松浦鉄道とは、佐賀県有田町から長崎県平戸市を経由し長崎県佐世保市にかけて走る第三セクター鉄道事業者である。通称「MR」。
特定地方交通線であったJR九州の松浦線を転換した路線である西九州線を運営している。
有田駅からたびら平戸口駅を経由し佐世保駅までの57駅、北松浦半島を一周するように走る全長93.8kmの路線である。
主な途中経由都市は佐賀県伊万里市、長崎県平戸市など。有田〜伊万里、伊万里〜平戸口などを利用する際はこの鉄道が利用しやすいが、伊万里~佐世保や有田〜佐世保の場合はJR九州の佐世保線を使った方が便利である。
2015年現在、様々な経営合理化や努力を続け2年連続の黒字を達成しており、また駅の駅名標の交換、枕木のPCマクラギ化などの施設の新たな近代化もおこなっている。そしてこの鉄道は沿線との関係がとても密接であり、例えば地域のイベントに参加、または主催したり小中学校へ鉄道の安全についての講習をおこなったりと、沿線の力になろうと努力している。
松浦鉄道の驚くべきところがある、それはローカル線とは思えない本数だ。朝夕は基本20分ヘッド(10分くらいで列車が来ることも)そして一番利益が出ていると思われる佐世保〜佐々では快速列車の設定もしている。
また2020年3月には長崎スマートカードに代わってnagasaki nimocaを導入した。おかげでJRでは全国の交通系ICカードが使えないのに松浦鉄道では使えると言う不思議な現象が起きている。
佐世保中央〜中佐世保間は普通鉄道の駅として距離が日本一短い区間のひとつ(もうひとつは筑豊電気鉄道の黒崎駅前駅〜西黒崎駅)であり、ものの数秒で到着することで有名。また、たびら平戸口駅は我が国の普通鉄道最西端の駅として知られており、那覇市にゆいレールが開業するまでは我が国の鉄道最西端の駅であった。
佐々町にある清峰高校前はかつては「上佐々駅」という名前であったが、2005年から2006年にかけて同校野球部が甲子園で破竹の勢いで勝ちまくって怒涛の大旋風を巻き起こしたため、それに便乗あやかって2007年に現在の駅名に改名された。その後、2009年春の選抜甲子園で清峰野球部は長崎県の学校として初の全国制覇を成し遂げている(この時のエースピッチャーが現広島東洋カープの今村猛投手である)。
近年はどこまで乗っても200円と言う「200円デー」を開催しており、破格の値段で長距離移動できる日がある(乗り換えの場合は打ち切り計算になるが、それでも伊万里乗り換えで全線乗り通しても400円……)
ちなみに余談ではあるが、2015年5月よりこの鉄道唯一の開業当初の塗装を身にまとったMR-401が何故か車両基地で動けない状態となっている(恐らく故障ではない)
現有車両はMR-400形(MR-401)、MR-500形(MR-501)、MR-600形(MR-601~MR-621)の23両である。
松浦鉄道転換前から存在する駅は太字。なお松浦鉄道は有田から佐世保へ向かう列車を下りとして案内しているため、この表も有田から佐世保へ向かって記載する。
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最終更新:2024/12/23(月) 09:00
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