健康によい日々の緑茶を飲む回数と時間帯を御教示下さい。

緑茶は長年にわたる実績がありますので、回数につきましてはそれほど意識する必要はなく飲みたいときに飲むのでOKです。 時間帯はカフェインを含むことから、睡眠の質を上げるため夜の摂取は控えられることをおすすめします。 以下ご参考までに。 緑茶に含まれる成分のうち健康に効果があるといわれている代表的なものとして、以下の四つがあります。 ① カテキン 緑茶の渋み成分であるカテキンは、体内の活性酸素を除去する抗酸化物質、ポリフェノールの一種として、ダイエット、抗アレルギー、虫歯・歯周病対策、抗菌・抗ウイルス、血圧・血糖値・コレステロール値抑制、整腸、抗がん作用があるといわれています。 ② テアニン 緑茶の旨味成分であるテアニンは、アミノ酸の一種として、血圧降下や脳に対する保護作用、ストレスの軽減など、リラクセーション効果があるといわれています。 ③ カフェイン コーヒーと同様に緑茶に含まれるカフェインには覚醒効果があり、中枢神経を刺激し、集中力を高め、疲労感を軽減する効果があります。 ④ ビタミン 意外と知られていないことですが、ビタミンCの含有量はレモンの2.5倍、ビタミンB2、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKなども豊富に含まれています。 緑茶の成分からわかるように非常に多くの健康維持に対する有効成分が含まれており、日本を世界一の長寿国にしている最大の要因ではないかといわれています。 これを裏付ける国立がん研究センターでの研究結果があり、1日の緑茶摂取量が多くなるほど死亡リスクが低下し、男性で最大13%、女性で最大17%低下していました。 また、認知機能低下との関連については1日の緑茶摂取量が2～3杯の場合、1杯以下と比べ認知機能障害リスクが44%低下していました。 日常的な緑茶の摂取が健康増進に効果があることがおわかりいただけたと思いますが、一方では憂慮すべきリスクがあります。 それは緑茶に含まれる農薬の存在です。 市販されている緑茶に残留する農薬について調査した論文が発表されており、その結果は茶葉ではペットボトルより100倍程度も高濃度の農薬が検出されました。 近年、海外で規制が強化されているなか茶葉が野菜・果物より20～70倍も緩く、EUに比べ1,000倍の規制値となっていることから、これで安全といえるかどうかはなはだ疑問です。 さらに、小分けのティーバッグではマイクロプラスティックが溶け出すことで、内分泌かく乱物質がホルモンをかく乱し、特定のがんのリスクを高めるとの指摘が出ています。 よって、このようなリスクを最小限にするため、有機栽培・無農薬栽培の茶葉を購入し急須を利用されることをおすすめします。 こんな動画や記事を見つけましたので、ご参考にされてはいかがでしょうか。 【YouTube】 https://youtu.be/NGv8Ty5tB7s 【note】 https://note.com/matsudashii/n/n40bb950dd930