(Г゚Д゚)г た~か~の~つ~め~
秘密結社 鷹の爪(ひみつけっしゃたかのつめ)とは、FROGMAN率いる蛙男商会謹製の超低予算FLASH製のテレビアニメ、アニメ映画である。またその作品に登場する悪の秘密結社の名前。
島根では良くあることです。
概要
『秘密結社鷹の爪』は2006年4月~6月、THE FROGMAN SHOWの枠内で古墳ギャルのCoffyと同時にTVアニメとして放送されたのが始まり。制作スタッフはテレビ放映作品とは思えないほど少なく、ほぼ1人が作っている。
つまり監督も脚本も作成も一人が作っている。声優も基本的に女性や子供以外は一人が声を担当している。映画版はもしかしたら他に動画作成に手伝っている人がいるかもしれない。
そのシュールな作風と個性豊かなキャラクターがカルトな人気を呼び、深夜アニメ(というか深夜番組)の視聴率としては脅威の2%を記録した。そのカルト的な人気ゆえに5回のテレビ放映と3回の映画化を記録した。ほとんど一人が作っている作品がアニメ化5期、映画化8作、OVA2作作られるのは、他のアニメ会社は泣いているに違いない。
その他、現在では色んなメディアでスピンオフやコラボレーションが展開されており、「作品の内容は知らなくても吉田くんやレオナルド博士は知っている」といった人も多く、何だかんだで最近は世界征服が進んでるような気がしないでもない。TOHOシネマズのマナームービーなどで馴染の深い人もいるだろう。
島根では良くあることです。
まさかの全国放送
第3期にあたる「鷹の爪NEO」は、NHK「ビットワールド」の1コーナーとして放送。深夜枠からの大出世である。
子供達にもかなりの人気らしく、9月に実施された「人気コーナーランキング」にて2位を記録。ちなみに「人気キャラランキング」では吉田くんが7位にランクインした。
また、ランキング1位(ねず)対するコメントにてコーナー出演者のバカリズムが「鷹の爪より人気あるんだよ」と自慢げに言うほど、出演者達も鷹の爪が1位だろうという考えがあった様子。
そして2013年は少しランクが下がるものの、2014年度のランキングではダントツ1位といった結果になる。もうこれからは鷹の爪だけでいいんじゃね?
作品履歴
- 2006年
- 『THE FROGMAN SHOW』の枠内でTV放映開始
- 2007年
- 世界初となる全編FLASHアニメによる映画「秘密結社鷹の爪THE MOVIE~総統は二度死ぬ~」が上映
- 2008年
- 劇場版第2弾「秘密結社鷹の爪THE MOVIE II~私を愛した黒烏龍茶~」が上映
- 2009年
- テレビ朝日にて第二期「秘密結社鷹の爪 カウントダウン」が放送された
なお、放送開始に際して吉田くんの不手際によりSUNTORYが一時期非提供だった
- 2010年
- 劇場版第3弾「秘密結社鷹の爪THE MOVIE3~鷹の爪.jpは永遠に~」が上映
また、MOVIE3の特装版DVDにはOVAとして「秘密結社鷹の爪THE MOVIE4~カスペルスキーを持つ男~」が封入されている
- 2011年
- 総統主演のスピンオフ作品「ハイブリッド刑事」が無料上映(下記参照)。
- 2012年
- 1月から3月までMBSにて「外伝 むかしの吉田くん」が放送
4月よりまさかのNHKで第三期「秘密結社鷹の爪NEO」を1年間放送
同時に、ネットでは「秘密結社鷹の爪.jp」が配信されている
- 2013年
- 4月より引き続きNHKで第四期「秘密結社鷹の爪MAX」を1年間放送
- なお「MAX」の予告動画では、学園モノで、総統以外が女子学生化。萌え路線でやっていくことを発表した。
- ↑内容は確実に変更になります。ご了承ください。っていうか絶対に変更になりました。
- 「さあ、今週も張り切って世界征服!!」とNEOでは総統が言っていたが、MAXでは吉田が言うようになった。
- また、劇場版第4弾「鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~」が上映された。この時に超短編OVA「鷹の爪6~島根はやつらだ~」のDVDが数量限定で来場者に配布された。
