直通特急とは、複数の区間・事業者に乗り入れる特急の事である。
運転形態としての直通特急は他事業者でも見受けられるが、大体のケースでは「○×ライナー」等の名称であり本項で述べる
山陽・阪神直通特急のような種別・表示での「直通特急」は他事業者では見受けられない。
(ググッても上位は山陽電鉄・阪神電鉄間のものしか見当たらない)
なお、同地域の競合であるJR西日本の場合「直通快速(DirectRapidService)」という表示種別が後に新設された。
阪神大震災により乗客をJRに大幅に奪われた起死回生策として1998年2月15日に誕生。
山陽姫路から阪神梅田まで100km弱の区間を1時間半で結ぶ。
もともと神戸高速鉄道が開通した際に線路自体は阪神・阪急・山陽は繫がっており、姫路-大阪間
の運転は可能では有ったが、開通後30年近く経った後に実現した。
当初は「姫路ライナー」「大阪ライナー」の副票を掲示していたが、姫路-大阪間を結んでいるということが
沿線に浸透したということで掲示はなくなり「直通特急」の表示のみとなる。
山陽電車が平日データイム15分間隔に対し、阪神は10分間隔で特急が走っていた為、
神戸高速鉄道区間で全駅停車をする種別と一部のみ停車する種別にて運転調整を行い辻褄を合わせている。
開始当初は山陽と阪神の特急運転間隔の最小公倍数から30分に1本の運転間隔で種別表示は直通特急であった。
この直通特急は好評を博したため、5030系中間車増備等をもって増発が行われる。
しかし30分間隔より運転本数を増やしてしまうと最小公倍数から外れるのでダイヤが不均等となるか、どこかで
運転調整と言う形で長時間停車を行い辻褄を合わせる必要が生じた。この運転調整を行う方の直通特急は
神戸高速鉄道線内は全駅停車する事にし、直通特急と表示することで運用された。
直通特急の開始で阪神沿線に山陽5000系/5030系が乗り入れる形となり、また乗り入れ区間の
使用料相殺のため車両比率が山陽2:阪神1となった為、阪神線内でもクロスシート率が上昇。
競合するJRの221系/223系も転換クロスシートでもあったので評判がよく、結果その後新造された
阪神9300系および更新工事が行われた8000系は転換クロスシートが導入された。
ただし、近鉄に乗り入れる予定の9000系/1000系はラッシュ対策で従来通りロングシート。
ニコニコ動画内では直通特急区間でも特に線路が真横の明石-舞子間の電車バトルのように
競い合う併走シーンが多数うpされている。
阪神電車の車両も、自社線内は105Km/hが最高速度だが、山陽の特に舞子以西区間は
高速直線が主体となる為110km/hで走行する。自社線よりも乗り入れ先のほうが速く走れる
ある意味ほくほく線みたいなものかも。
また準大手私鉄なのにアーバンネットワークに果敢に立ち向かっている為「西の京急」タグが
付いてみたり・・・・。
全時間帯 月見山駅 (JR須磨海浜公園駅 に対抗)
一部種別 (直通B特急) 須磨寺 東須磨 西代 (神戸西部が微妙に改善)
一部時間帯 (通勤時間帯) 白浜の宮 (パナソニック姫路液晶工場)
という内容が発表された。
直通特急については直通特急より停車駅が山陽線内では3駅増える形となり、
須磨以東、三宮まで各駅停車となる(予定)
実際のところ、今まで高速神戸駅で3分近くロスタイムを起こして阪神のダイヤと辻褄合わせをしているので
その分、止まらない駅に停車し、今まで通過駅の利用者へ乗車チャンスを提供するダイヤでは有るが
トータルタイムは変わらないものの、須磨から三宮まで各駅停車となった場合の心理的影響が
多いのではないかと、某掲示板などでは「山陽オワタ\(^o^)/」とかなんとか。
なお、従来明石駅と須磨駅で緩急接続していた普通車との接続は取りやめとなった
中間地点である霞ヶ丘駅での通過退避となる。
これも実際のところ須磨駅と明石駅で、5分以上の待ちぼうけを普通車が行っていた為、改正後
