シーシェパード保護協会(Sea Shepherd Conservation Society, SSCS)とは、アメリカ合衆国ワシントン州フライデーハーバーに本部を置く国際非営利組織(NPO)である。通称はシー・シェパード(SS)。反捕鯨や海洋生物保護を訴える環境保護団体を自称する海賊、国際エコテロリスト組織である。
別名のシーチワワ保護協会(Sea Chihuahua Conservation Society)としてよく知られている。
海賊旗(ジョリー・ロジャース)の「髑髏と骨(スカルアンドボーン)」の意匠をモティーフにしたシーシェパードの紋章。鯨と海豚(イルカ)を額に顕わした髑髏の下に、海洋神ネプチューンが持つ三叉槍「トリアイナ」とキリスト教聖職者が持つ、牧羊の杖を模した牧杖、「バクルス/パストラルスタッフ」を交差させている。
シーシェパードを直訳すると「海の羊飼い」である。ユダヤ教、キリスト教の旧約聖書では、唯一神ヤハウェや王が羊飼いに、ユダヤの民が羊の群れに例えられている。自らが人々を導く羊飼いである事を暗示する名称は、マスコミが「社会の木鐸」と自称するのと同様、啓蒙専制君主的独善思想であろう。
自称環境保護団体。非政府組織(NGO)環境保護団体、過激な環境保護運動をするグリーンピースでさえ手に余る、さらに過激な武闘派セクトがグリーンピースから袂を分かって独立し、ポール・ワトソン(Paul Watson)が代表となって1977年に設立された非営利団体である。「海の自然、環境保護のための警備」を目的とし、法的には「国連世界自然憲章」を根拠とする、環境保護の名を借りた極端な動物愛護を政治目標に掲げた、カルト的国際エコテロリスト組織である。
捕鯨船に対する攻撃は日本人、ひいては黄色人種に対する人種差別があると言う言説があるが、白人が中心の国、カナダのアザラシ猟に反対して、カナダの湾岸警備隊に対し攻撃[1]し、代表のポール・ワトソンが、1980年、IWC(国際捕鯨委員会)で捕鯨賛成に回ったカナダ代表に殺人予告をした事に代表される様に、人種に関係なく動物愛護原理主義に基づく行動をする。
海上で実力行使をする為の保有する船舶は複数あり、その船団を軍隊用語で「艦隊」とも解釈出来る"The Fleet"と称し、彼らの艦隊は"Neptune's Navy"、海洋神ネプチューンの海軍と称している。[2]
主な手段としては保有する船舶で捕鯨船に接近し、保有船舶での体当たりや航路妨害、ロープやネットを投擲して航行を妨げ、酪酸を使った化学兵器「悪臭弾」[3]で攻撃をする。酪酸は強烈な臭気を放つ化学物質であり、銀杏の異臭の元で知られている。魚など水生生物に対して有害で、人体の皮膚や粘膜に付着するとそれを侵す。国際化学物質安全性カードでは「環境中に放出してはならない」「あらゆる接触を避ける」とされる危険物質である。[4]
吸着地雷を用いた船舶の撃沈(カナダ:1980)、拳銃、ライフル等を用いた実弾による銃撃(デンマーク:1986および日本:1993)、警察船舶へガソリンを撒き、放火未遂(デンマーク:1986)等、数々の海賊行為・テロ攻撃を組織的に行っている。
調査、食用捕鯨への妨害だけでなくアメリカ、ネイティブアメリカンのマカー族の伝統行事(米国裁判所から認可済み)である、手漕ぎカヌーを用いた捕鯨行為に対してモーターボートで妨害行為を働くなど少数民族にも情け容赦ない攻撃をする。
詳しくは右カラムのウィキペディア、アンサイクロペディアのアイコンをクリックして一読を乞う。