- 2014年
- 4月より引き続きNHKで第五期「秘密結社鷹の爪EX」を放送
- オープニングの決め台詞はNEOと同じく総統が担当。
- また、劇場作品第5弾「鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ」が上映された(こちらも"ジョブーブのおごり"という名目で無料で観ることが出来た)。
- 2015年
- 引き続きNHKで第六期「秘密結社 鷹の爪 DO(ドゥー)」を放送
- 『ビットワールド』アニメコーナー史上最長記録とのことである。
- 2016年
- 記念すべき放送開始10周年(曰く「クソアニメと呼ばれて10年」)。
- 3月で『ビットワールド』内での放送が終了。
- 4月から放送形態をLINE LIVE(LINEの動画配信)に移し、「秘密結社鷹の爪GT」として配信。
また8月には月刊コロコロイチバン!にて連載の吉田くんの幼少時代をメインに描いた
劇場作第6弾「鷹の爪8~吉田くんの✕(バッテン)ファイル~」が上映された。
- 2017年
- 10月、アメコミのDCコミックスの人気ヒーロー・ジャスティスリーグと超格差コラボを果たした
劇場作第7弾「DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団」が上映された。
(良くこんなコラボ許したな…DCコミック)
- 2020年
- 10月4日よりTOKYO MX他にて新作テレビアニメ『秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』放送開始。初の本格的なストーリ物で全12話。
あらすじ
都内某所に秘密基地を構える、世界征服を企む間抜けな悪のベンチャー秘密結社、鷹の爪団。彼らは日々世界征服のために怪人を製造したり作戦行動を起こすが、いつも短気で金にがめつく正義のかけらも見られない正義の味方・デラックスファイターに野望を止められてしまう日々…。
彼らが念願の世界征服を果たし、誰もが幸せに暮らせる世界を手に入れる日は訪れるのだろうか?
主な登場人物
- 総統(C.V. FROGMAN)
- 本名「小泉鈍一郎(こいずみどんいちろう)」。鷹の爪団のリーダーで栃木県出身。非常に間抜けで涙もろくはあるが、世界を愛しながらの世界征服の理想は気高い。よく「地下鉄職員」と間違われる。何だかんだで鷹の爪団の中でも最も常識人。しかし博士が人間に進化したと思い込んでしまうくらいのバカであることもある。ちなみに世界征服歴は23年らしい。その間何をしていたのかは不明だが、劇場版5では滅亡した彼方の「惑星トリドン」で誕生したトリドン人の王子であることが判明。総統の耳が尖がっていたのも、その一族の名残からと思われる。
初期の着ぐるみやフィギュアは構造上、少しだけでも斜め上から見ると目が帽子のつばで完全に隠れてしまっている。
2011年1月に総統を主役として上映されたスピンオフ映画「ハイブリッド刑事(デカ)」は、映画館にてなんと無料で見ることが出来た。
「優しく殺して~ キリング・ミー・ソフトリー!!」「お慈悲をくださいー!」
- 吉田君 (C.V. FROGMAN)
- 本名「吉田”ジャスティス”カツヲ」。鷹の爪団戦闘主任。よく女装する。島根とお母さんとエッチな本を愛する島根一の鳩ボーイ。ハト会社と間違えて赤ちゃん用品メーカー会社に入社した経験がある。背が「90センチ」とちっさいので車の免許は持っていないはずだが、最終回では緊急時であるためか車を運転している。しかし、足が短くてアクセルを強く踏めず、強く踏もうとすると前が見えなくなるのが定番ネタ。
「た~か~の~つ~め~」ポーズの発案者。色々と間抜けなところばかりだが、世界征服にかける情熱は総統にも負けない。たいてい、吉田君がトラブルメーカーとなって色々と騒動を起こす。果てには製作者のミスを彼のせいにされたことも。島根県のスーパー親善大使になり、島根で吉田君Tシャツが販売された。
