プロ野球、リリーフにおける勝利投手の条件、規定について少し教えてください。 昨夜、カープの岩見投手が4回の1イニングを無失点に抑え、勝利投手になりました。 試合成立が5回という目安があるので、そのせいも手伝い てっきり梅津投手に権利があると思った次第です 先発投手についてはよく理解していますが リリーフにつく勝ち星は時々えっ?と思う事がたびたびあります。 みなさんおねがいします

公認野球規則10・19に勝利投手の規定が書かれています。その中の（c）でリリーフが勝利投手になるときの条件が定められています。 （1） 先発投手の任務中に、勝チームがリードを奪って、しかもそのリードが最後まで保たれた場合には、勝利をもたらすのに最も有効な投球を行なったと記録員が判断した一救援投手に、勝投手の記録を与える。 （2） 試合の途中どこででも同点になれば、投手の勝敗に関しては、そのときから新たに試合が始まったものとして扱う。 （3） 相手チームが一度リードしたならば、その間に投球した投手はすべて勝投手の決定からは除外される。ただし、リードしている相手チームに対して投球している間に、自チームが逆転して再びリードを取り戻し、それを最後まで維持したときは、その投手に勝の記録が与えられる。 （4） ある救援投手の任務中に自チームがリードを奪い、しかもそのリードが最後まで保たれたときに限って、その投手に勝の記録が与えられる。 ただし、この救援投手が少しの間投げただけで、しかもその投球が効果的でなかったときは、勝の記録が与えられないで、彼に続いて出た救援投手が、リードを保つのに十分な効果的な投球をしたならば、この投手に勝を与えなければならない。 5月7日の試合の場合、先発・今村投手がリードを保ったまま3イニングを投げて交代しました。そして、そのリードを保ったまま試合終了となりました。そのため、勝利投手は（1）によって選ばれます。最後に投げたサファテ投手にはセーブがつきますから、残りの5人の中で言えば1イニングを3人で抑えた上野投手、1イニングで1四球だけの岩見投手が候補ですが、おそらく「乱打戦の雰囲気を、先発・今村投手の直後に投げた岩見投手が抑えたことで、広島が勝利できた」と記録員が判断したので、岩見投手に勝利投手がついたのでしょう。 ただ、あくまでも記録員が判断するものなので、候補が2人以上いる時は「え？こっちの投手が勝利投手なの？」という時もありますね。