所要時間自体は短縮するが、特急停車駅で緩急接続が出来ない(隣のホームに電車が居ない)
事による心理的影響で、某掲示板では「山陽オワタ\(^o^)/」(ry
この改正は、阪神なんば線に連動したものであり、阪神本線のダイヤも相当変わってしまったため
某掲示板では(ry
まぁ本当にオワタ\(^o^)/状態になるかどうかは夏頃に新快速と、併走バトルをする快速の混雑度の
上がり具合で判るのではないかと・・・ちなみに新快速は全車12両化しますwww
白浜の宮のパナソニック工場は、急激な景気減速に伴い、当初より投資規模が小さくなった為
白浜の宮よりも別府に停車させたほうがよかったのかもしれない。
なお停車本数が増えた荒井駅および別府駅は神戸製鋼の高砂・加古川工場の最寄り駅。
荒井駅にはその他、三菱重工の工場およびその関連会社が集中しており、近年他の駅とは異なり
利用者が数割伸びたということで停車本数が増えた模様。
ただこれだけ停めるのであれば、現在休止中の急行を復活させ直通急行とかの表記のほうが
よいのではないかとか・・・実際、現在の直通特急(特にラッシュ時に運転されるもの)の停車駅は、
運転休止前の急行停車駅(ラッシュ時の直通特急との違いは、妻鹿・別府・藤江・西新町・西舞子に停車し、
舞子公園・滝の茶屋を通過の実質3駅差)と近似している。
特急にしては停まり過ぎという事で、翌年ぐらいに近鉄特急が 近鉄社長の念願どおり乗り入れた場合、
現在の直通特急は降格されるのかもしれない。
須磨-須磨寺-月見山-東須磨-板宿-西代-高速長田-大開-新開地-高速神戸-西元町-元町-三宮
という13駅連続停車を行い、プラスして通勤時間帯は白浜の宮、荒井、滝の茶屋にも停車する運用を行った結果、
隣接競合するJR西日本神戸線「普通(西明石以東快速)」よりも時間がかかるという特急らしからぬ状態に陥った。
連動駅の種別表示器では「ト」ではなく「フ」とSANTICSにまで普通車扱いされる始末である。
ここに「特急=特に急がない」という新種別の地位を確かなものとした。
阪急電車も神戸本線は神戸高速鉄道東西線を介して山陽電鉄本線と繋がっており、神戸高速鉄道開通時は相互乗り入れとして、山陽須磨浦公園駅~阪急六甲までが相互乗り入れを行っていた。ただ、阪急梅田まで山陽車が運転することはなく、また逆に阪急車(神宝線車両)が山陽姫路まで運転する事は無かった。この為現在に到るまで、阪急で「直通特急」の表示種別は存在していなかったが、2010年より神宝線(神戸本線・今津線)~京都線嵐山の臨時直通運転の表示種別が「直通特急」となった。フォントも山陽車の直通特急車と同様のもの。従来は「臨時」等の表示であった。
バリエーションを広げながら十年を超えて運用され地域に浸透し、競合のJRも「直通快速」を表示するようになった事から、表示種別としての抵抗感が下がったという事も考えられる。
このように「幕」が準備された為、仮に神宝線の車両のうち6両編成化が可能で、山陽の列車無線を未だ搭載している車両を回す事が出来れば、阪急梅田-山陽姫路間の直通特急も「臨時」で設定は理屈の上ではできるようになった。(山陽車及び京都線車両は車体が神戸線より大きい為、御影以東~阪急梅田を走行出来ない事から、仮に現行車両で直通運転する場合片乗り入れになる)
尤も、阪急の現状から考えると、運転する事はまず無いと思われるがw
直通特急+通勤時間帯の停車駅増(白浜の宮・荒井・滝の茶屋)という最強の組み合わせをアナウンスしたら・・・
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最終更新:2025/01/09(木) 08:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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