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山陰本線 日本屈指の長大路線で風光明媚な為

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JR北海道の函館本線小樽築港駅〜銭函駅間。 ここは、険しく切り立った山裾と日本海の波打ち際に挟まれた区間で、車窓は四季を通じて見る者を圧倒します。 特に冬。 西高東低の冬型の気圧配置が強まったとき、低く垂れ込めた黒い雪雲から猛吹雪が情け容赦なく列車の窓に打ち付け、鉛色の荒れた海から次から次へと押し寄せる白浪が防波堤に当たり、砕けた波飛沫が線路や車体に降りかかる様は、先ほどまで車内で元気良くおしゃべりを楽しんでいたご婦人方をも無口にさせる迫力があります。 車内は、一様に無口になり、押し黙った重たい空気が支配して、厳しい冬の北海道を感じます。 同時に、そのような厳しい土地でも、皆耐えながら強く生きていく道産子の逞しさ、頼もしさも感じます。 全国の各線区には、車窓の景勝地があり、どれも素晴らしく、甲乙付け難いですよ。 ですので、自分が乗ったことのある線区の中から、最も印象深い車窓を回答しました。

もし、この区間に乗ることがありましたら、ロングシート車ではなく、クロスシートの721系か733系のuシート車をお勧めします。 クロスシートの海側席に座ってください。特に、切り立った山並みと海が一緒に目に入る小樽行き上り列車がお勧めです。 札幌方面への下り列車の方が海により近いですが、山と海に挟まれた景色は、上り列車の方が分かりやすいです。 既に全車引退した711系(通称:赤電)の2ドア車の直角ボックスシートから見る景色が、旅情も手伝って最高でした。 下り列車なら、良く晴れた日に、石狩湾越しに遠く見える暑寒別岳が綺麗ですね。