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70年代後半くらいから、従来の映画会社に代わり、出版社やテレビ局といった異業種が映画製作に進出してきて積極的にテレビ放映し始めたため、映画館での興行結果とは無関係に、テレビで人気や評価が上がる作品が出てくるようになりました。 大林宣彦監督「転校生」(1982) 日テレがATGと組んで製作した作品という事もあり、興行ではパッとしなかったものを繰り返しテレビ放映したため、人気、評価が上がった作品。 伊丹十三監督「タンポポ」(1985) 繰り返しのテレビ放映で有名になった作品で、興行は製作の伊丹プロ側と配給の東宝の息が合わず、初期作品の中ではワーストに近いほどの惨敗。 他にも、おそらくビデオやDVDなどといったパッケージソフト、商品化権などの二次収入でなんとか採算が取れていると思われる人気シリーズものは、知名度や人気の割に興行成績は悪い例が多いです。 「ガメラシリーズ」 昭和、平成両シリーズとも興行収入が良かったと言う話や公開年の興行ベストテンに入っている記録を1作も見たことがない。 特に平成三部作はマニア評価が高いのに成績はパッとしなかった。 昭和シリーズは、最初から「社団法人・映画輸出振興協会」からの融資で作っていたので、成績を気にせず作っていた部分があったのでしょう。 「釣りバカシリーズ」 「男はつらいよ」の併映から始まり、その後単独公開になった「釣りバカ」シリーズですが、途中から1000円興行になったこともあり、単独だと大体興行収入5億前後くらいが多かったんですが、一体どうやってシリーズを維持していたのか業界の人からも不思議がる声があったほど。 映画として評価が高かったかどうかは疑問ですが… 「劇場版ウルトラマンシリーズ」 「釣りバカ」同様松竹配給が多い(一時期ワーナー配給)シリーズですが、過去興行収入10億を超えたことがないはずで、近年は興行収入3億以上の作品名が載っているキネ旬年度末の決算号にも載ってない。
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ラピュタ トトロ /火垂るの墓 はナウシカを下回った それを指摘し、宮さんも次回作魔女でおわりだなと言われ、鈴木Pが日テレに出資を求めた テレビ局がおカネをだすなら、テレビで、映画を宣伝してくれる、という発想
ジブリの初期の映画は興行収入が少なかったです。 「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」は、テレビで何度も放送され高い視聴率を記録していますが、興行的には失敗でした。