樫本学ヴとは、児童漫画家である。ヴは手塚治虫の虫を意識したものらしい。愛称は「カッシー」。
1987年に『刑事ボット B.B』で月刊コロコロコミック連載デビュー。
しかし、暫くは人気とは程遠い時代を過ごし、1990年の『江戸っ子ボーイ がってん太助』でブレイクし一躍人気作家の仲間入りを果たし、同作はアニメ化も果たした。ちなみに、前年1989年の『爆走! ダッシュクラブ』より、現在まで使われるミカン帽子をかぶった自画像で漫画内にも登場するようになる。
その後、1993年に『嵐のJボーイ ぶっとび闘人』『やったね!ラモズくん』を同時連載してからはコロコロで2作品同時連載のスタイルを暫く続けた。なお、この2作品は両方ともサッカー漫画なのだが、闘人が大真面目なサッカーをやっているのに対してラモズはサッカーとは関係のない話ばっかり載せていた。なお、この頃ぐらいから自身の浜田省吾マニアぶりが炸裂するようになり、画面の端々に「ハマショー」と書かれていたり、ラモズが「さよならゲーム」のジャケットそのままに扉絵に登場したりしていた。
ちなみに、ぶっとび闘人の第1巻で『樫本学ブ』と誤記された単行本が出回ってしまっている。
1995年にスタートした『学級王ヤマザキ』は『がってん太助』以来のアニメ化作品となり、ゲーム化、劇中歌のCD化もなされた。同作はおはスタ内でのミニ番組からポケモンの代打として穴埋め番組となり、さらにレギュラー化された。かなり下品な漫画だったためか、アニメ化に際しては幾つかのキャラクターが未登場のままになったり、大幅に描写が軟らかくされているなどの改変があった。なお、この時期にギャグ作品ではよく四角いメガネを多用するようになるが、樫本曰く「胡散臭さを出したいときに雰囲気で入れる」ということで特に特定のモデルがあるわけではない。
ヤマザキの次回作として2001年にスタートした『コロッケ!』は主人公の顔こそヤマザキ似だったが、ストーリーは180°異なる超シリアスなファンタジー漫画で、それまでギャグ漫画家の代表格だった樫本の新境地を見せつけ、アニメ、ゲームともに大好評のまま5年以上も連載が続き、樫本作品史上最大のヒット作となる。
さらに次回作の『ぼくはガリレオ』も3年以上続く壮大なファンタジー作となった。
以降は暫くホビー漫画などを描いていたが、2013年よりペンネームを“かしもとまなヴ”として『ぷにゅぷにゅ勇者 ミャメミャメ』を開始。
2014年5月24日からはTwitterを開始。最初のつぶやきは同日13:11の「単行本ももうすぐ発売されますし、告知用にしばらく始めてみようかと。。あ、こんにちはみなさん(^o^)/」だった。
Twitterでは過去の主人公たちの落書きが時折アップロードされるほか、熱心なファンからは今でもカッシーグッズを持っているというファンレターが届いていることもある。
2015年発売のコロコロアニキ第2号において『爆裂!カッシーオールスターズ』と銘打った過去作品の主人公たちが一同に会する夢の共演作を執筆。
「キミはどの世代?」をコピーにマニアックなキャラも含めて樫本の画業30周年を祝うパーティ会場に突如現れた「邪神プー」と戦うというもので、ホストキャラとなったのは最大のヒット作だったコロッケ。コロッケのハンバーグーやヤマザキの野グソ、ラモズの絵描き歌などのいつものネタ満載でしかも画風が全く変わっていないという作風は好評を以て迎え入れられた(さすがにムチッコのように版権が厳しいのは無理だったのか登場しなかった)。
また、2012年より西予市のマスコットキャラクターとなっている「せい坊」のデザインも担当。2015年には絵本も発売予定。西予市のイベントで顔出し出演することもあり、その際には漫画でおなじみのあのミカン帽子を被って登場することもある。帽子がミカンなのは、もちろん出身が愛媛だからである。
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最終更新:2024/12/23(月) 05:00
最終更新:2024/12/23(月) 04:00
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