チャンステーマとは、野球(特にプロ野球)の応援活動で、得点機(チャンス)に演奏される曲のことである。
略称は「チャンテ」。
プロ野球には、私設応援団というものが存在し、NPBから認可される形でトランペットやドラム、呼子笛を用いての応援活動すなわち鳴り物応援が行われている。通常、選手が打席に立っている際に演奏される応援歌は、その選手個々人専用の選手別応援歌が、まだ実績のない若手などの選手には汎用テーマと呼ばれる応援歌が演奏される。しかし、試合の終盤、通常6回から後のイニングで、得点圏(二塁や三塁)に走者を進めた際には、応援団は打席に誰が立っているかを問わず、同じテーマ曲を演奏し続けることが多くなる。これが、いわゆる「チャンステーマ」である。
チャンステーマの始祖については諸説あるが、1990年代に大阪近鉄バファローズの私設応援団が、「暴れん坊将軍のテーマ」をチャンステーマとして演奏し始めたのがその始まりと言われている。
コールとしては通常の「かっとばせ」の他に、「○○(相手球団名)倒せ」などがある。対巨人戦の場合、11球団の応援団は巨人の正式略称である「読売」をコールする。
なお、オールスターでは終盤になると常時チャンステーマを演奏するのが恒例となっている。特にオールセントラルは打者の所属球団に関係なくチャンステーマが演奏されるため、巨人の選手に対し阪神のチャンステーマが演奏されることもある。
2018年現在の各球団の主要チャンステーマを、前年度2017年のペナントレース順位順に記す。
全てオリジナル曲。なお阪神では2005年途中に応援歌を従来制作していたが暴力団関与等により既に球場から排除されていた応援団「中虎連合会」が著作権絡みの不祥事を起こしたため応援歌が一斉に変更されたが、この出来事以前は岡田彰布の応援歌(原曲は早稲田大学のコンバットマーチ)として用いられていた曲がチャンステーマとして用いられていた。
なお、優勝がかかった際などに、このチャンステーマ1~3を続けてメドレー形式で演奏することがあった。
特記ない限り2004年の球団消滅まで。なお、合併後も復刻応援を実施する際は使用される。
日本代表(侍ジャパン)の常設化に伴い、2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックより、専用のチャンステーマが作成・演奏された。また、同年のオールスターゲームにおいても演奏された。
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最終更新:2024/12/23(月) 20:00
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