン版の起動(3匹のうち1匹)
ピチュー無期限プロフィールをシールでカスタマイズする
ロトム無期限GTSで交換を成立させる
イーブイ無期限ミラクルボックスで交換を成立させる
マギアナ無期限500ねんまえのいろ。幻のポケモンを含めた全国図鑑No.0001から0890までのポケモンを登録する。詳細は上記
サルノリヒバニーメッソン無期限隠れ特性。ソード・シールドとPokémon HOMEを連携させる(ポケモンを預け入れする)
ゼラオラ2020年6月18日-29日色違い個体。ソード・シールドのゼラオラレイド100万人討伐の報酬
メルメタル無期限キョダイマックス個体。Pokémon GOとPokémon HOMEを連携させる(ポケモンを転送する)
フシギダネ・ゼニガメ無期限キョダイマックス個体。バージョン1.4.0のアップデート記念
ナエトルヒコザルポッチャマ無期限隠れ特性。ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールとPokémon HOMEを連携させる(ポケモンを預け入れする)
モクローヒノアラシミジュマル無期限隠れ特性。Pokémon LEGENDS アルセウスとPokémon HOMEを連携させる(ポケモンを預け入れする)
ニャオハホゲータクワッス無期限隠れ特性。スカーレット・バイオレットとPokémon HOMEを連携させる(ポケモンを預け入れする)
メロエッタ無期限色違い。スマートフォン版のソフト図鑑「パルデア図鑑」「キタカミ図鑑」「ブルーベリー図鑑」を完成させる

不正利用者への対応として編集

不正なポケモン(改造ポケモン)を意図して交換に出したりした事などが明らかになった場合はポケモンホームの利用停止をはじめとした様々な処罰が行われるとの旨が、お知らせの最上部に記載されている。しかし、改造個体はGTSでも普通に流れてくる(伝説のポケモンを利用した交換に特に多い)。


特に、現時点では入手不可能なプレシャスボール入りの改造オーガポンが2024年12月21日現在のGTSでは確認されているが、その改造個体がGTSに預けられたのはなんと2023年10月13日。これは1年以上もの間、明らかな不正利用者に対するお咎めが一切無いという異常さを物語っている。

この件に対して問い合わせた有志の方も複数いるが、残念ながら未だに対応はされていない。


公式動画編集


関連タグ編集

ポケモン/ポケットモンスター ポケモンシリーズ一覧(派生)


ポケモン剣盾 ポケモンGO ポケモンLPLE ポケモンBDSP LEGENDSアルセウス ポケモンSV


前田佳織里:公式紹介動画に声の出演。本人のポストによればの男の子と母親を演じたとのこと。

伊藤美来:同様に公式紹介動画に出演したが、本人のポストでは誰を演じたかは明言していない。


歴代作品間移動要素編集


外部リンク編集

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