2015年から、誕生日と年齢が変更され、バレンタインデーの「2月14日」からFROGMANの結婚記念日と同じ日の「7月27日」となり、年齢も「24歳」から「21歳」に引き下げられた。
「あなたのために歌うことが、こんなにもつらいことだなんて…」「ぼくピンク色の子馬ほしい~」
フィリップ (C.V. FROGMAN)
- 吉田君に言われるがまま引っ張られて鷹の爪団に入団した。島根県出身。見た目はゴツイが超シャイ。鷹の爪団を一時追放されたり、死んだと思ったらリモコンひとつで幽霊と実体に変化出来るようになったりと色々と不幸な人。(本編では老化マシンにより既に墓石だったが、死因は不明)「~カウントダウン」では鷹の爪団をクビになった直後に古本屋のバイトから社長に上り詰めた超シンデレラボーイ。鷹の爪団で唯一既婚者のリア充。映画版第一作ではフィリップと総統について衝撃的な事実が発覚する(普通にこの内容はクイズになったことがある)。また「昔の吉田くん」という派生作品の最終回にてさらにとんでもない事実が発覚した。指を突き上げ、中指でファックサインをしている様に見えるが、これは人差し指を上げているとのこと。NEO以降では指を上げていない時もある。メンバー唯一鷹の爪ポーズをしないが、一度だけ牛になった時だけポーズをしたことがあった。
「これ、ウリじゃ…」「NO~」(涙)
レオナルド博士 (C.V. FROGMAN/実写出演:佐野史郎)
- 鷹の爪団のマッドサイエンティスト。100円ショップで買った材料で宇宙船まで作ってしまう。彼に熊と言ってはいけない。噛まれて死ぬから。彼の技術力はもはや錬金術レベルである(バナナやカレーからバイク、初カツオとペーパーカンパニーからパソコン(筐体のエンブレムはHPだがヒューレット・パッカードではない)を作ったなど)。別の作品では彼が主人公になっている物も存在。『~THE MOVIE3』では博士が中心となった物語が展開されるが…ちなみに加工した声は吉田の声と同じ音程であることが判明。『GO』ではなんと実写化し、なんと佐野史郎が登場した。
- 「おう!そう言うんじゃないかとおもって、○○○を作っておいたぞ!」吉田「さっすが博士!天才すぎ!!」
- がほとんど最近の定番ネタ。番組枠以降によるドラえもん化である。
「オラオラオラオラ……イシクラッ」フィリップ「!?」 「お前らバカ!ここにきてもバカ!バカは死ななきゃ直らないんだ!」
菩薩峠くん (C.V. FROGMAN)※
- フェンダーミラーに捉えられたところを鷹の爪団に救われ、その後総統のことを「パパ」と慕う超能力少年。顔が紫色なのは超能力少年だから。初期作品によると当初、顔の紫色は気持ち悪い少年という設定だった。DXファイターを異常に嫌う。総統が大好きなのか常に総統の近くにくっついているように見える。ちなみに『GO』では、博士が実写化したのと同時に彼も実写化している。
「パパ…」「イラナイ」
デラックスファイター (C.V. FROGMAN)
- 鷹の爪団のライバルとなる正義の味方…のハズだが、やってることは凡そ正義の味方とは言い難い。一応正義の味方の自覚こそはある。
前述のOVA『~THE MOVIE4』においてはデラックスファイターが主役を張っている。
「はい、デラボー」黒手形「省略するなー」「バカ、バーカ、ぁぶぁぁーか!」
と、主要キャラ(レオナルド博士のみ機械を使用)、およびサブキャラをFROGMAN一人でほとんど演じている。島根では良くあることです。なお、それまでFROGMANは声優業に関しては素人だったが、回を重ねるごとに演技やキャラ声での演じ分けが上達している。一度聞き比べて見るものいいかもしれない。
※THE MOVIE II及びTHE MOVIE3ではオタマジャクシ君(FROGMANの息子)が担当した。
小ネタ
関連動画
関連チャンネル
NHKでの放送はタイトルごとにチャンネル開設、その他のシリーズは「鷹の爪ちゃんねる」にまとめられている。エクストリームからは第1話のみ配信、最新話は配信1週間後に削除されるようになった。どうしてこうなった。
関連項目