反捕鯨の運動グリーンピースやシーシェパードといったNGOの活動船と日本やノルウェーなどの捕鯨船とのトラブルがある。シーシェパードの暴力的な示威活動はカナダ、デンマーク、日本、ワシントン州のインディアン部族であるマカー族に対して起こされている。 反捕鯨には日本人への人種差別が基調にあるという言説によれば、1978年6月のIWCロンドン総会で日本代表団は反捕鯨団体に赤い染料をかけられ、「殺人者!バーバリアン(野蛮人)!お前たちが殺した鯨の血だ!」と怒号がかけられ、そうした様子は「この野蛮人をみよ」としてBBCで放映された。1979年の総会でもロンドンのトラファルガー広場で「日本死刑執行」と称して眼鏡をかけた人形を吊るし、銛で刺すデモンストレーションや、日の丸が焼かれるなどした。こうした行動は同じ捕鯨国のノルウェーやソ連に対しては行われなかった。しかしながら、捕鯨問題に詳しいC.W.ニコルは日の丸が焼かれた事件について、飽くまでも差別的な個人が煽っているのであり、人種全体がそうだという訳ではないのだと語っている。(斎藤貴男「鯨と世論」『世界』2010.12月号、p176-182)
2010年1月のオーストラリア人1000人を対象にした世論調査では94%が捕鯨に反対している(「ニューズウィーク日本版』2014年4月15日号より)が、南極海の領域を管理しているという点からのテリトリー意識や観光資源としての利益保護という点もあるのだろうとされる。またオーストラリア人の傾向として調査捕鯨のように主張(調査)と実際の行為(捕鯨)が異なる「分りにくいこと」は嫌悪され、反発を招く傾向があり、現実と乖離している印象を与え続けた事が事態を大きくしたという指摘もある。
2007年に攻撃を受けた日本の調査捕鯨船日新丸乗組員二名が投げ込まれた化学物質酪酸により顔面皮膚及び目を負傷し、医師の治療を受ける人的被害を被った。[5]
2010年1月6日、日本籍船舶である第二昭南丸に対し、保有船舶である高速船アディ・ギル号による妨害行為を行った際、第二昭南丸にアディ・ギル号が激突。アディ・ギル号が大破するという事件を起こした。
以下に経緯の詳細を記述する。
(ネプチューンの海軍を自称する)シーシェパードが保有している艦隊(これも自称)である。基本的に払い下げの中古船舶を転用している。
この他に過去にも船舶を保有していたが老朽化から廃船になったり抗議行動で破損して売却している。
アディ・ギル号(Ady Gil)はシーシェパードが保有する5隻の船舶の一隻であった三胴式小型高速船。
元々はモーターボートによる世界一周レースのために開発された高速船で当時の船名はアースレース号(Earthrace)。2006年に進水。サラダ油などの植物油を燃料として使用できるエコなバイオディーゼルエンジンを搭載し、カーボン複合材などを多用した軽量な船体によって最大船速45ノット、航続距離3000海里という性能を持っており、2007年から2008年にかけて世界一周レースへの参加を行っていた。
2009年に同船の開発スポンサーとして出資していたシーシェパードによって抗議行動への参加を通達され、実質買い取られるような形で同団体に参加。
船舶名はアディ・ギル号に改名(アディ・ギルとはスポンサーの一人の名前である)され、元々灰色だった船体の色は真っ黒に塗りかえられた後、妨害工作用のレーザー照射装置、ロープネット等が積みこまれて2009年11月あたりから妨害工作に参加を始めた。
2010年1月6日、南極海にて日本籍船舶である捕鯨団の監視船、第二昭南丸に対し、妨害行為を行った際、第二昭南丸右舷に船首から突入するような形で激突し、大破。船首が喪失するほど破損し、乗員6名はシーシェパードの僚船に救助された。
なお、シーシェパードは第二昭南丸が航路を妨害したと主張しているが第二昭南丸の乗員が撮影していた映像から故意に体当たりをしかけている様子がうかがわれ、主張に対しての食い違いが発生している。
大破したの際、乗員が「浸水だと!馬鹿な、これが私達の最後と言うか!認めん、認められるか、こんなこと!」と言ったかどうかは不明である。
大破した同船舶は同行していたシーシェパードの抗議船ボブ・バーカー号に曳航されていた途中で沈没したと発表されていたが、1月8日に第二昭南丸が無人の状態で放棄され燃料を海に流出しながら漂流しているのを発見。浮遊物からクロスボウガン[6](クロスボウ, 洋弓銃[7])の矢[8]が発見された。[9]
