衝突エネルギーの基本公式は Ek=1/2×mv^2 Ek:運動エネルギー(単位:ジュール [J]) m:物体の質量(単位:キログラム [kg]) v:物体の速度(単位:メートル毎秒 [m/s]) なので、 重くて=m重、遅い=v遅、普通自動車が衝突した際のエネルギーと、 軽くて=m軽、速い=v速、軽自動車が衝突した際のエネルギーが同じ場合、どれくらい違うか、考察してみた。 軽自動車の重さは700kgから1,100kg程度より、平均900kgとする。 普通乗用車の平均重量(約1,526kg)とする。 1/2×m重×v遅^2=1/2×m軽×v速^2より、 m重×v遅^2=m軽×v速^2 v速^2/v遅^2=m重/m軽 v遅/v速=√(m軽/m重) ① m重=1,526kg m軽= 900kgを代入すると、①式は v遅/v速=√(900/1,526)=0.77 となり、普通自動車の速度が、軽自動車の約0.8倍で、同じ衝突エネルギーとなる。 軽自動車の速度60km/hの時→普通自動車の速度は、48km/hで同じ衝突エネルギーとなる。 なので、重い自動車ほど、ゆっくり走行する方が良いと思いませんか?