同船舶が今後回収されるかは不明である。
オーストラリア大衆紙デイリーテレグラフが「戦争だ!」と書き立てて煽るものの、オーストラリアの新聞オーストラリアンは、「シーシェパードをオーストラリア国民が支持しない(They'd be terrorists or insurgents
)」「彼等はテロリスト若しくは反乱軍である」と断じて、シーシェパード及びシーシェパード擁護に走るオーストラリア政府との対決姿勢を明確にした。[10]
アディ・ギルのもともとの所有者であり、衝突事件時に船長であったピーター・ベスーンがニュージーランドのラジオに出演し、実はアディ・ギルは曳航可能な状態だったのだが、ポール・ワトソンの指示でテレビ映えのためにわざと沈没させ投棄したということを暴露した。つまり、実際は単なる自作自演だったということである。「戦争だ!」とまで書き立てたデイリーテレグラフはどんな気持ちだろうか。
なお、ピーター・ベスーンはポール・ワトソンの悪辣さに気付いたとしてシーシェパードから脱退し、新しい反捕鯨団体のアースレースを設立している。暴露した背景にはこういった事情もあるのだろう。
雑誌SPA!が一日体験を行った。彼らは日がな一日、ごろごろと寝てタバコを吸っていただけであった。燃料の無駄遣いや、タバコの環境破壊(ポイ捨てや製造における森林伐採)をしながら、環境保護団体を名乗る実態が浮き彫りとなった。
名目上は慈善団体なので、節税目的に寄付する大企業やリッチな芸能人などが多額の寄付を行う。よって、どこまでシー・シェパードを支持しているかは、具体的な声明がされない限り不明確である。例えばSSは著名な支持者としてダライ・ラマ14世を挙げているが、実際は支持していない。2010年東京での記者会見ではシーシェパードに対し「(暴力的な)行動をやめるよう書簡を出した」と明らかにし、過激な活動を批判した。
捕鯨問題を批判するイタリア系アメリカ人のトニー・マラーノ。日本ではテキサス親父として知られている。定年退職後の楽しみとして2007年9月から批判動画をほぼ毎日投稿し続けている。
論調としては、「環境保護活動を偽装した日本人差別だ」「日本は反撃すべきだ」と日本側を擁護している。同時にシー・シェパードの数々の行為を「ガーリーメン(Girly men:女々しい奴ら)」と批判している。
2009年1月に投稿された動画にて、オーストラリア在住のトニーの友人がポール・ワトソンにインタビューしたところ、トニーの活躍を認識している反応を見せた。
2011年頃からはトニー来日の他、日本側の態度が強くなり始めてきているためか、シー・シェパードの活動がgdgd気味になりっている。シー・シェパードから度々嫌がらせをされている。ちなみに、シー・シェパードはガーリーメンと呼ばれることを非常に嫌っている。
掲示板
754 ななしのよっしん
2024/12/18(水) 07:39:25 ID: e9q4nt/Ipd
シー・シェパード創設者を釈放、日本の引き渡し要請に応じず…デンマーク当局「総合的に判断」
https://
755 ななしのよっしん
2024/12/23(月) 14:06:54 ID: eIQgJlAEB2
https://
日本もさ、ただ放水して追い払うだけじゃなく船を撃沈するなり、捕まえた妨害工作員を海にドボンするなりしていいと思うぞコレ
連中にとってはサメのご飯になるのも本望だろうしな?
756 ななしのよっしん
2024/12/24(火) 08:51:37 ID: 0CPo2Kn42M
これはテロール先生が言う、テロリスト「自分おかしくない。周りの奴がおかしい」ってやつだな。
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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